先日、福岡にお邪魔した際、宗像大社にお参りして御朱印を授かりました。
鳥居前でパシャリ。御朱印帳も一緒に頂きました
小説「海賊とよばれた男」のモデル・出光佐三も愛したという神社に参拝でき、清々しい気持ちでいっぱいです。
僕は小説を読んでから、出光でしか給油しなくなったというくらいハマっていたんです(楽天の期間限定ポイントを使えるというのも大きいんだけど)。
ココでは、宗像大社の御朱印に関する、
- 御朱印のもらい方(時間・場所・初穂料など)
- 御朱印の種類
- 御朱印帳について(デザイン・初穂料)
といった情報についてまとめておきますね。
目次(もくじ)
御朱印のもらい方(時間・場所・値段)を確認しておこう
■ 宗像大社の御朱印
- 受付時間:午前9時~午後5時
- 場所:祈願殿(第一駐車場前)
- 初穂料(料金):300円
※御朱印の見方の基本を以下の記事で図入りで解説しています
僕が御朱印を頂いたのは、平日の13時過ぎ。第一駐車場前の祈願殿で授かりました。
なお祈願殿の前には、案内看板も出ているので安心です。お守りもこちらで頂けます。
大鳥居や本殿拝殿との位置関係を簡単な地図(マップ)にしましたので、参考にしてくださいね。
なお祈願殿の受付時間は午前9時から午後5時まで(参考:宗像大社)。
この時間内であれば、御朱印を頂ける可能性もかなり高いのではないでしょうか。
不安な場合は、前後1時間ほど余裕を持たせたうえで祈願殿を訪れるのが確実でしょう。初穂料は300円です。
※初穂料の言葉の由来を以下の記事で説明しています
■ 以前は2ページ見開きの御朱印を頂けたようです
以前は、以下のような2ページ見開きの御朱印を授かることができたようです。
見開きで迫力のある文字がならぶ、宗像大社の御朱印です。https://t.co/Fw4rxCsSBN #御朱印 #福岡 #神社 pic.twitter.com/QEkvR5xtMQ
— 大浦春堂 (@OhuraSyundo) 2015年11月6日
Twitterから引用させていただいております
描かれているのは、察するに下記の文面でしょうか。
天照大神より御祭神に下された神勅
奉助天孫而
為天孫所祭
皇室の繁栄を祈ることが国民の
繁栄に通ずる道であるとのお諭し
それにしても、迫力のある文字が並んでいますね。神々しくカッコいいです。
なお、僕のように宗像大社で新しく御朱印帳を授かれば…
ご覧のとおり、印刷ではありますが見開きのカタチで御朱印を眺めることができます。控えめに言って最高です。ご参考までに。
続いては、宗像大社で授かれる御朱印の種類について見ていきましょう。
宗像大社で授かれる御朱印の種類は?(中津宮・沖津宮も)
Instagramから引用させていただいております。中央が中津宮、左が沖津宮の御朱印です
「宗像大社」と聞いて、多くの人がパッと思い浮かべるであろう、辺津宮(へつぐう・九州本土)で授かれる御朱印は、先にのせた1種類。
いっぽう大島(離島です)にある、中津宮(なかつぐう)の社務所では、以下の2種類の御朱印を頂けます。
- 宗像大社 中津宮
- 宗像大社 沖津宮(おきつぐう)
なお沖津宮の御朱印は、中津宮から1.6kmほど離れた場所にある「沖津宮遙拝所」に遙拝した(する)旨を伝えると授かれます。
Instagramから引用させていただいております。沖津宮遙拝所の様子です
■ 七夕の時期には限定御朱印も
Instagramから引用させていただいております
ちなみに中津宮では、七夕の時期に上のような限定御朱印も頂けるようです。
中津宮のある大島が、七夕伝説発祥の地と言われているんだとか。ぜひとも授かってみたい!
それから、中津宮の社務所での御朱印の受付時間が気になる方も多いと思うので補足しておくと…
中津宮の御朱印受付時間は?
