岩崎城(愛知県日進市)で2種類の御朱印(御城印・登城記念証)を頂きました。天守に無料で登れる太っ腹なお城です。
岩崎城天守閣(展望塔)
- 築城年代:室町末期
- おもな城主:丹羽氏四代
- 丹羽氏清(うじきよ)
- 丹羽氏織(うじさと)
- 丹羽氏勝(うじかつ)
- 丹羽氏次(うじつぐ)
享禄年間(1528~31)に、織田信秀(織田信長の父)によって築城されたようです。信秀は大須万松寺(名古屋市中区)を建立した人物でもあります
岩崎城のある日進市は、僕の地元の1つ・長久手市からすぐ。馴染み深い土地で御朱印を頂けて、嬉しい気持ちでいっぱいです。
この記事には、
- 岩崎城の御朱印(御城印)
- 御朱印の購入方法(場所・値段・時間)
- 岩崎城址公園の様子や見どころ
といった情報をまとめておきますね。まずは岩崎城で頂いた御城印から紹介します。
萱津神社(あま市)に続いての御朱印拝受です!
目次(もくじ)
岩崎城の御朱印(御城印)【2種類】
1.通常御朱印(御城印)
岩崎城で頂いた通常御朱印(御城印)です。
中央の印影は丹羽家の家紋・丹羽扇。右下は岩崎城のマスコットキャラクター「にわさきくん」です。
岩崎城(いわさき)と、その城主・丹羽(にわ)氏をかけて「にわさきくん」とのこと。かわいい
2.限定御朱印(御城印)
岩崎城では限定御朱印(御城印)も購入しました。日進市菊花大会に合わせて頒布されたんです。
金色&黄色の菊があしらわれた、カラフルで豪華なデザイン。イイ時期にお出かけできました!
岩崎城址公園内の特設テントに、たくさんの菊の花が展示されていましたよ。キレイだったなぁ。
以前、宗像大社(福岡県宗像市)に参拝した際も、西日本菊花大会の開催中でした。得した気分になりますね
岩崎城 菊花大会 限定版「登城記念証」
11月3日(日)~17日(日)の期間のみ限定版を頒布します🌟
新デザインの「岩崎城」の文字🍁
背景には丹羽家の家紋と金の菊・黄色の菊のイラストが描かれています✨頒布場所:岩崎城歴史記念館
料金:200円(1枚につき)#岩崎城 #菊花大会 #御城印 #限定 pic.twitter.com/waTfXx6Q3Z— 岩崎城【公式】 (@iwasakijo) November 1, 2019
なお、岩崎城の限定御朱印情報は、公式アカウントのつぶやきで知りました。上のツイートです。ありがたい。
ということで、最新の限定御朱印情報は、公式ツイッターをチェックするのがおすすめです。以下にリンクを載せておきますね。
【補足】岩崎城の御朱印(御城印)は書き置きタイプ
補足として、岩崎城の御朱印(御城印)は書き置きタイプ(紙でもらうタイプ)。上の専用ホルダーに挟んで大切に保管しております。
ハサミやのりを使わないので、御朱印も手も汚さずにキレイに挟めます。詳しくは以下の記事をどうぞ
書き置き御朱印の保管に「書き置き御朱印専用ホルダー」が便利だったので紹介します。貼るのが簡単で、サイズの心配がないのも嬉しいメリットです。
通販サイト(楽天・Amazon・ヤフー)へのリンクも以下に載せておきますね。最近は人気なのか売り切れていることも多いです。僕も早めに次を購入しておかないと!
引き続き、御朱印の購入方法(場所・金額・時間)について説明します。
岩崎城の御朱印(御城印)の購入方法を説明するよ
- 頒布場所:岩崎城歴史記念館
- 御城印代(値段):200円
- 開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
1つずつ簡単に補足しますね。
頒布場所:岩崎城歴史記念館
岩崎城の御朱印を購入したのは、岩崎城歴史記念館(上の写真)。入ってすぐの窓口で、職員の方に、
御城印を頂けますか?
