加納天満宮(岐阜県岐阜市)で御朱印を授かりました。JR岐阜駅の加納口から徒歩5分とアクセス良好です。
天神祭りの神輿渡御です。”祭すみたやチャンネル”のYouTube動画をシェアさせていただいております
- 御祭神:菅原道真公
- ご利益:学問の神
- 社格など:県社、金幣社
(岐阜駅の近くで御朱印を授かれる神社仏閣はあるかな…)
と探していたところ、加納天満宮と玉性院を見つけたんです。我ながらあっぱれ。この記事には、
- 加納天満宮の御朱印
- 御朱印の頂き方(時間など)
- 境内の様子や見どころ
といった情報をまとめておきますね。まずは加納天満宮で授かった御朱印から紹介します。
目次(もくじ)
加納天満宮(岐阜市)の御朱印
天満宮つながりで山田天満宮(名古屋市北区)の御朱印帳に記帳していただきました
加納天満宮で頂いた御朱印です。参拝日は令和元年11月。“奉祝 御大礼”のありがたい印影が見えますね。
右下には御祭神・菅原道真公の姿も。桜天神社(名古屋市中区)の御朱印にも道真の印影がありましたよ
御朱印の見方(=何が書いてあるのか)について、神社とお寺それぞれの具体例をあげながらまとめました。御朱印初心者の方の参考になれば幸いです。
神社の由緒を挟んで、加納天満宮での御朱印のもらい方(僕がお参りしたときのこと)を書き留めておきますね。
拝殿(文化7年建立)。戦災を逃れた唯一の建造物とのことです
- 文安2年(1445年):斎藤利永が沓井郷に沓井城(旧加納城)を築城
→守護神として天満宮を勧請 - 記録によると、その100余年以上前から吉田郷(上加納)に祀られていたとのこと
- その後、斎藤道三(利政)が稲葉山城に移り沓井城は廃城に
→天満宮は住民により厚く奉斎される - 慶長5年(1600年):徳川家康が関ヶ原の戦いから凱旋の折り、岐阜城(旧稲葉山城)を廃し加納城を構築
- 慶長6年(1601年):天満宮が城郭内に入ったため、加納城鎮護の神として現在地に遷座
- 加納城初代城主・奥平信昌や、その正室・亀姫らから信仰を集める
※由緒書きをもとに作成
加納天満宮(岐阜市)での御朱印の頂き方を説明するよ
大鳥居。大正2年建立の明神鳥居です
- 受付場所:授与所(拝殿左)
- 御朱印代(初穂料/価格):300円
- 受付時間のめやす:午前9時から午後4時
1つずつ簡単に補足しますね。
受付場所:授与所(拝殿左)
お札・お守り(合格守り)・おみくじ・絵馬・天神箸などの取り扱いもありました
加納天満宮の御朱印を拝受したのは、拝殿左の授与所(社務所)。
神社近くの玉性院で「金の御朱印」を頂ける日だったからか(毎月最終金曜日)、境内は多くの人で賑わっていましたよ。
東光山玉性院の”金のお福さん御朱印”
上が玉性院の“金のお福さん御朱印”。同じ日に拝受しました。加納天満宮から東へ徒歩1分(70m)ですので、合わせてお参りされてみては。
玉性院で御朱印を頂いたときのことは以下の記事にまとめてあります
東光山玉性院(岐阜市加納天神町)で御朱印を授かったので記事にまとめました。節分つり込み祭りで有名なお寺。JR岐阜駅の加納口から徒歩6分です。
初穂料(金額):300円
御朱印の初穂料(値段)は300円。初穂料の言葉の由来を以下の記事で説明しています。
御朱印巡りを始めてすぐの時期に気になりがちな言葉の1つ「初穂料」の意味を説明しています。言葉の由来や語源についても簡単にまとめていますよ。
境内(加納天満宮会館)の自動販売機
岐阜駅の近くなので、お参り前に小銭を調達する(≒お札を崩す)場所にも困りません。境内に自動販売機もありましたよ。
受付時間のめやす:午前9時から午後4時
神社の1ブロック南には大きな社号標が
社務所前に“午前9時から午後4時”との掲示が出ていました。御朱印を受けたい場合も、この時間をめやすにお参りされるのがよろしいかと。
手水舎
神社に着いたのは平日の午後2時過ぎ。本殿にお参り&境内を散策したのち授与所に伺い、御朱印を頂いた次第です。
当初は軽い行列でしたが、僕が授与所に着いた時には解消されており、スムーズに受付してもらえましたよ。
狛犬
御朱印をお願いしてから手元に受け取るまでの時間は2,3分。参拝所要時間は約45分といったところですね。ご参考までに。
