なごやっくす(Twitter@goshuin_dash)です。
八事山興正寺(名古屋市昭和区)で6種類の御朱印と御朱印帳を授かりました。地下鉄八事駅から徒歩3分とアクセス良好です。
- 御本尊:大日如来
- ご利益:諸願成就、現世平安
- 宗派:高野山真言宗
- 縁日:5日、13日、21日
- 霊場札所など:名古屋二十一大師第21番、尾張三十三観音(東海百観音)第33番、東海三十六不動尊第36番、なごや七福神寿老人
幼稚園のころ、おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に、興正寺に遊びに行った記憶があります。

八事にお参りに行こか
が、祖父の口癖の1つだった。今回、境内を歩きながらセンチメンタルな気分になりましたね。
釈迦牟尼大仏(平成大仏)と五重塔。映えます
そのとき大仏は無かったけど。平成26年(2014年)9月に奉安されたとのことです。

五重塔は愛知県内で現存するモノとしては最も古く、国の重要文化財に指定されています
この記事には、
- 八事山興正寺の御朱印と御朱印帳
- 御朱印の頂き方(時間など)
- 境内の様子や見どころ
といった情報をまとめておきますね。まずは興正寺で授かった御朱印から紹介します。
目次(もくじ)
八事山興正寺で頂いた御朱印【6種類】
入口の標柱。”別格本山”とあります。興正寺は高野山真言宗別格本山です
- 総本尊(大日如来)の御朱印
- 奥の院(西方佛)の御朱印
- 釈迦牟尼大佛(平成大仏)の御朱印
- 正観世音の御朱印
- 不動明王の御朱印
- 寿老人の御朱印
お参りする場所(お堂)なども絡めながら、一体ずつ紹介しますね。
1.総本尊(大日如来)の御朱印
まずは、総本尊・大日如来の御朱印。墨書きは以下の3要素でよろしいかと。
- [右]奉拝&参拝日
- [中央]本尊大日如来 弘法大師
- [左]八事山興正寺

印影は「天雲・雲竜に八事山・八事山」かな。御朱印の見方の基本を、以下の記事で図入りで解説しています
御朱印の見方(=何が書いてあるのか)について、神社とお寺それぞれの具体例をあげながらまとめました。御朱印初心者の方の参考になれば幸いです。

大日如来が安置されているのは、八事山で最も高い所にある大日堂(上の写真)。元禄10年に尾張徳川家二代藩主・徳川光友が母の供養のために鋳造させたんだとか。

大日堂向かいの善聚庵
【+α】名古屋二十一大師の御朱印帳にも頂きました
専用納経帳は大須観音(中区)で700円で拝受しました
興正寺は、名古屋二十一大師霊場の第二十一番札所。ということで、専用の納経帳にも朱印を頂いております。朱印料は100円です。

先ほどの御朱印の墨書きにも、(本尊大日如来の横に)”弘法大師”とありましたね

上の写真が弘法堂。大日堂の近くです。以下の三祖が祀られています。
- 開祖 弘法大師
- 興正菩薩叡尊
- 開山 天瑞圓照和尚
天瑞圓照和尚の百回遠忌にあたり建立された堂舎だそうですよ。
2.奥の院(西方佛)の御朱印
続いて、奥之院(西方佛)の御朱印。奥の院の本尊・阿弥陀如来の御朱印です。

真ん中の印影は三宝印(仏法僧宝)。右上の印影は読めませんorg

東山本堂(東山精舎)。阿弥陀如来が祀られています
ちなみに、西方佛は阿弥陀如来の別名。西方にある極楽浄土(西方浄土)にいるからとのことです。今回初めて知りました。
不動護摩堂。護摩を焚き修法を行なう仏堂です
また東山本堂の隣には、上の不動護摩堂が。創建時に建立された最も古い堂舎の1つだそうですよ。
お不動様の姿もありました。合掌。
3.釈迦牟尼大佛(平成大仏)の御朱印
三体目は釋迦牟尼大佛(平成大仏)の御朱印。中央上の墨書きは、釈迦如来を表す梵字(バク)ですね。
釈迦牟尼大仏(平成大仏)
総高7.1メートル、重さ約6トン。富山県高岡市の鋳造所で命が吹き込まれた大仏です。
4.正観世音の御朱印
四体目は正観世音の御朱印。御朱印の中央上に、観音菩薩を表す梵字(サ)が見えますね。
正観世音菩薩(秘仏)が祀られる観音堂
正観世音菩薩は、徳川光友が自身の”守り本尊”を興正寺に寄進したモノ。
観音堂への階段の途中には、開山・天瑞圓照和尚作の三十三観音(上の写真)もありましたよ。
観音堂横には鐘楼も
【+α】尾張三十三観音霊場の御朱印帳にも頂きました
専用の御朱印帳は龍泉寺(守山区)で600円で授かりました
興正寺は、尾張三十三観音(東海百観音)霊場の三十三番札所でもあります。こちらの専用納経帳にも朱印を頂きました。朱印料は100円です。

