なごやっくす(Twitter@goshuin_dash)です。
津島神社(愛知県津島市)で御朱印と御朱印帳を授かりました。
全国約3000社の津島神社・天王社の総本社です。
ただし八坂神社(京都祇園)も同様に天王社の総本社とされていますね。どちらもステキ
楼門。天正19年(1591年)に豊臣秀吉が寄進しました。国の重要文化財です
- 御祭神:建速須佐之男命
(相殿:大穴牟遅命[大国主命]) - ご利益:厄除け・災難除け・商売繁盛・縁結び
僕は蟹江に住んでいた時期があり、そのとき津島神社にも何度か参拝していたのですが、御朱印を頂くのは今回が初めて。
相変わらずの美しい境内で、歩くだけでエネルギーがチャージされる感覚を味わえました。この記事には…
- 津島神社の御朱印と御朱印帳
- 御朱印のもらい方(時間など)
- 境内の様子(見どころ)
- アクセス・駐車場
といった情報をまとめておきますね。
まずは、津島神社で授かった御朱印から紹介します。
お隣・宝寿院(津島神社の元神宮寺)に続いての御朱印拝受です!
目次(もくじ)
津島神社の御朱印
津島神社の御朱印です。墨書きは参拝日のみのシンプルなスタイル。
※御朱印の見方の基本を以下の記事で図入りで解説しています
中央上の印影はスサノオですが、お祭りの時期になるとデザインが変わります。
■ 津島神社のおもなお祭りなど
社殿全景。拝殿と廻廊は県の重要文化財に指定されています
- 1月4日:和魂社例祭(茅の輪くぐり)
- 2月第4日曜日:烏呼神事
- 旧暦1月16日:奉射祭
- 旧暦2月1日:開扉祭
- 3月17日:祈年祭・春縣祭
- 旧暦3月3日:闘鶏転供祭
YouTubeより津島市公式の尾張津島藤まつりプロモーション動画です
- 4月下旬~5月上旬:尾張津島藤まつり
※神社の祭典ではありません - 5月1日~5日:花の撓
- 5月5日:献詠祭
- 5月下旬:お田植祭
尾張津島天王祭の様子を収めた、素敵なYouTube動画を見つけたのでシェアさせていただきます
- 7月第4土曜日曜:尾張津島天王祭
- 10月第1日曜日と前日:秋祭
- 11月23日:新嘗祭・秋縣祭
なお御朱印のデザインに関する最新情報は、以下の津島神社公式インスタグラムをチェックするのがおすすめです。
津島神社の御朱印帳
全国天王総本社の文字も見えますね
そして津島神社ではオリジナルの御朱印帳も授かりました。初穂料(金額)は1500円。
藤(フジ)・鳥居&楼門(国指定重要文化財)・神紋(木瓜紋)があしらわれています。
御朱印帳のサイズは?
津島神社(左)と成田山萬福院(右)の御朱印帳
津島神社の御朱印帳は小さいサイズ(文庫本サイズ)。大きさのイメージが掴めるよう、大きいサイズの御朱印帳と並べてみました。
※御朱印帳のサイズ(大きさ)についての特集記事を以下にご用意しています
成田山萬福院に並んでいた色とりどりの御朱印帳
大きいサイズの御朱印帳は成田山萬福院(名古屋市中区)で授かったモノ。
色やデザインが少しずつ違う御朱印帳がズラリと並んでおり、選ぶのにメチャメチャ時間がかかった記憶があります(笑)
神社の由緒を挟んで、次の章には、津島神社での御朱印のもらい方(僕がお参りしたときのこと)を書き留めておきますね。
■ 津島神社の由緒(歴史)
居森社(中央)。御祭神は須佐之男命”幸御魂(さきみたま)”、ご利益は無病息災です
- 欽明天皇元年(540年):建速須佐之男命が西国対馬より、現在の居森社の地に降臨(神社の始まり・津島社)
- 天平元年(757年):柏樹社の地に動座
- 神仏習合により御祭神が「牛頭天王」に、社名も「津島牛頭天王社」と改称される
- 弘仁元年(810年):神階正一位と日本総社の号を受ける
- 天暦2年(984年):現在地に遷座
柏樹社。御祭神は建速須佐之男命”奇御魂(くしみたま)”、ご利益は無病息災です
- 正暦年間(990年~995年):天王の号を受ける
- 織田信長・豊臣秀吉・尾張徳川家などから厚く信仰される
- 明治初年ごろ:神仏分離により御祭神が「建速須佐之男命」に改められ、社名も「津島神社」と改称される
- 明治6年:県社に昇格
- 大正15年:国幣小社に昇格
※参拝のしおり、愛知縣神社名鑑(愛知県神社庁,1992)をもとに作成
津島神社での御朱印の頂き方
御朱印帳のデザインと同じアングルでパシャリ
御朱印の受付場所
津島神社の御朱印は拝殿右の神符守札授与所で書いていただきました。
真ん中の建物が授与所。左は拝殿、右は楼門です
名前のとおり、お守りや御神札もたくさん並んでいましたよ。
御朱印の初穂料(金額)
初穂料(値段)は300円。初穂料の言葉の由来を、以下の記事で説明しています。
奥に見えているのは手水舎です
なお、津島神社の境内には自動販売機が設置されています。小銭を作る(お札を崩す)のを忘れて神社に来てしまっても安心ですね!
