溝旗神社(岐阜県岐阜市)で御朱印四体と御朱印帳を授かりました。四体のうち三体は境内社・肇国神社の飛行機御朱印です。
一の鳥居。溝旗公園とひと続きになっていました
- 御祭神:素戔嗚尊(牛頭天王)、天照大神
- ご利益:厄除、除災開運、病除、好転、文化芸能など
- 例祭日:旧暦6月15日(ちょうちん祭)
- 社格など:旧村社
岐阜駅周辺の神社仏閣について調べていたとき、溝旗神社のカッコイイ御朱印帳が目に飛び込んできたんです。

今も御朱印帳を手元に置いてコレを書いています。思わずニヤけちゃう
この記事には、
- 溝旗神社の御朱印と御朱印帳
- 御朱印の頂き方(場所など)
- 境内の様子や見どころ
といった情報をまとめておきますね。まずは溝旗神社で授かった御朱印から紹介します。
目次(もくじ)
溝旗神社(岐阜市)で頂いた御朱印を紹介するよ
- 溝旗神社の御朱印
- 零戦(ゼロ戦)の御朱印
- X-2(心神)の御朱印
- 飛燕の御朱印
1.本社 溝旗神社の御朱印
1種類目は本社・溝旗神社の御朱印。
中央の印影(=朱印を押した跡)の周りが「みぞはた」に見えますね。遊び心が感じられてほっこりします。

右上の印影は神紋「石竹(セキチク)」。神紋としては全国的にも珍しいのでは。ナデシコ属の多年草です
溝旗神社拝殿
- 用明天皇2年:悪疫が流行し、素戔嗚尊に祈請
→霊験が顕著に現れたため社殿創建と伝わる - 昔は「お天王さん」「天王社」と呼ばれていた
- 明治時代:溝旗神社となる
- 昭和13年:伊藤忠太の設計により社殿造営

由緒書きによると、伊藤忠太は西洋建築学を基礎に日本建築を本格的に見直した第一人者。主な設計には橿原神宮・平安神宮・明治神宮・築地本願寺・靖国神社遊就館・岐阜公園三重の塔などがあるそうです
- 同年7月11日:境内神明神社を本殿に合祀
- 昭和20年:岐阜空襲により手水舎、神楽殿(現社務所)を残し焼失
→御神体木像・伊藤忠太の設計図も焼失を逃れる - 設計図を基に復興し今に至る
※由緒書き、岐阜縣神社名鑑(岐阜県神社庁,2017)をもとに作成
【3種類】肇国神社の飛行機御朱印(航空技術の礎)
ココから三体は、境内社・肇国神社の飛行機御朱印になります。
2.零戦(ゼロ戦)の御朱印
2種類目は零戦(ゼロ戦)の御朱印。シンプルであるがゆえに、イイ意味で飛行機が目立ちますね。
境内の掲示によると、「ゼロ戦」と「飛燕」は岐阜の地で初飛行を納めたとのこと。歴史の勉強になるなぁ。
肇国神社。境内北西にあります。白山神社&秋葉神社も同じ場所からお参りしました
- 御祭神:天照大神、天目一箇命、飛行兵の英霊
- ご利益:航空安全、航空整備開発

天目一箇命は日本神話に登場する”鍛冶の神”。岩戸開きの際に刀や斧、鉄鐸を作った「天津麻羅(アマツマラ)」と同一神だとも言われています
3.X-2(心神)の御朱印
3種類目は、X-2(先進技術実証機/心神)の御朱印。
9割を国産で作り上げた最新鋭の国産ステルス機(X-2)を、未来の航空産業の礎として御朱印に採用したそうです。
肇国神社・白山神社・秋葉神社への参道
- 昭和19年:岐阜陸軍航空整備学校第二教育隊(現在の各務原航空自衛隊基地内)に創建
- 神社名は陸軍中将賀陽宮恒憲王殿下によるもの
- 航空技術を学ぶ、学校生の守り神として手厚く祀られる
- 終戦時、学校地がアメリカ軍に接収される
→第二教航空育隊長の児島義徳中佐により、溝旗神社境内に遷る - 飛行兵の英霊を合祀し今に至る
※由緒書きをもとに作成
4.飛燕の御朱印
4種類目は飛燕(ひえん)の御朱印。
ゼロ戦と似ていますが、ゼロ戦は旧海軍、飛燕は旧日本陸軍の戦闘機です。

溝旗神社では、満月の夜に限定御朱印が頒布されるとのこと。続けて補足しますね
【補足】満月の夜限定御朱印も
神社の掲示からです
溝旗神社では満月の夜(旧暦15日)に、お月夜参りの限定御朱印が頒布されるとのこと。ぜひ授かってみたいなぁ。

