なごやっくす(Twitter@goshuin_dash)です。
真清田神社(愛知県一宮市)で御朱印と御朱印帳を頂きました。
大神神社(一宮市花池)とともに、尾張国の一之宮です。
鳥居と社号標。社号標の揮毫者は名古屋生まれの書家・大島君川です
- 御祭神:天火明命
- ご利益:事業守護、機織守護、眼病平癒
参考:全國一の宮巡拝のすすめ(一の宮巡拝会編) - 社格など:一等級、旧国幣中社、延喜式内社、尾張国一宮
僕の地元は名古屋(尾張国)。
生まれ育った一之宮で御朱印を拝受でき、嬉しい気持ちでいっぱいです! このページには…
- 真清田神社の御朱印と御朱印帳
- 御朱印の頂き方(時間など)
- 境内の様子や見どころ
- アクセス・駐車場
といった情報をまとめておきますね。
まずは、真清田神社で授かった御朱印から紹介します。
目次(もくじ)
真清田神社の御朱印【2種類】
太鼓橋と楼門。津島神社(津島市)を思い出す構図だぁ
- 真清田神社の御朱印
- 服織(はとり)神社の御朱印
真清田神社の御朱印
令和元年11月参拝。七五三のお子さんも多くいらっしゃいました。可愛かった!
真清田神社で授かった御朱印です。シンプルながらも、墨書きと印影(右上)の両方に「尾張國一之宮」の文字が。尊いなぁ。
なお中央の印影は「眞清田神社」。御朱印の見方の基本を、以下の記事で図入りで解説しています
御朱印の見方(=何が書いてあるのか)について、神社とお寺それぞれの具体例をあげながらまとめました。御朱印初心者の方の参考になれば幸いです。
「全国一の宮の御朱印帳」にも拝受
真清田神社では「全国一の宮御朱印帳」も拝受し、こちらにも御朱印を頂きました。旅をする楽しみが一つ増え、ひそかに興奮しております。
御朱印帳の初穂料(値段)は、御朱印代込みで1000円。大きさは小さいサイズです。真清田神社のオリジナル御朱印帳も授かったので、後ほど紹介しますね
服織神社の御朱印
摂社・服織神社(はとりじんじゃ)の御朱印も授かっております。織物の神様です。御朱印の右上にも「機織之祖神」とありますね。
御祭神は萬幡豊秋津師比売命(よろずはたとよあきつしひめのみこと)。真清田神社の御祭神・天火明命の母神です
服織神社。真清田神社拝殿の右奥にあります
御祭神の別名は、七夕祭の織姫「棚機姫神(たなばたひめのかみ)」で、七夕伝説から「縁結びの神様」としても人気だそうですよ。
真清田神社の御朱印帳
真清田神社では、オリジナル御朱印帳も頂きました。表表紙に、神紋(九枚笹)と土鈴(五鈴鏡&飾り馬)があしらわれた、味のあるデザイン。初穂料(価格)は御朱印代込みで1500円です。
※初穂料の言葉の由来を、以下の記事で説明しています御朱印巡りを始めてすぐの時期に気になりがちな言葉の1つ「初穂料」の意味を説明しています。言葉の由来や語源についても簡単にまとめていますよ。
桃花祭(神輿の巡幸)の様子が収められた、貴重なYouTube動画をシェアさせていただきます
御朱印帳の裏表紙の花は、神社の例祭・桃花祭に関連して桃の花でしょうか。真清田神社のおもな祭りを、以下に挙げておきますね。
境内末社・三八稲荷社(御祭神:倉稲魂命)。旧暦初午の前の日曜日に初午大祭が斎行されます
- 1月1日:若水祭・歳旦祭
- 1月15日:どんど焼(左義長)
- 2月3日:節分祭(豆まき)
- 2月17日:祈年祭
- 陰暦2月初午の前の日曜:三八稲荷社旧初午祭
八龍神社(鳥居奥左側)と厳島社(同右側)
- 4月3日:例大祭(桃花祭)
- 4月29日:舞楽神事
- 5月第2日曜日:御田植祭
- 5月26日:八龍神社例祭
- 7月最終金曜日:厳島社提灯祭
一宮市公式YouTubeチャンネルによる、七夕祭りのダイジェスト動画。2分28秒~30秒のダンスシーンがカッコいい…
- 7月最終日曜日を最終とする4日間:一宮七夕まつり
- 立秋前夜:夏越神事(輪くぐり)
- 11月上旬:服織神社例祭
- 11月23日:新嘗祭
- 12月31日:大祓・除夜祭
参考:神事行事|真清田神社
御朱印帳のサイズは?