Instagramから引用させていただいております。中津宮の様子です。次回参拝した際に差し替えますね
中津宮の御朱印受付時間について、ハッキリとした情報はありません。
なので、ココからは推測ですが、神湊(本土)から1日7便出ているフェリーの渡船時刻に注目してみると、以下のとおり。
- 第4便…13:50発
- 第5便…15:30発
- 第6便…17:10発
ということは、時間的に第4便までのフェリーに乗ることができれば、かなりの確率で御朱印を頂けるのではないでしょうか。
第5便だと、間に合うかドキドキハラハラ、第6便になると可能性はグッと下がりそうですね。
⇒[参考]宗像市「大島渡船運航時刻表」
■ もはや伝説!?正真正銘の沖津宮の御朱印
中津宮の社務所で頂ける「沖津宮」の御朱印を、もう一度見てみると…
Instagramから引用させていただいております。こちらも次回参拝した際に差し替えますね
右上が「遙拝」に。朱印の(赤い)文字も「宗像大社沖津宮”遙拝所”」となっています。
昔は年に一回、沖ノ島で「現地大祭」が開催され、抽選で選ばれた方が沖津宮に直接参拝し、
- 右上:奉拝
- 朱印:宗像大社沖津宮
となった、正真正銘の(!?)の沖津宮の御朱印を頂くことができました。
しかし、島が世界遺産に登録されたこともあり、現地大祭は2017年を最後に終了。
地元の漁師さんなど、強い縁のある方以外は「”真の”中津宮の御朱印」を授かるのは難しくなっています。
続いては、宗像大社オリジナルの御朱印帳についての情報です。
宗像大社の御朱印帳は手触りの滑らかさがバツグン
■ 宗像大社のオリジナル御朱印帳
- 初穂料(金額):1500円
(御朱印の初穂料も含まれます) - サイズ:縦16cm×横11cm
(一般的な大きさです) - カラー:青色/白色
宗像大社の御朱印帳の初穂料は、御朱印料込みで1500円。大きさは一般的な「16cm×11cm」で、カラーは青色と白色の2種類です。
僕が持っている御朱印帳の中で、もっとも手触りが滑らかで気持ちいいです。初めて触れたときは、
と地味に感動してしまいました。宗像大社で御朱印帳を授かる予定の方は、ぜひ肌ざわりをご堪能ください。
ちなみに、中津宮でも御朱印帳を拝受できるようです。次回の参拝の際、実際に確認してきますね。
■ 世界遺産登録1周年を記念した新作御朱印帳も
2018年の10月より、世界遺産登録1周年を記念した新作の御朱印帳も授かれます。
Instagramから引用させていただいております。左が「宗像の森と三女神」右が「宗像の海と三女神」です
イラストレーター/デザイナーの小石川ユキさんがデザインされた御朱印帳です。色使い・デザインともにかわいいですね。
こちらは御朱印料込みで2000円となっていました。今のところ期間限定ではなく、通年授かれるようです。
宗像大社の御朱印帳は通販でも授かれる?
宗像大社の公式サイト「よくあるご質問」には、お守りや御札に関しては条件付きで遠方からでも授かれる旨の記載がありました。
Q,御守やお札は郵送してもらうことは可能ですか。
遠方にお住まいで、ご参拝が困難な場合に承ります。お電話でお問合せください。初穂料と送料をお知らせいたします。現金書留で送付いただき、受納次第送付いたします。着払いや銀行振込は出来ません。
出典:宗像大社「よくあるご質問」
しかし、御朱印帳がこの範疇に含まれるかどうかは微妙。ですので、どうしても気になる場合は、電話で問い合わせてみるのがよいでしょう。
スムーズに参拝できるよう、アクセス(行き方)や駐車場についても説明しておきますね。
宗像大社へのアクセス(行き方)や駐車場について
宗像大社辺津宮に公共交通機関で行く場合のアクセス(行き方)
■ 東郷駅(最寄駅)からのアクセス
- 東郷駅に着いたら宗像大社口へ
- 「神湊波止場」行きの西鉄バスに乗車
- およそ10分で「宗像大社前」バス停に到着
宗像大社辺津宮の最寄り駅は、JR鹿児島本線の東郷駅。
宗像大社口前のバス停「東郷駅前」から「神湊波止場」行きに乗れば、およそ10分で宗像大社前に到着します。
なお、西鉄バスは後乗り前降りで、
- nimoca
- SUGOCA
- suica
など全国相互利用のICカードも利用可能。東郷駅前から宗像大社前までの運賃は230円です。
それから、天神駅から特急バスも出ていて(僕はコレを利用)運賃は1000円。日銀前の「19A」バス停から約60分で宗像大社に着きます。
バス車内の様子。平日ということもあり、乗客も少なくゆったりと過ごせました
■ 大きな荷物は駅のロッカーに預けよう
なお、宗像大社でコインロッカーは見つけられませんでした。なので、大きな荷物がある場合は、
- 博多駅
- 天神駅(僕はココに預けた)
- 東郷駅
など、駅のコインロッカーに預けることをオススメします。
いっぽう、クルマで向かう場合は…
宗像大社辺津宮の駐車場情報
宗像大社辺津宮の第一駐車場
■ 宗像大社辺津宮の駐車場
- 収容台数:約1000台
- 駐車料金:無料
宗像大社には第一・第二・第三あわせて、およそ1000台収容の無料駐車場が用意されています。広くて安くてありがたい!