こちらの霊場巡りはまだ始まったばかり。ある程度御朱印帳が埋まったら、まとめ記事を作成する予定です
5.不動明王の御朱印
5種類目は不動明王の御朱印。今度は、不動明王を表す梵字(カーン)が中央上に見えますね。梵字の勉強になるなぁ。
西山本堂。本尊は阿弥陀如来です
不動明王は西山本堂にいらっしゃいます。
他にも、弘法大師・大随求明王(ぽっくりさん)・不動明王・文殊菩薩などが祀られており、とくに大随求明王には…
- 長寿健康
- 安産
といったご利益を願う人が、数多くお参りに訪れるそうです。
西山本堂前の弘法大師像
【+α】東海三十六不動尊の御朱印帳にも頂きました
興正寺は、東海三十六不動尊霊場の第三十六番札所でもあります。こちらの専用納経帳にも朱印(100円)を頂きましたよ。

霊場札所がいっぱい。しかも最後(トリ)ばかり

東海三十六不動尊霊場納経帳。ちょっと豪華な造り
専用納経帳(上の写真)は、大須観音で1500円で拝受しております。そして最後の御朱印が…
6.寿老人の御朱印
ラストは寿老人の御朱印。六体もの御朱印を、快く受付&記帳してくださったお寺の方に感謝です。ステキなお参りになりました。
境内には、七福神の宝船碑も
【+α】なごや七福神めぐりの御朱印帳にも頂きました
ご利益は”不老長寿”。”玄鹿の命長きにあやかれと 杖を引きつつ世を救う神”の御詠歌も
興正寺は、なごや七福神巡りの寿老人霊場でもあるんです。
ご多分に漏れず、なごや七福神めぐりの御朱印帳(宝印帳)にも御朱印を頂いております。朱印料は100円です。
専用の御朱印帳(宝印帳)が上の写真。大須観音で1000円で拝受しました。七福神の霊場を以下にまとめておきますね。
八事山興正寺の御朱印帳
- 徳川三つ葉葵(1000円)
※オレンジのほかに紺色がありました - 花結び(1500円)
興正寺では、上のオリジナル御朱印帳も授かりました。光り輝くオレンジ色が、いかにも名古屋っぽくて大好きです。
【補足】興正寺の御朱印帳は”小さいサイズ”
興正寺(左)と大須万松寺(右)の御朱印帳
興正寺の御朱印帳は小さいサイズ(文庫本サイズ)。大きさのイメージが掴めるよう、大きいサイズの御朱印帳と並べてみました。

これまでに100冊ほどの御朱印帳を授かってきましたが、お寺で小さいサイズを頂いたのはコレが初めてです
御朱印帳のサイズは大きく分けて2種類。「それぞれの呼び方・大きさ(cm)」と「御朱印巡り初心者にはどちらのサイズがおすすめか」を紹介します。

万松寺(中区大須)の御朱印と御朱印帳
大きいサイズの御朱印帳は、大須商店街内の万松寺で授かったモノ。縁日には金墨で書かれた限定御朱印も受けられます。詳しくは以下の記事をどうぞ。
大須万松寺(名古屋市中区)で御朱印と御朱印帳を授かったので、頂き方(時間など)や境内の様子とともに記事にまとめました。大須商店街の中にあります。
引き続き、興正寺での御朱印のもらい方(僕がお参りしたときのこと)を書き留めておきますね。
八事山興正寺での御朱印の頂き方
興正寺”これより浄域”の立札。気持ちが引き締まります
- 受付場所:納経所(西山本堂左)
- 御朱印代(価格):300円
- 受付時間のめやす:8時~17時
1つずつ簡単に補足しますね。
中門。かつては女人門と呼ばれ、西山と東山の境に建っていたそう
受付場所:納経所(西山本堂左)
興正寺の御朱印は、西山本堂左の納経所で頂きました。御朱印をお願いしたところ、