真清田神社(左)と別小江神社(右)の御朱印帳
真清田神社の御朱印帳は、小さいサイズ(文庫本サイズ)。大きさのイメージが掴めるよう、大きいサイズの御朱印帳と並べてみました。
※御朱印帳のサイズ(大きさ)についての特集記事を以下にご用意しています御朱印帳のサイズは大きく分けて2種類。「それぞれの呼び方・大きさ(cm)」と「御朱印巡り初心者にはどちらのサイズがおすすめか」を紹介します。
別小江神社(名古屋市北区)で授かった御朱印の一部
大きいサイズの御朱印帳は、別小江神社で授かったモノ。カラフル&かわいい御朱印が全国レベルで人気です。お参りしたときの様子は以下の記事にまとめてあります。
別小江神社(名古屋市)で4種類の御朱印と御朱印帳を授かったので、もらい方(時間など)とともに記事にまとめました。かわいいカラフルな御朱印です。
宿泊施設の広告を挟んだのち、真清田神社での御朱印のもらい方(僕がお参りしたときのこと)についても書き留めておきます。
広告は、僕が名古屋観光する立場なら、ココに泊まるかなぁという「ベッセルホテルカンパーナ名古屋」。立地・料金・口コミ評価のバランスが決め手ですね。
真清田神社での御朱印の頂き方
拝殿(昭和32年10月竣工)。屋根の存在感がイイ意味でスゴい
御朱印の受付場所
御朱印を頂いたのは、参道左の授与所。広々とした境内で見晴らしが良く、方向音痴の僕でもスグに見つけられましたよ。
御神札やお守りに加え、安産祈願やお宮参りなどの祈祷受付も同じ場所です。御朱印帳袋(1500円)の取り扱いもありました
御朱印の初穂料(金額)
御朱印の初穂料(値段)は300円。
七夕祭りのメイン会場でもある、一宮市本町商店街が近くにあるので、小銭を作る(お札を崩す)場所に困りません。
真清田神社境内の自動販売機。奥に見えるのは楼門です
境内に自動販売機もありましたよ。楼門をくぐった左側です。ご参考までに。
御朱印の受付時間は?
御朱印は見開きで頂きました。そのため1ページ目が空いております。どこの神社で御朱印を頂こうかな
公式サイトに記載の祈祷受付時間は、午前9時から午後4時。ただし、授与所は午後5時までとのことですので(巫女さんに教えていただきました)、慌てる心配はなさそうです。
とはいえ、できる限り余裕をもってお参りしたいですね。すぐに受けられる御神札やお守りと違い、御朱印は記帳の時間がありますので
手水舎。吐水龍のうねりが素晴らしい
神社に到着したのは平日の午後2時過ぎ。拝殿&服織神社に加え、三八稲荷社や三末社などの境内社にもお参りしたのち、授与所で御朱印をお願いした次第です。
三末社。愛鷹社・天神社・犬飼社を奉祀しています
受付時に番号札を渡していただき、そうですね、待ち時間10分ほどで御朱印を手元に受けられたと記憶しています。
境内を隅々まで見て回った結果、全体での参拝所要時間は1時間半弱といったところですね。ご参考までに。
ただし、僕は相当な”のんびり派”。普通に見て回るだけなら、御朱印を受ける時間を含めても1時間ほどあればOKだと思われます
そうだそうだ、授与所では全国一の宮めぐりの公式ガイドブック(上の写真・1000円)も頂きました。仕事の合間にニヤニヤしながら読んでおります。
さて、神社の由緒を挟んで、ココまでに載せきれなかった真清田神社の境内風景(フォトギャラリー)をお届けしますね。
神紋(九枚笹)。神の好む植物で、神鏡の裏の模様から採ったとも(書籍・神紋総覧より)
- 神武天皇33年:天香山命が大和国から進出し開拓の基を築く
→父である天火明命を祀る(創祀) - 神功皇后が三韓征伐に際し祈願
- 平安時代:国家から国幣の名神大社と認められる
- 鎌倉時代:順徳天皇が崇敬し、多数の舞楽面を奉納
愛知縣神社名鑑の真清田神社の由緒には、ほかにも聖武天皇・嵯峨天皇・弘法大師・紀貫之・徳川家康など、そうそうたる顔ぶれが登場します。さすがだ
- 江戸時代:尾張藩主・徳川義直が篤く崇敬する
- 明治大正時代:皇室国家から厚待遇を受ける
参考:参拝の栞、真清田神社公式サイト、愛知縣神社名鑑(愛知縣神社庁,1992)、全国一の宮めぐり公式ガイドブック
真清田神社の境内風景
- 北エリア(拝殿付近)
- 東エリア(東門など)
- 西エリア(駐車場方面)
この3部作でいきますね。写真はすべて4枚ずつです。
北エリア(拝殿付近)
北エリア1枚目は神水舎。現地の立札によると、服薬・健康・幼児育成のご利益水として信仰を受けているそうです。
- 白河天皇が、この御神水を取り寄せて病を癒した
- 明治天皇の行幸の際、この井戸水で淹れたお茶を献じた
といった記録も伝わっているんだとか。
続いて神馬。ココにも神紋(九枚笹)が見えますね。笹の神紋って、カッコイイなぁ。
笹(竹)紋使用の神社は、ほかに大縣神社(愛知県犬山市)・上杉神社(山形県米沢市)・篠座神社(福井県大野市)などがあります(参考:神紋総覧)
3枚目は本殿。本殿内の御扉や柱桁には、伊勢神宮から下賜された古材を使用しているとのことです。素敵なリサイクル。
北エリア最後は「北白川房子様歌碑」。
北白川房子さんは明治天皇の第七皇女。神社本庁総裁(初代)&伊勢神宮の祭主を務めた方です。
東エリア(東門など)
続いて東エリア。1枚目は東門です。「門のある神社=由緒ある神社」というイメージが強いなぁ。
2枚目は須佐之男社・愛宕社・秋葉社。東門をくぐってスグ右側に鎮座しています。
3枚目は茶室・桃丘亭。表千家の13世家元・即中斎好みの茶室で、吉田萬次市長(当時)により、昭和25年に竣工とありました。
吉田萬次氏は、真清田神社造営奉賛会の会長として、空襲(昭和20年)により焼失した社殿の復興に尽力しました
東エリアの最後は、富島稲荷大明神。たなばた接骨院のブログ記事を拝見するに、地元のお稲荷さんのようです。
ラストは西エリア(駐車場方面)!
