加佐美神社(岐阜県各務原市)の御朱印

なごやっくす(Twitter@goshuin_dash)です。
加佐美神社(岐阜県各務原市)で御朱印を授かりました。
名前が長すぎて逆に覚えやすいと受験生に話題の、蘇我倉山田石川麻呂そがのくらやまだのいしかわまろを祀る神社です。

加佐美神社(岐阜県各務原市)鳥居と標柱
鳥居と社号標。左下の自然石のカタチを残した永代常夜燈も趣深い

加佐美神社(かさみじんじゃ)

  • 御祭神:加佐美大神、應神天皇、右大臣蘇我倉山田石川麿公
  • ご利益:五穀豊穣、家内安全、生業繁栄、厄除・災難防止
  • 社格など:延喜式内社金幣社、元郷社
  • 霊場札所など:各務原市金幣社五社巡り
  • 市文化財:狛犬(1687年作)、御獅子(1675年奉納)

御井神社で「各務原市金幣社五社巡り」の掲示を見つけ、その中に加佐美神社も含まれていたのが参拝のきっかけ。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

広々とした境内で、気持ちの良いお参りができました!

この記事には…

  • 加佐美神社の御朱印
  • 御朱印の頂き方(場所など)
  • 境内の様子や見どころ

といった情報をまとめておきますね。
まずは加佐美神社で授かった御朱印から紹介します。

>>御朱印とは【もらい方】


加佐美神社の御朱印

加佐美神社(岐阜県各務原市)の御朱印

加佐美神社で頂いた御朱印です。「奉拝・神社名・参拝日」の墨書きに、“式内加佐美神社”の朱印が押されています。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

いわば御朱印の王道スタイルですね。御朱印の見方の基本を、以下の記事で図入りで解説していますよ

>>御朱印の見方の基本(図入り)はこちら

神社の由緒を挟んで、次の章には加佐美神社での御朱印のもらい方(僕がお参りしたときのこと)を書き留めておきます。

加佐美神社の由緒(歴史)


加佐美神社(岐阜県各務原市)狛犬
境内の狛犬。独特なカタチをしています(若干の”しゃちほこ”感)

  • 三代実録に”清和天皇貞観六甲申年(864年)8月15日美濃國従五位下加佐美大神に従五位上を贈る(旧暦)”とある
  • 美濃雑事記に”延喜五乙丑年(905年)各務郡曽原荘古市場にあり今八幡宮と称す“とある
  • 延喜式明細帳に”美濃國各務郡七座の内、加佐美神社は延喜八戊辰年(908)式内社に列す”とある
  • 美濃神名帳に”蘇我石川麻呂公は往古蘇原の県主たりし時百姓を撫綏勧励、老少大懐、因而、薨去、後神霊、崇敬し祭祀を奉る”とある
    蘇原の地名は蘇我氏の領有に由来すると言われる
  • 昭和50年9月16日:岐阜県神社庁指定76号を以て金幣社に列する

※境内掲示、岐阜縣神社名鑑(岐阜県神社庁,2017)をもとに作成

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

蘇我倉山田石川麻呂は、中大兄皇子と中臣鎌足が蘇我入鹿の誅殺を謀った際、計画に賛同した人物。各務原と深い関わりがあるとは知らなかった


加佐美神社での御朱印の頂き方

加佐美神社(岐阜県各務原市)拝殿
拝殿。延享3年(1746年)造営の国登録有形文化財です。天保2年(1831年)に現在の舞殿形式へ整えられたそう

御朱印の受付場所

加佐美神社(岐阜県各務原市)参集殿(御朱印拝受場所)

参集殿

加佐美神社の御朱印は、社殿左の参集殿内(授与所)で頂きました。「御祈祷受付所」の看板も見えますね。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

御神札・お守り・おみくじの取り扱いもありましたよ。お参りしたのが年末だったので、御札を受けに来た方と一緒になりました


加佐美神社(岐阜県各務原市)幣殿

幣殿(国登録有形文化財)。明治43年建造の切妻造、瓦葺屋根の建物です

そうだそうだ、賽銭箱は幣殿に設置されていました。こちらで二拝二拍手一拝しましたよ。

御朱印の初穂料(金額)

300円(100円玉3枚)

御朱印の初穂料(値段)は300円

お参り前に小銭を作りたい(お札を崩したい)場合、近くにコンビニや自販機が見当たらなかったので、おがせ街道沿いで買い物していくのがよろしいかと。

御朱印を頂いた時間

加佐美神社(岐阜県各務原市)本殿

本殿(国登録有形文化財)。貞享4年(1687年)造営の流造、桧皮葺屋根の建物です

神社に着いたのは平日の昼14時半ごろ。幣殿&境内社でお参りしたのち参集殿(社務所)に伺い、御朱印を拝受した次第です。

加佐美神社(岐阜県各務原市)雷の落ちた井戸

“雷の落ちた井戸”。井戸に関する昔話が書かれた大きな看板がありました

お正月に向けての境内整備の真っ只中だったと思いますが、快く対応してくださり大変ありがたかったです。参拝所要時間は全体で約30分といったところですね。ご参考までに。