少々お時間を頂きますので、よろしければ本堂へどうぞ
とご案内頂いたので、待つあいだ、御本尊の姿などを拝んでいましたよ。受付から10分ほどで受け取れたと記憶しています。
納経所前の”なで石”(左)と龍神
御朱印料(金額):300円
御朱印代(値段)は一体300円。境内の至るところに自動販売機があったので、お札を崩したい場合にも使えるかと。
西山本堂裏の吐月宮(とげつみや)。こういった所にもお賽銭を納めると、かなりの小銭が…
受付時間のめやす:8時~17時
興正寺の受付(納経所)の様子
興正寺の公式サイトには、御朱印などの受付時間に関する以下の記載があります。
受付(納経所)
御守・御朱印・おみくじ・その他授与品の取り扱い●8時~17時
ということで、御朱印を受けたい場合は午前8時から午後5時のあいだにお参りされるのがよろしいかと。
さて、宿泊施設の広告を挟んで、ココまでに載せきれなかった八事山興正寺の境内風景(フォトギャラリー・写真6枚)をお届けします。
広告は、僕が名古屋観光する立場なら、ココに泊まるかなぁという「ベッセルホテルカンパーナ名古屋」。立地・料金・口コミ評価のバランスが決め手ですね。
【写真6枚】八事山興正寺の境内風景【フォトギャラリー】
八事駅を出て最初に見えるのが、上の東山門。ただし、

興正寺へ参拝の方は総門よりお入りください
との案内が出ていました。総門へ向かうと…
道路沿いに弘法大師が。札幌かに本家の近くです。
境内には、他にもいくつかのお堂がありました。上の写真は開山・天瑞圓照和尚の名前を冠した圓照堂です。
※興正寺の歴史(由緒)については、公式サイトに詳しい記載があります
4枚目は能満堂(上の写真)。享保2年に尾張徳川家六代藩主・徳川継友の寄進により、祈願修法所として建立されたそうです。

本尊・虚空蔵菩薩(秘仏)は「智慧の仏」といわれ、ぼけ封じの信仰が篤いんだとか

普照殿に…
ラストは普門園。園内の茶室では季節の和菓子やお抹茶も頂けるようです。デートで来たいなぁ。
旅行関連の広告を再度挟んだのち、八事山興正寺の基本情報(アクセス・駐車場など)を載せて記事を締めますね。

広告はバスツアーでお馴染みのクラブツーリズム。「御朱印」で検索したところ、225件のツアーが該当しました(記事執筆時点)。超充実
八事山興正寺のアクセス・駐車場など
・住所:愛知県名古屋市昭和区八事本町78
・電話:052-832-2801
・公式サイト:八事山興正寺
・アクセス:八事駅(地下鉄名城線/鶴舞線)1番出口から徒歩3分

名古屋駅から向かう場合は、地下鉄東山線で伏見駅へ。ソコで鶴舞線に乗り換えて八事駅へ向かうのがオススメ
・駐車場:あり(有料200台)
立派なゲート式の立体駐車場が完備されています。駐車料金は60分300円(平日は200円・ともに1日700円打ち止め)です。
>>TOPページへ
御朱印の受付時だけでなく、御朱印を待っている間も、お寺の方から声をかけてもらえて嬉しかったです。声質がカッコよかった。
五社宮(興正寺から徒歩6分)の御朱印[その1]
興正寺の近くで御朱印を頂けたのは五社宮。三菱UFJ銀行や両口屋是清の裏です。上の御朱印以外にも…
五社宮(八事駅からだと徒歩3分)の御朱印[その2]
上の特別限定御朱印も授かりました。大黒様の御朱印を近くで見るとヤバいんです。詳しくは以下の記事をどうぞ。
次の記事はこちら【五社宮】
五社宮(名古屋市天白区八事天道)で、3種類の御朱印を授かったので記事にまとめました。とくに大黒様の御朱印は文字がびっしりで感動モノです。
そのほか興正寺周辺の御朱印寺社
- >>八事塩竈神社(鶴舞線で1駅・安産祈願で有名)
- >>川原神社(鶴舞線で2駅・「川名の弁天様」としても知られる延喜式内社)
- >>針名神社(鶴舞線で4駅・農業センター”delaふぁーむ”隣の延喜式内社)
- >>覚王山日泰寺(車で10分・日本で唯一の超宗派寺院)
名古屋市の御朱印一覧
名古屋市の御朱印をエリア別に紹介しています。御朱印巡りにご活用いただければ幸いです。
>>TOPページへ