西エリア(駐車場方面)
まずは宝物館。現地掲示によると、完全予約制&事前連絡が必要とのこと。そのうち拝見したいなぁ。
宝物館前のさざれ石(細石)。国歌・君が代の発祥地とされる、岐阜県揖斐郡春日村(現揖斐川町)にあったモノだそうです。
結婚式披露宴もできる参集殿に…
社務所&存在感のある大木。幹が真っすぐ伸びており、凛とした雰囲気を漂わせておりました。
旅行関連の広告を再度挟んだのち、真清田神社の基本情報(アクセス・駐車場など)を載せて記事を締めますね。
広告はバスツアーでお馴染みのクラブツーリズム。「御朱印」で検索したところ、224件のツアーが該当しました(記事執筆時点)。充実してるなぁ!
真清田神社のアクセス・駐車場
・住所:愛知県一宮市真清田1-2-1
・電話:0586-73-5196
・公式サイト:尾張國一之宮 真清田神社
・アクセス:尾張一宮駅(JR東海道本線)/名鉄一宮駅(名鉄名古屋本線)から徒歩8分
観光でいらっしゃる場合は、JR利用が無難でおすすめ。快速で1駅10分(300円)と、行き方も簡単です
・駐車場:あり
境内西から進入できます。僕がお参りした際の駐車料金を以下に載せておきますね。最新情報は現地でご確認いただければと。
【参考】真清田神社 駐車場料金 | |
---|---|
入庫後30分まで | 無料 |
最初の1時間まで | 200円 |
以降30分ごとに | 100円 |
>>[関連]真清田神社の駐車場ガイド|周辺駐車場マップつき
さいごに
最後までお読みいただきありがとうございます。
「真清田」という名前の由来は、この地域が元々、木曽川の清く澄んだ水による水田地帯だった事から来ているそうですよ。
それにしてもステキな神社でした。この先何度もお参りすることになると思います!
尾張大國霊神社(国府宮・稲沢市)の御朱印と御朱印帳
さて、真清田神社の次に御朱印を頂いたのは「国府宮」の通称で知られる尾張大國霊神社(おわりおおくにたまじんじゃ)。
真清田神社から名鉄急行で1駅(車なら16分)。
「はだか祭り」がデザインされた、大迫力のカッコいい御朱印帳も拝受しました。
以下から次のページへお進みください。
次のページはこちら【尾張大國霊神社】
尾張大國霊神社(国府宮神社・愛知県稲沢市)で御朱印と御朱印帳を授かったので、頂き方(時間など)や境内の様子とともに記事にまとめました。
真清田神社周辺の御朱印スポット
- >>大神神社(車で8分・こちらも尾張国一之宮。社殿がピンクでステキ)
- >>萬徳寺(JRで1駅・通称「ぼたん寺」。2種類の御朱印を頂きました)
- >>金神社(JR快速で1駅・金の御朱印&金ピカ御朱印帳も拝受しました)
- >>清洲城(JRで2駅・織田信長が初代城主。天守閣から新幹線も見えます)
尾張五社(諸説あり)
津島神社(全国天王総本社)の御朱印と御朱印帳
尾張五社の御朱印と御朱印帳をまとめました。紹介するのは「尾張五社略記」にあるとされる熱田神宮・尾張大國霊神社・津島神社・針綱神社の4つ(もう1つの千代保稲荷神社に御朱印はありません)に、真清田神社と大縣神社を加えた合計六社です。
尾張エリアの御朱印一覧
愛知県尾張エリアの御朱印を市町村別に紹介しています。御朱印巡りにご活用いただければ幸いです。