なお、最寄りのインターチェンジは以下のとおりです(どちらも九州自動車道)。
- 北九州・山口・広島方面から:若宮インター(宗像大社まで約20分)
- 福岡方面から:古賀インター(同25分)
こちらは第二駐車場。神宝館の近くにあります
また、参拝する/しないに関わらず、中津宮や沖津宮遙拝所へのアクセス(行き方)が気になる方も多いはずなので、説明しておくと…
宗像大社中津宮・沖津宮遙拝所へのアクセスも確認しておこう
■ 東郷駅から中津宮のアクセス(行き方)
- 西鉄バス「神湊波止場行き」バスで終点へ(途中で宗像大社辺津宮を経由)
- 神湊渡船ターミナルから大島へ
- 大島フェリーターミナルから徒歩4分で中津宮へ到着
東郷駅から中津宮へは、まず西鉄バスで「神湊波止場」へ。運賃は360円です(途中で経由する辺津宮からは210円)。
そして新湊渡船ターミナルからは、下記いずれかの船に乗って大島へと向かいます。
- フェリーおおしま(所要時間25分)
- 旅客船しおかぜ(同15分)
運賃はどちらも片道560円。時刻表や運行状況については、宗像市のWebサイトからご確認ください(先ほど載せたものと同じです)。
⇒[参考]宗像市「大島渡船運航時刻表」
大島フェリーターミナルからは、徒歩4分で中津宮に着きますよ。
■ 神湊ターミナルに駐車場はある?
神湊渡船ターミナル周辺には、3つの有料駐車場があります。
- 第1駐車場:12時間300円(ターミナルまで徒歩2分)
- 第2駐車場:12時間200円(徒歩4分)
- 第3駐車場:12時間200円(徒歩5分)
なお、駐車料金やターミナルまでの所要時間は上のとおり。有料とはいえ、かなり良心的な価格設定ですね。
ちなみに、中津宮から沖津宮遙拝所までは歩いて22分ほど(距離にして1.6km)。ほかには以下の移動手段があります。
- 西鉄バス(7分/300円)
- タクシー(7分/推定820円)
- レンタサイクル(600円・電動1100円)
バスは大島ターミナルから出ています。またレンタサイクルの料金は、時期によって変動するかもしれません。
■ 宗像大社 中津宮
- 住所:福岡県宗像市大島1811
- 電話番号:0940-72-2007
- 御祭神:湍津姫神(たぎつひめのかみ)
- 代表的なお祭り:七夕祭(8月7日)
■ 地図(マップ)
最後にココロ癒される、境内の様子を収めたフォトギャラリーをどうぞ。
境内の様子を収めたフォトギャラリーをどうぞ
「宗像大社前」バス停から大鳥居はスグ。気持ちの良い日にお参りできました。
参拝日が七五三当日だったこともあり、アンパンマンたちがお出迎え。
さらに進むと第二鳥居が。第二鳥居のほうが竣工から月日が経ち、イイ味出してる神社って多いですよね。
太鼓橋を渡って本殿拝殿方面へと向かいます。住吉大社(大阪市住吉区)の太鼓橋と比べれば、傾斜はかなり緩やかでした。
橋が架かっているのは心字池(しんじいけ)。心の字をかたどった池のことで、宗像大社のほかにも、
- 太宰府天満宮(福岡県太宰府市)
- 日比谷公園(東京都千代田区)
- 育徳園(東京大学本郷キャンパス内)
など、日本各地に存在しているとのことです。
この時期は「西日本菊花大会(神賑行事)」の開催時期にもあたり、境内にはたくさんの菊の作品が。幸せ。
手水舎でココロとカラダを清めます。柄杓がなく、竹筒から流れ出る水を手ですくうという珍しいタイプでした。
僕は初体験でしたが、このような手水舎は他の神社にもあるのでしょうか。
神門をくぐり、いよいよ本殿へ。身の引き締まる思いです。
ちなみに神門をくぐってすぐ右手側にも、お守りなどを頂ける授与所があります。
並んでいたお守りの代表的な種類をあげておくと、以下のとおり。
宗像大社のお守りの種類 | |
---|---|
交通安全 | 厄除け |
健康長寿 | 縁結び |
学業成就 | 神水守(御神水入※1) |
杜守 | 割付守(お札型※2) |
※1 世界遺産登録を記念して作られた新しいお守りです
※2 高宮祭場の授与所(無人)で頂けます
