山桜神社の御朱印と紙絵馬(岐阜県高山市)02

なごやっくす(Twitter@goshuin_dash)です。
山桜神社(やまざくらじんじゃ・岐阜県高山市)で御朱印を頂きました。

JR高山駅から徒歩9分。和紙に描かれた「紙絵馬」を販売する馬頭絵馬市(ばとうえまいち)で有名な神社です。このページには…

  • 山桜神社の御朱印
  • 御朱印の頂き方(場所や拝受時間など)
  • 火の見櫓などの見どころ
  • アクセス・駐車場

などの情報をまとめておきますね。まずは、山桜神社で授かった御朱印から紹介します。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

1ヶ月ほど前にお参りした、奈良東大寺に続いての御朱印拝受です!


山桜神社の御朱印

山桜神社の御朱印(岐阜県高山市)01
▲山桜神社の御朱印。溝旗神社(岐阜市)の御朱印帳に記帳していただきました

山桜神社で頂いた御朱印です。
墨書きは「山櫻神社」になっており、印影は中央上に大きな神紋が見えます。そのほか「馬頭・飛騨高山・山櫻神社・開運・厄除・家内安全」の文字も確認できますね。ご利益のありそうな御朱印です。

>>御朱印の見方の基本(図入り)はこちら

山桜神社の由緒は?

山桜神社(岐阜県高山市)01
▲山桜神社入口

実は神社名の「山桜」は馬の名前。
山桜は飛騨国小八賀郷池之俣村(現在の高山市丹生川町)産の駿馬で、飛騨高山藩第4代藩主・金森頼直(かなもりよりなお)の愛馬でした。
明暦3年(1657年)の「明暦の大火(振袖火事)」の際には、江戸城内に在住していた頼直を乗せて江戸城の百間堀を越え、主君の危急を救ったと伝えられています。カッコいいですね…!

そして山桜神社のある場所は、駿馬・山桜が晩年を過ごした厩舎のあった場所なんです。
山桜が亡くなったあと、遺骸は火葬されて松倉山麓(現在の飛騨民俗村)に葬り、厩舎跡には社を建てて山桜神社(馬頭さま)として祀った。これが山桜神社の歴史・起こりです。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

馬頭尊は鎮火などの守護神として崇められ、現在に至っています(岐阜県神社庁による、山桜神社の御祭神は大山咋神おおやまづみのかみ)。御朱印の神紋が何を表しているかは定かではありませんが、馬と深い関わりのある神社と聞くと、轡(くつわ)を環状に並べたようにも見えてきますがどうだろう

山桜神社での御朱印の頂き方

御朱印の受付場所はどこ?

山桜神社の拝殿と絵馬掛け(岐阜県高山市)01
▲拝殿と絵馬掛け。絵馬掛けの奥が社務所のようになっていました

山桜神社の御朱印は、拝殿脇の社務所で頂きました。
拝殿の扉に「御朱印 受け賜ります」との掲示があったため、社務所にお声がけしたところ、神社の方が快く応じてくださった次第です。

社務所の中には、馬頭絵馬市に向けて制作中だと思われる紙絵馬がズラリと並んでいましたよ。神社の方から紙絵馬についてのお話も伺えて、貴重な時間を過ごすことができました。初穂料は300円を納めたと記憶しています。

御朱印を頂いた時間は?

山桜神社の鳥居と手水舎(岐阜県高山市)01
▲鳥居と手水舎

僕が山桜神社の御朱印を頂いたのは、平日の午前10時半ごろでした。

受付時間は定かではありませんが「社務所が留守の場合は、近くのお茶屋さん(松風園 まつの茶舗)で御朱印を頂けることがある」との声も見受けられます。その場合も、拝殿の扉にその旨の掲示があるようです。
いずれにせよ、御朱印を受けたい場合は日中にお参りするのが良さそうですね。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

引き続き、山桜神社の見どころを2つ紹介します。火の見櫓と馬頭絵馬市についてです!