御朱印の受付時間は?
津島神社の公式サイトに、祈祷の時間に関する以下の記載があります。
御祈祷のお時間
午前9時から午後4時まで随時ご奉仕致します。
※(中略)平日の午前は正午まで、午後は1時よりのご奉仕とさせていただきます。
出典:ご祈祷のご案内|津島神社
ということで、御朱印もコレに倣って午前9時から午後4時のあいだ(平日12時~13時をのぞく)にお参りするのがよろしいかと。
神社に着いたのは平日昼の15時半前。拝殿でお参りしたのち、授与所で御朱印をお願いした次第です。
参拝客&祈祷客はチラホラいらっしゃいましたが、待ち時間などはなく、スムーズに授かれました。
末社の一つ・稲荷社
御朱印を拝受したあとに、摂社末社などをじっくり見て回ったので、参拝所要時間は1時間強といったところですね。
津島神社には摂社が六社、末社が三十社あります。せっかち派とのんびり派で、かなり参拝時間に差が出るはず
宿泊施設の広告を挟んだのち、ココまでに載せきれなかった津島神社の境内風景をお届けして記事を締めていきます。
広告は、僕が名古屋駅付近で泊まるならココかなという「ベッセルホテルカンパーナ名古屋」です。口コミ評価と値段のバランスが素敵。
【写真8枚】津島神社の境内風景
1枚目は南門(県重要文化財)。
慶長3年(1598年)に豊臣秀吉の病気平癒のため、秀吉の子・秀頼寄進と伝えられています。
続いて蕃塀(ばんぺい・県重要文化財)。
神様に正面から邪気が当たらないように建てられています。
■ 津島神社は貴重な「尾張造」
津島神社の航空写真を見てみると…
- 本殿
- 祭文殿
- 拝殿
この3つが左右対称&一直線に配され、さらに5.南門とのあいだに4.蕃塀があります。
これは「尾張造」と呼ばれる、尾張地域独特の様式。この形式を明確に残す社殿は貴重なんです。
3枚目は本殿(国重要文化財)を後ろから失礼してパシャリ。
慶長10年(1605年)に、徳川家康四男で清州城主の松平忠吉の健康を祈願し、妻政子によって寄進されました。
ココからは摂社の写真を4連発!
1発目(4枚目)は弥五郎殿社(やごろうでんしゃ)です。
津島神社社地の地主神で、武内宿禰命を祀ります。酒樽の姿も見えますね。
2発目(5枚目)は八柱社(やはしらしゃ)。須佐之男命の御子神・五男三女神を祀ります。
■ 八柱社の御子神
- 天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)
- 天之菩卑命(あめのほひのみこと)
- 天津日子根命(あまつひこねのみこと)
- 活津彦根命(いくつひこねのみこと)
- 熊野樟毘命(くまのくすびのみこと)
- 多紀理毘売命(たぎりひめのみこと)
- 市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)
- 多岐津比売命(たぎつひめのみこと)
3発目(6枚目)は荒御魂社(あらみたまのやしろ)。御祭神は建速須佐之男命荒御魂です。
4発目(7枚目)は和魂社(にぎみたまのやしろ)。御祭神は建速須佐之男命和御魂です。
先ほどの荒魂はスサノオの荒々しい魂、この和魂は優しい平和的な魂です。バランス大事。そして最後は…
8枚目は御神木の大銀杏。楼門から東に100mほどの所にあります。
昔はココに御旅所があり(神社東側に天王川が流れていた)、楼門を通って神輿渡御が行われていたとのことです。
津島神社のアクセス・駐車場
さいごに
最後までお読みいただきありがとうございます。
広々とした境内で、さまざまな波動(エネルギー)を感じることができました。
オススメの神社です。
猿投神社(豊田市)の御朱印と左鎌絵馬
さて、日を改めて、津島神社の次に御朱印とご縁を頂けたのは猿投神社(さなげじんじゃ)。
ヤマトタケルの双子の兄・大碓命を祀る、三河国三宮&延喜式内社です。
以下から次のページへお進みください。
次のページはこちら【猿投神社】
猿投神社(愛知県豊田市)で御朱印と御朱印帳を授かったので、頂き方(時間など)や境内の様子・見どころとともに記事にまとめました。三河国三宮です。
津島神社周辺の御朱印寺社
- >>宝寿院(徒歩0分・かわいい絵入り御朱印を頂きました)
- >>牛玉山観音寺(徒歩10分・元津島神社神宮寺。アートでかっこいい御朱印)
- >>甚目寺観音(車で25分・尾張四観音の筆頭。境内でスタンプラリーも)
- >>多度大社(車で25分・伊勢国二宮。5種類の御朱印を拝受しました)
尾張五社(諸説あり)
尾張大國霊神社(国府宮)の御朱印と御朱印帳
尾張五社の御朱印と御朱印帳をまとめました。紹介するのは「尾張五社略記」にあるとされる熱田神宮・尾張大國霊神社・津島神社・針綱神社の4つ(もう1つの千代保稲荷神社に御朱印はありません)に、真清田神社と大縣神社を加えた合計六社です。
尾張エリアの御朱印一覧
愛知県尾張エリアの御朱印を市町村別に紹介しています。御朱印巡りにご活用いただければ幸いです。