そういえば、久能山東照宮にお参りしたときも、至るところに授与所があったなぁ。
拝殿でお参りします。ご年配の方・七五三絡みの方が大多数。
ですが、仕事モード全開の方や、スピリチュアルな雰囲気を醸し出している方など、いろいろな方がいらっしゃいました。さすが世界遺産。
なお本殿のまわりには、二十二の社殿に百二十一もの末社が鎮座しています。
出雲大社に参拝した際も末社の多さに驚きましたが、こちらも圧巻でした。
本殿の裏側に回ってパシャリ。朱塗りの垂木(?)が印象的です。
こちらは本殿右手奥にそびえ立つ、御神木の楢の木。樹齢約550年で、宗像大社の御神紋(裏紋)にもなっています。
御朱印帳にも楢の葉紋が施されていましたね。なお、表紋は菊の御紋です。
そして、本殿右手側にある門をくぐり高宮参道へ。ココから宗像三女神の降臨地と伝えられる高宮祭場、さらには、
- 第二宮(ていにぐう・沖津宮の分霊)
- 第三宮(ていさんぐう・中津宮の分霊)
へとお参りしに行きます。もう少しお付き合いください。
宗像大社参拝推奨ルートに則り、まずは高宮祭場へ。参道を歩いていると、ふと前後に人がいない状況が訪れました。
個人的に、宗像大社のパワーをもっとも感じた瞬間です。なお、推奨ルートは以下の順番。
- 本殿拝殿
- 高宮祭場
- 第二宮
- 第三宮
- 神宝館
このルートでまわると宗像三宮を参拝したことになるそうです。
高宮参道の途中にある相生の樫。男女の絆を深める、恋愛成就・夫婦円満の御神木として信仰を集めています。
さらに途中には、こんな視界の開けた場所も。大島・沖ノ島方面を向いて写真を撮ってみました。
- 辺津宮(へつぐう)
- 中津宮(なかつぐう)
- 沖津宮(おきつぐう)
の宗像大社三社は一直線上に並んでいるんですよ。肉眼だと中央に大島らしきモノが見えた気がします。次回は必ず参拝したい!
いよいよ高宮祭場へ。社殿が建立される前から、ココで祭祀が行われていたのでしょう。
今の僕らは(社殿などの)分かりやすい形がないと、神の存在を認めるのは難しいのでは。昔の人の信仰心や見立て能力の高さに驚嘆です。
続いて、田心姫神(沖津宮)の分霊が祀られている第二宮へ参拝。こちらまでお参りに来られる方は少ないようでした。
さらに、湍津姫神(中津宮)の分霊が祀られる第三宮へ。第二宮のすぐ隣に鎮座しています。
ココでも背筋がスーッと伸びる感覚を味わいました。個人的パワースポット。
さいごに、第三駐車場の横を通って神宝館(しんぽうかん)へ。平日ということもあり、第三駐車場はガラガラでした。
こちらが神宝館。国宝8万点を収蔵展示する博物館です。バスの時間の関係上、中に入ることは叶いませんでした。唯一の心残り。
(実は午後に櫛田神社にもお参りして御朱印を授かったのです。)
参考までに、宗像大社前バス停の雰囲気をどうぞ。年配男性2人が「プロ野球選手の年俸高すぎ問題」について熱い議論を交わしておりました。
なお、宗像大社に到着してから御朱印を授かるまでの所要時間はおよそ90分(1時間半)。
僕はかなりじっくり巡るタイプなので、普通の方なら1時間程度で回れるのではないでしょうか。
そうそう、御朱印のはさみ紙にも天照大神の神勅が印刷されていました。捨てるには忍びないのでクリヤーブックに入れて保管しています。
次回は、中津宮と沖津宮遙拝所にお参りするつもりです。もし余裕があれば、博多と宗像大社のあいだにある、
- 宮地嶽神社(福津市宮司元町・八社参りがしたい)
- 諏訪神社(福津市西福間)
- 鎮国寺(宗像市吉田)
- 古賀神社(古賀市駅東)
これらの神社仏閣にも参拝できればいいなと考えていますが、欲張り過ぎかな。
宗像神社つながりでいえば、僕の地元・名古屋の宗像神社には参拝できたので、京都の宗像神社(京都御苑)にもお参りしてみたいです!
■ 宗像大社の近くで御朱印を頂いた神社
■ 今回の旅行で使ったサービス
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※宗像大社行きのバスが日銀前から出ているため