山桜神社の見どころ

火の見櫓(国指定登録有形文化財)

山桜神社 火の見櫓(国指定登録有形文化財・岐阜県高山市)01
▲火の見櫓(写真中央左)

山桜神社の火の見櫓(ひのみやぐら)は、国の登録有形文化財に指定されています。
江戸時代の火消し「馬頭組」の願いによって建設され、明治5年(1872年)の「向町大火」で焼失しますが、その後再建。昭和11年(1936年)の社地拡大に伴って、現在地に移動した歴史を持つそうです。

小江戸・川越の観光名所「時の鐘」を彷彿とさせる佇まいで、周囲の古い街並みともマッチしており、非常に趣を感じます。
境内に建っていますが、境内からだと少し見づらいので、神社南西の交差点あたりから眺めるのがオススメですよ(上の画像のアングルです)。

山桜神社の提灯(馬頭組・岐阜県高山市)01
▲境内には、馬頭組の真っ赤な提灯が並んでいました

馬頭絵馬市

山桜神社の紙絵馬(岐阜県高山市)01
▲境内に掛けられた「紙絵馬」

馬頭絵馬市は山桜神社を会場として、毎年8月1日~10日(15日)の期間だけ開催される、飛騨高山の夏の風物詩です。
ふつう絵馬といえば、願い事を書いた木札を神社に奉納しますが、こちらの絵馬は和紙に馬を描いた「紙絵馬」。「牛馬安全・養蚕安全・家内安全・商売繁盛・火の用心・交通安全・百寿百福・疫病退散」などを願う縁起物として親しまれています。

馬の向きは右向きと左向きの両方が用意されており、福をかついだ馬が家の中に駆け込むような向きにして、玄関の壁に貼るのが正しい飾り方なんだとか。
時期によっては、通販での注文・オーダーも受け付けているそうですよ。公式サイトへのリンクを下に載せておきますね。

>>[公式]飛騨高山の馬頭絵馬市

山桜神社のアクセス・駐車場

JR高山駅から山桜神社へは、東口からほぼ一本道で徒歩9分です。神社専用の駐車場はなく、周辺にコインパーキングが点在しています。

山桜神社(やまざくらじんじゃ)
住所岐阜県高山市本町2丁目65
電話0577-33-9224
アクセスJR高山駅東口から徒歩9分
駐車場周辺の有料駐車場を利用

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

僕は高山駅前の駐車場にクルマを停めて(パラカ高山駅前第2)、午前中~夕方前にかけて高山の古い街並みを散策&御朱印巡りしました。パラカ高山駅前第2は地面が未舗装ですが、収容台数が豊富(約140台)かつ駐車料金もお得(最大料金 平日600円・土日祝800円)。駅の西側にあるので、駅東側の観光エリアの道路渋滞もある程度回避できます。僕と同じような観光プランを立てている人におすすめの駐車場です!

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。
このページの要点をまとめました。

  • 山桜神社では、社務所で御朱印を直接記帳していただけた
  • 国指定登録有形文化財の「火の見櫓」や、紙絵馬を購入できる「馬頭絵馬市」が有名
  • 神社へはJR高山駅からほぼ一本道。クルマの場合は、駅前に停めて歩いて観光するのもおすすめ
高山市政記念館(岐阜県高山市)01
▲高山市政記念館。昭和43年まで使用された町役場・市役所の建物で、無料で見学できます

山桜神社にお参りしたあとは、高山のシンボル「赤い中橋」を渡って高山市政記念館を見学したのち、古い街並み(国選定重要伝統的建造物群保存地区)を抜けて高山別院照蓮寺へ。高山別院では四の御朱印を頂きましたよ。以下から次のページへお進みください。

次のページはこちら【高山別院】

岐阜県の御朱印一覧

※ページ内で紹介している情報は変更になる場合があります。最新情報は現地などでご確認ください