なごやっくす(Twitter@goshuin_dash)です。
松洞山龍泉寺(名古屋市守山区)で御朱印を頂きました。
尾張四観音の一つで、名古屋(大曽根)方面からだと竜泉寺の湯のすぐ手前にあります。このページには…
- 龍泉寺の御朱印
- 御朱印のもらい方(時間など)
- 境内の見どころ(龍泉寺城など)
- アクセス・駐車場
といった情報をまとめておきますね。
まずは龍泉寺で授かった御朱印から紹介します。
上の仁王門は国の重要文化財に指定されています。笠寺観音(南区)に続いての御朱印拝受です!
目次(もくじ)
龍泉寺の御朱印
龍泉寺で頂いた御朱印です。
達筆だけど何が書いてあるかは分かるという、絶妙なバランス感覚が好きです。
墨書きは以下の4要素。
- [右上]奉拝(謹んで参拝いたしました)
- [右下]参拝日(令和元年八月三日)
- [中央]開運閣
- [左]松洞山 龍泉寺
開運閣というのは本堂の名前ですね。
隠れていますが、青丸の部分に”開運閣”の文字がありました。
そして、印影(朱印を押した跡)は以下の4要素だと思われます。
- [右上]東海百観音第二十五番/尾張三十三観音第二十五番
- [中央]馬頭観音の梵字など
- [左上]恵方
- [左下1]掘出小判/開運印
- [左下2]龍泉寺
アンダーラインを引いた3か所について、順番に補足しますね。
尾張三十三観音霊場【第25番】
龍泉寺は尾張三十三観音霊場(東海百観音霊場)の第25番札所です。
専用納経帳(御朱印帳)にも朱印を頂きました。朱印料は100円です。
専用納経帳は、ココ龍泉寺で600円で購入しました!
中央の梵字は?
中央の印影には梵字がいっぱい。その中でも(かなり見づらいですが)中心に書かれているのは…
龍泉寺の御本尊・馬頭観音を表す梵字(種字)「カン」で間違いないかと。なお、まわりの8つの梵字が何を表しているのかお寺の方に伺ったところ、
といった感じで分からずじまいでした。詳しい方がいれば教えていただけると喜びます。
馬頭観音を祀っているからか、仁王門前には狛犬ならぬ狛馬のようなカタチで馬の像が向かい合っていましたよ。
【参考】馬頭観音のおもなご利益
- 大願成就・心願成就
- 必勝祈願・合格祈願
- 足腰の健康
- 旅行安全
- 家畜の安全と健康
尾張四観音は恵方に対応
尾張四観音で頂いた御朱印たち
尾張四観音とは、尾張地方で古くから信仰を集めてきた、観音様をご本尊として祀る4つのお寺のこと。
名古屋城を中心として見たときに、その年の恵方にある尾張四観音は「恵方の観音様」として、初詣の人気スポットになっています。
こちらの石碑にも尾張四観音の文字が
で、僕がお参りした令和元年(2019年)は龍泉寺観音が恵方にあたるため、御朱印に恵方の印影があるというワケですね。
西暦の下1ケタ | 恵方 | お寺 |
---|---|---|
1・6 | 南南東 | 笠寺観音 |
2・7 | 北北西 | 甚目寺観音 |
3・8 | 南南東 | 笠寺観音 |
4・9 | 東北東 | 龍泉寺観音 |
5・0 | 西南西 | 荒子観音 |
龍泉寺での御朱印の頂き方
手水舎
御朱印の受付場所
白い建物が寺務所です。霊園の管理事務所も兼ねているとのことです
龍泉寺の御朱印は、仁王門(山門)左の寺務所で書いていただきました。女性の方が丁寧に対応してくださいましたよ。感謝です。
※御朱印帳のサイズ(大きさ)についての特集記事を以下にご用意しています
御朱印代(金額)
龍泉寺の御朱印代(値段)は300円。
寺務所の前には自動販売機も。お札を崩すのを忘れたままお寺に着いてしまったときの、頼りになる存在です。
御朱印の受付時間は?