とお尋ねしたところ、快く対応してくださいましたよ。感謝です。
御朱印代(金額):200円
御朱印料(価格)は200円。お得でビックリ。限定御朱印も同じ値段でした。
300円より安い御城印(御朱印)を頂いたのは、霊場巡りの御朱印以外では初めてかも(後日、鳥羽城跡で頂いた御朱印も200円でした)。
※御朱印の値段についての特集記事を以下にご用意しています御朱印の料金(初穂料/納経料)の相場について、僕が授かった御朱印を紹介しながらまとめました。主に御朱印巡り初心者の方に参考にしてもらえればと。
開館時間:9:00~17:00
岩崎城歴史記念館の入口。奥に天守閣(展望塔)が見えます
岩崎城歴史記念館の開館時間は、午前9時から午後5時まで。
ただし入館は午後4時半までなので、御朱印(御城印)を購入する場合も4時半までに伺うのがよろしいかと。
特筆すべきは入場料ですね。無料とは太っ腹すぎる! 天守閣(展望塔)にもタダで入れましたよ
岩崎城址公園に到着したのは、日曜日のお昼12時半ごろ。そのあとの行動は…
- 公園内を散策(古墳や水琴窟など)
- 天守閣(展望塔)で展示&景色を楽しむ
- 歴史記念館で御城印を購入
- そのまま館内の展示を見て回る
この流れで岩崎城を満喫しました。所要時間は全部で約1時間といったところですね。
ただし、この日は午後から別の予定が。ソレが無ければあと30分(天守内の展示15分+歴史記念館の展示15分)は楽しめた気がする
さて、岩崎城の歴史を挟んだのち、岩崎城址公園の園内風景(フォトギャラリー)をお届けします。
搦手門も再現されておりました
- 享禄年間(1528-31):織田信秀(織田信長の父)によって築城
- 享禄2年(1529年):松平清康(徳川家康の祖父)に攻め落とされる
- 天文7年(1538年):丹羽氏清が本郷城(現日進市本郷町)から移る
→以後62年間、氏織・氏勝・氏次と、丹羽氏四代の居城となる - 天正12年(1584年):岩崎城の戦い(小牧長久手の戦い)で、氏次の弟・氏重が名誉の戦死を遂げる
岩崎城の戦いとは、池田恒興(羽柴軍)が丹羽氏重(徳川・織田軍)の守る岩崎城を攻め落とした戦い。落城こそしたものの、池田軍を足止めさせた戦功により、家康は兄・氏次に数千石を加増したとのことです
- 慶長5年(1600)年の関ヶ原の戦いの戦功により、氏次が三河国伊保(現豊田市保見町)へと国替。1万石の大名となる
→岩崎城は廃城に - 昭和62年:地元住民の寄付により城址公園として整備される
※現地掲示、公式サイトをもとに作成
【各4枚】岩崎城址公園(日進市)の園内風景
- 空堀(からぼり)の外側
- 岩崎城歴史記念館まわり
- 天守閣(展望塔)と眺め
この3部作でいきますね。写真はすべて4枚ずつです。
1.空堀(からぼり)の外側
1枚目は水琴窟。石で囲まれた所(写真右下)に水を注ぐと、地中に埋められた常滑焼の”かめ”に水滴の音が反響して、琴のような音色を奏でます。
たしかに趣のある音でした。清洲城(清須市)の水琴窟はイマイチ音が聞こえなかったんです。またリベンジしたいなぁ。
続いて、二の丸庭園(上の写真)。日進市のカタチを表現しています。名古屋城の三の丸庭園を参考にしたそうです。
三の丸庭園とはマニアック。名古屋城の天守閣からはかなり離れて、愛知県庁と久屋大通公園のあいだ辺りにある庭園です
さあ、空堀にかかる橋を渡って歴史記念館方面へと向かいます。昔はココに、本丸と二の丸を連絡する唯一の土橋が築かれていたんだとか(土橋跡)。
上の写真が空堀。築城当初から水堀ではなく空堀で、16世紀半ばに薬研堀(V字型)から箱堀(箱型)へ改築されたとのことです。
2.岩崎城歴史記念館まわり
岩崎城歴史記念館まわり1枚目は、岩崎城古墳。6世紀に造られたと推定される、直径12mの円墳です。
近くの白山宮(本郷町宮下)にも白山古墳がありました。このあたりが重要な土地だったのかな
2枚目は古城之碑。石碑にまつわる物語を以下に載せておきますね。
- 古くからこの場所に立石があった
- 明治39年頃、付近で火の玉が目撃され「岩崎城で討死した兵が成仏できていない」と噂されるようになった
- 明治40年、妙仙寺(岩崎町小林・丹羽氏の菩提寺)の隆城和尚のもと、立石に「古城之趾」の文字が刻まれた
- 以降、毎年4月9日(岩崎城が落城した日)には慰霊祭が執り行われている
井戸跡(上の写真)に…
隅櫓跡。建物の遺構の中で、唯一礎石を有していたそうです。
最後は、いざ天守閣(展望塔)へ!
3.天守閣(展望塔)と眺め
天守閣(展望塔)です。展望室に金網が張られているので、高い所が苦手でもある程度は安心かと。
というのも、例えば犬山城(犬山市)は金網が無いのはもちろん、柵も低くて相当怖いですからね(笑)
ちなみに発掘調査で瓦の遺物は見つからず、もともとの岩崎城は木造平屋建て&屋根は板葺きor茅葺きと考えられているようです。
ココから3枚はお城からの眺めをお届け。まずは、南(日進市役所方面)を向いて撮った写真です。
(上の写真)中央奥に市役所・図書館・スポーツセンター・市民会館などが見えました。なお、左端の森に白山宮が鎮座しています。
視線を少し西(右)に移します。名古屋港方面です。中央に見えるのはゴルフ練習場(エトワス)。
そして、(引き続き上の写真)右の森は北高上緑地。岩崎神明社(岩崎町神明)は現在地に遷る前、ココ(緑地内)にあったと思われます。
最後に北東を向いてパシャリ。中央左の深緑の山に、うっすら見える白い線が平成展望台。近くに岩崎御嶽社があります。
さらに中央右端に、モリコロパークの観覧車が。肉眼だとハッキリ見えるんだけどなぁ。全貌はぜひ現地でお楽しみください!
岩崎城(日進市)のアクセス・駐車場など
無料でお城に登れるのが、本当にありがたいですね。また来よう。
上の写真は、白山宮で頂いた御朱印。岩崎城から車で5分(徒歩15分)です。
境内社の足王社も「足の神様&サッカー神社」として有名ですよ。お参りしたときの様子は以下の記事にまとめてあります。
白山宮(愛知県日進市)で3種類の御朱印を授かったので、頂き方(場所や料金など)や境内の様子とともに記事にまとめておきます。御朱印帳も素敵でした。
全国の御城印一覧
全国の御城印を都道府県別に掲載しています。お城めぐりの参考にしていただければ幸いです。
尾張エリアの御朱印一覧
愛知県尾張エリアの御朱印を市町村別に紹介しています。御朱印巡りにご活用いただければ幸いです。