限定御朱印の初穂料は500円、受付時間は17時~20時とありました。仕事帰りに受けられるレアな御朱印だとも言えますね
そして溝旗神社の御朱印帳には何を隠そう、大きな満月(と飛行機)があしらわれているんです。引き続き紹介していきます。
溝旗神社(岐阜市)では御朱印帳も授かりました
溝旗神社ではオリジナルの御朱印帳も授かりました。拝殿上空に浮かぶ満月の前を、飛行機が横切るロマンチックなデザインです。
表紙上の英語表記も含めてカッコ良すぎる…。初穂料は2500円でしたよ(溝旗神社本社の御朱印つき)。
【補足】溝旗神社の御朱印帳は小さいサイズ
溝旗神社と金神社の御朱印帳
溝旗神社の御朱印帳は小さいサイズ(文庫本サイズ)。大きさのイメージが掴めるよう、大きいサイズの御朱印帳と並べてみました。
※御朱印帳のサイズ(大きさ)についての特集記事を以下にご用意しています御朱印帳のサイズは大きく分けて2種類。「それぞれの呼び方・大きさ(cm)」と「御朱印巡り初心者にはどちらのサイズがおすすめか」を紹介します。

金神社(岐阜市金町)の御朱印と大鳥居
参考までに、大きいサイズの御朱印帳は金神社で授かったモノ。溝旗神社から徒歩10分とアクセス良好ですよ。お参りしたときの様子は以下の記事をどうぞ。
金神社(岐阜市)で御朱印と御朱印帳を授かったので、頂き方(時間など)や境内の様子とともに記事にまとめました。金祥稲荷神社の御朱印も頂けます。
さて、宿泊施設の広告を挟んで、次の章には、溝旗神社での御朱印のもらい方(僕がお参りしたときのこと)を書き留めておきますね。
広告は、僕が岐阜駅前で泊まった「ダイワロイネットホテル岐阜」。駅近&お値打ちで快適な夜を過ごせました。
溝旗神社(岐阜市)での御朱印の頂き方を説明するよ
狛犬もカッコ良かった
- 拝受場所:社務所(参道右)
- 御朱印代(初穂料/価格):300円
- 【参考】僕がお参りした時間:平日の午後3時半ごろ
1つずつ簡単に補足します。
拝受場所:社務所(参道右)
御朱印を頂いたのは、参道右の社務所。授与所形式ではなく、社務所の扉を開けて中にお邪魔するカタチで御朱印をお願いしました。

中に入ると音が鳴って神職さんに伝わるシステム。ファミレスみたいな感じです(不適切な表現だったらゴメンなさい)
社務所の外壁には、お守りを作る工程が写真付きで掲示されていました。手元に届くまでの多くの工程が可視化されており、改めてありがたい気持ちになりましたね。
初穂料(金額):300円
初穂料(値段)は一体300円でした。初穂料の言葉の由来を以下の記事で説明しています。
御朱印巡りを始めてすぐの時期に気になりがちな言葉の1つ「初穂料」の意味を説明しています。言葉の由来や語源についても簡単にまとめていますよ。
お参り前に小銭を作りたい(お札を崩したい)場合、岐阜駅付近でコンビニに寄るのが確実かと。溝旗公園脇に自動販売機もありましたよ。
【参考】僕がお参りした時間:平日の午後3時半ごろ
“二の鳥居”横の社号標
神社に着いたのは平日の午後3時半ごろ。拝殿と境内社(肇国神社など)にお参りしたのち社務所に伺い、御朱印を授かった次第です。
御朱印をお願いしてから実際に手にするまでの待ち時間は5分ほど。ありがたいことに四体すべてを記帳してもらえました。
拝殿脇には”おもかる石“らしきモノも
コンパクトな境内だったこともあり、全体での参拝所要時間は約20分といったところですね。ご参考までに。

社務所の受付時間などの掲示は見当たらず。僕のお参りが15時半を過ぎていたので、16時までは受付していただけるのかな。ただし神職さんがご不在の場合も無きにしも非ずといった雰囲気でした
旅行関連の広告を再度挟んだのち、溝旗神社の基本情報(アクセス・駐車場など)を載せて記事を締めますね。
広告はバスツアーでお馴染みのクラブツーリズム。「御朱印」で検索したところ、記事執筆時点で261件のツアーが該当しました。充実してるなぁ!
溝旗神社(岐阜市)の基本情報(アクセス・駐車場など)
・住所:岐阜県岐阜市溝旗町3-1
・アクセス
- 名鉄岐阜駅(名鉄名古屋本線/各務原線)から徒歩8分
- 岐阜駅(JR東海道本線/高山本線)から徒歩13分
・駐車場:なさそうでした
近くにコインパーキングが点在しています。上の写真は、三井のリパーク岐阜元町5丁目です(駐車料金60分200円)。
ちなみに由緒書きによると、溝旗神社の「溝旗」は岐阜町と上加納村の境目(“溝”)を示すための”旗”が立っていたことに由来するそう。

なるほど。コレで漢字を間違えることも無くなりそう。実はお参りする前、溝端淳平さんのイメージから”溝端神社”と勘違いしていたのはココだけの話

橿森神社と岐阜信長神社(橿森神社境内社)の御朱印
溝旗神社の近くで御朱印を頂けたのは橿森神社(かしもりじんじゃ)。北へ徒歩8分での到着です。
境内社・岐阜信長神社(建勲神社)の御朱印も拝受しましたよ。詳しくは以下の記事をどうぞ。
橿森神社(岐阜市)で二体の御朱印(うち一体は岐阜信長神社の御朱印)を授かったので、頂き方(場所など)や境内の様子とともに記事にまとめました。
飛行機のお守りが頂ける神社やお寺をまとめました。空の旅の安全を願う人・飛行機が好きな人・航空業界への就職を希望する人の参考になれば幸いです。
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