龍泉寺の境内には至るところに猫が。無防備な姿が愛おしすぎた…。
龍泉寺の公式サイトには、寺務所の時間に関する以下の記載があります。
寺務所
こちらは、霊園の管理事務所も兼ねています。
年中無休 午前9時~午後4時出典:境内案内|龍泉寺
ということで、御朱印もコレに倣って午前9時から午後4時のあいだにお参りすれば、かなりの確率で授かれるのではないでしょうか。
龍泉寺の由緒(歴史)を挟んで、守山区唯一のお城・龍泉寺城の紹介に移りますね。
■ 龍泉寺の由緒(建立・開基)
弘法大師堂
- 延歴14年(795年):伝教大師最澄が熱田神宮に参篭中、龍神のお告げを受ける
- この地に赴き、多々良羅池のほとりでお経を唱える
- 龍が天に昇ると同時に馬頭観音が出現。本尊として祀った(お寺の建立&龍泉寺の名前の由来)
- 一方で、弘法大師空海も熱田神宮に参篭中、熱田の八剣のうち三剣を龍泉寺に埋納
- 熱田神宮の奥の院としたため、龍泉寺は弘法大師の開基ともされる
■ 龍泉寺のその後~現在
多宝塔。最近お参りした寺社だと、笠寺観音や知立神社にもありました
- 天正12年(1584年):小牧長久手の戦いで、豊臣秀吉が退却する際、池田勝入の部下により放火焼失
- 慶長3年(1598年):秀純大和尚が堂塔を再興
- 明治39年:再び放火に遭い、多宝塔・仁王門・鐘楼をのぞく全てが灰と化す
- 焼け跡から慶長小判100枚が発掘。それを基金に本堂が再建される
- 名古屋市民の憩いの地として親しまれ、厄除・祈願道場として信仰を集める
※龍泉寺御案内記、公式サイトをもとに作成
鐘楼(希望の鐘)。十円を納めて撞きました。カラダ全体で鐘の音と振動を感じました
龍泉寺の見どころ【龍泉寺城】
■ 龍泉寺城(宝物館)
- 入場料:100円
- 開館日:日曜・祝祭日
- 開館時間:午前9時から午後3時
弘治2年(1556年)に織田信長の弟・信行によって築かれた龍泉寺城。今の建物は昭和39年に復元されたモノだそうです。
中には円空一刀彫・千体仏・地蔵菩薩立像などの寺宝が展示されていましたよ。個人的には「八方睨みの虎」が印象に残っています。
展望台も日曜・祝祭日の開放
王子製紙春日井工場や小牧山&金華山(工場の煙突の左あたりです)、イオン春日井店(中央)などが見えました
龍泉寺城の入場料を払うと展望台にも行けます。庄内川&春日井市街はもちろん、伊吹山・養老山脈・木曽の山々まで一望できて気持ちよかった!
視線を北に移すと、犬山市にそびえる尾張富士&本宮山の姿も(上の写真)。尾張富士山頂には尾張冨士大宮浅間神社の奥宮が。本宮山頂には大縣神社の奥宮がそれぞれ鎮座しています。
龍泉寺のさざれ石(らしきモノ)。奥の祠はお稲荷さんです
さらに、展望台への道の途中には“さざれ石”らしきモノも。近くのチャンバリン(チベット仏教寺院)にあったさざれ石の質感に似ていたので、合ってると思うんだけどなぁ。
※さざれ石のあった神社仏閣を以下の記事にまとめています
おまけ!ココまでに載せきれなかった龍泉寺の境内の様子を1枚の画像にまとめました。それぞれ以下のとおりです。
- [左上]弁財天
仁王門の手前にあります。こちらにもお参りしましたよ - [右上]水野房次郎&篠田銀次郎像
詳細は不明ですが備忘録も兼ねてのせておきます。篠田銀次郎はどこかの神社にも像があった記憶が…と思って調べたら、毘森神社(豊田市)に篠田金太郎の石碑が。人違い - [左下]仁王像
カッコイイ仁王像。仁王門は高針村(名東区)から移したと伝えられているとのことです - [右下]本堂主瓦
2015年の平成大改修で本堂の瓦替えが行われるまで、本堂を守っていた瓦。近くで見ると迫力がありますね
龍泉寺のアクセス・駐車場
・住所:愛知県名古屋市守山区竜泉寺1-902
・電話:052-794-3647
・宗派:天台宗
・アクセス:竜泉寺口バス停(ゆとりーとライン)から徒歩3分
名古屋駅から向かう場合はJR中央本線で大曽根駅へ。ソコでゆとりーとライン(名古屋ガイドウェイバス)に乗り換えればOKです
・駐車場:あり(無料)
仁王門前に収容台数15台程度の第1駐車場が(上の写真)。第2・第3駐車場もありましたよ。
さいごに
最後までお読みいただきありがとうございます。
寺務所の方しかり、龍泉寺城の方しかり。
お寺の方がみんな優しく接してくださったのが嬉しかったです。またお参りに来れるとイイな。
倶利加羅不動寺の御朱印
さて、龍泉寺をあとにして、次に向かったのは900mほど東の倶利加羅不動寺(くりからふどうじ)です。
駐車場でマルシェが開催されており、ほっこりした雰囲気のお寺でした。
以下から次のページへお進みください。
倶利加羅不動寺(名古屋市守山区)で御朱印を授かったので、境内の様子とともに記事にまとめました。チベット仏教寺院・チャンバリンに隣接しています。
龍泉寺周辺の御朱印寺社
- >>チャンバリン(徒歩10分・日本で唯一の本格的なチベット仏教寺院)
- >>生玉稲荷神社(車で6分・名古屋地区最大級の稲荷神社)
- >>大森八劔神社(車で8分・金文字や見開きなど四体の御朱印を拝受)
- >>山田天満宮(車で12分・金神社の御朱印と御朱印帳も頂きました)
名古屋市の御朱印一覧
名古屋市の御朱印をエリア別に紹介しています。御朱印巡りにご活用いただければ幸いです。