さて、宿泊施設の広告を挟んだのち、ココまでに載せきれなかった加佐美神社の境内風景(フォトギャラリー)をお届けします。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

広告は、僕が岐阜駅前で泊まった「ダイワロイネットホテル岐阜」。駅近&お値打ちで快適な夜を過ごせました

加佐美神社の境内風景

加佐美神社(岐阜県各務原市)参道(石灯篭)

石灯籠が立ち並ぶ、味のある参道

加佐美神社の境内風景

  1. 境内神社(加佐美稲荷神社など・写真2枚)
  2. その他の境内風景(阿弥陀堂など・写真3枚)

この2部作でいきますね。

境内神社(加佐美稲荷神社など)【2枚】

加佐美神社(岐阜県各務原市)境内神社(神明神社・秋葉神社)

1枚目は神明神社(左)と秋葉神社(右)。御祭神はそれぞれ天照大御神と迦遇槌命です。近くには御鍬神社(御祭神:豊受大神)もありましたよ。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

神社東には、独立した神明神社も隣接しています


加佐美神社(岐阜県各務原市)境内神社・加佐美稲荷神社

2枚目は加佐美稲荷神社。御祭神は倉稲魂命です。赤鳥居と裏山とのコントラストが美しい。

神社の主なお祭りの紹介を挟んで、その他の境内風景の紹介に移ります!

加佐美神社のおもなお祭りなど


お祭りの様子が収められた貴重なYouTube動画をシェアさせていただいております

  • 1月1日:歳旦祭・開運祈祷祭・交通安全祭
  • 節分:節分祭
  • 2月20日:祈年祭・御鍬祭
  • 7月末日曜日:大祓神事
  • 10月15日前の日曜日:例大祭
  • 11月15日:七五三詣
  • 11月23日:新穀感謝祭
  • 12月31日:除夜祭
  • 毎月1日15日:月次祭

※参拝の栞をもとに作成


その他の境内風景(阿弥陀堂など)【3枚】

加佐美神社(岐阜県各務原市)阿弥陀堂

1枚目は阿弥陀堂。正徳4年(1714年)造営の前阿弥陀堂が、神仏分離令によって供養されたのち、金幣社昇格(昭和50年)の記念事業の1つとして改築されたそうです。

加佐美神社(岐阜県各務原市)庚申塔(猿田彦大神)

続いて庚申塔。庚申信仰と結び付けられることの多い”猿田彦大神”の標柱も見えますね。

先日お参りした豊栄稲荷神社(東京都渋谷区)に、庚申石塔がズラリと並んでいたのを思い出しました。

加佐美神社(岐阜県各務原市)鬼瓦

3枚目は鬼瓦。昭和62年に拝殿の屋根瓦を新調した際に取り外したモノが保存されています。神紋(左三ツ巴)がいっぱい。

市隼雄命墳墓(岐阜県各務原市)

おまけ!神社の200mほど東にある、橿森神社(岐阜市若宮町)の御祭神・市隼雄命イチハヤオノミコトの墳墓です。合わせてお参りしてみては。

さて、旅行関連の広告を再度挟んだのち、加佐美神社の基本情報(アクセス・駐車場など)を載せて記事を締めますね。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

広告はバスツアーでお馴染みのクラブツーリズム。「御朱印」で検索したところ、記事執筆時点で299件のツアーが該当しました。充実してるなぁ!


加佐美神社のアクセス・駐車場

加佐美神社(かさみじんじゃ)

・住所:岐阜県各務原市蘇原古市場町5-1
・電話:058-383-8962

・アクセス

  • 蘇原古市場町バス停(各務原市ふれあいバス蘇原線)から徒歩8分
  • 蘇原バス停(岐阜バス)から徒歩10分
  • 蘇原駅(JR高山本線)から徒歩30分

・駐車場:あり(無料)

加佐美神社(岐阜県各務原市)参拝者駐車場

鳥居左から進入できます。駐車場の場所には昔、根本寺というお寺があったそうです(明治の神仏分離令により廃寺)。


宮司さんでしょうか、神職さんの優しい雰囲気が印象的でした。またお参りさせてもらおう。

村国真墨田神社(岐阜県各務原市)の御朱印
村国真墨田神社(各務原市鵜沼山崎町)の御朱印

さて、加佐美神社をあとにして、次に向かったのは村国真墨田神社(むらくにますみだじんじゃ)

名鉄鵜沼駅から徒歩5分。南宮大社真清田神社の御祭神を祀る神社です。
以下から次の記事へとお進みください。

次の記事はこちら【村国真墨田神社】

各務原市金幣社五社巡り

加佐美神社周辺の御朱印寺社

護国之寺(岐阜県岐阜市)の御朱印
護国之寺(岐阜市長良雄総)の御朱印

岐阜県の御朱印一覧