とはいえ、僕はかなりの”のんびり派”。お参りして軽く境内を散策するだけなら30分ほど見ておけばOKな気もします
宿泊施設の広告を挟んで、記事の後半では、ココまでに載せきれなかった加納天満宮の境内風景(フォトギャラリー)をお届けします。
広告は僕が岐阜駅前で泊まった「ダイワロイネットホテル岐阜」。駅近&お値打ちで快適な夜を過ごせましたよ。
加納天満宮(岐阜市)の境内風景【フォトギャラリー】
- 本殿まわり(写真3枚)
- 境内社(写真5枚)
この2部作でいきますね。まずは本殿まわりからどうぞ。
1.本殿まわり(神門など)【3枚】
1枚目は神門。拝殿奥の石段をのぼった所にあります。令和元年9月22日に竣功祭が行われたそうです。
神門をくぐるとスグに本殿が(上の写真)。こちらに賽銭を納めてお参りしました。
3枚目は本殿横の座牛です。胴体には神紋(梅鉢)も見えます。頭を撫でると学業向上のご利益を授かれる、なんて言い伝えもありますね。
ありがたくナデナデしましたよ。菅原道真公と牛の切っても切れない関係については、以下の記事で特集しています
天満宮(菅原道真を御祭神として祀る神社)に牛がいる理由をまとめました。「牛を撫でると得られるご利益」「北野天満宮の牛に関する豆知識」も!
引き続き、境内社の紹介に移ります。
2.境内社(福寿稲荷神社など)【5枚】
1枚目。社殿が3つ並びます。左から出雲神社・八幡神社・春日神社です。御祭神を以下にまとめておきますね。
神社名 | 御祭神 |
---|---|
出雲神社 | 大国主命 |
八幡神社 | 応神天皇 |
春日神社 | 天児屋根命 |
2枚目。さらに7つの社殿が並んでいました。美しい。神社名と御祭神は以下の表で。写真の手前(左)から順番です。
老松神社と紅梅神社というのが、いかにも天満宮という感じでイイですね。老松神社の御祭神・島田忠臣は菅原道真の祖です
神社名 | 御祭神 |
---|---|
老松神社 | 島田忠臣 |
紅梅神社 | 五十川能福 |
事代主神社 | 事代主命 |
神明神社 | 天照大御神 |
御鍬神社 | 豊受大神 |
市神神社 | 大市姫命 |
白太夫神社 | 渡会春彦 |
3枚目は一心龍王神社。本殿脇にありながら、今回紹介している境内社の中で唯一、参拝の栞に社名の記載が見当たらないという不思議な神社です。
こういった神社が実は隠れたパワースポットだったりしますよね。名前もカッコイイ
4枚目は津島神社。加納天満宮の代表的な祭事の1つ・提灯祭りは津島神社例祭の前夜祭とのことですよ。
ということで、ラスト5枚目の福寿稲荷神社の写真とともに、加納天満宮のおもな年中行事をまとめておきます。
境内社・福寿稲荷神社
- 1月7日:七草祭
- 1月15日:左義長(どんど焼き)
- 1月25日:初天神
- 2月3日:追儺祭(節分)
- 2月17日:祈年祭
- 3月初午:初午祭(福寿稲荷神社)
- 4月上旬:筆塚祭
みそぎ祭りの様子が収められたYouTube動画をシェアさせていただきます。屋台も出ていて楽しそう
- 6月30日:みそぎ祭り(茅の輪くぐり)
- 7月14日:提灯祭り
- 9月十五夜の宵:餘香祭
- 10月下旬:例祭(加納天神まつり)
- 11月:七五三祭
- 11月23日:感謝祭
- 毎月1日15日:月次祭
※由緒書き、岐阜縣神社名鑑(岐阜県神社庁,2017)をもとに作成
旅行関連の広告を再度挟んだのち、加納天満宮の基本情報(アクセス・駐車場など)を載せて記事を締めますね。
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加納天満宮(岐阜市)のアクセス・駐車場など
御朱印と一緒に、菅原道真公が詠んだ和歌の栞(しおり)も頂いたんです。さっそく本に挟んで活用しております。頭が良くなった気分。
和歌は“東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな”。道真が太宰府に左遷される際に詠んだ歌です。以下の特集記事に、和歌の訳を掲載しています
天満宮(菅原道真を御祭神として祀る神社)に梅がある理由について書きました。「道真の和歌」「飛梅伝説」「太宰府天満宮の梅に関するトリビア」も!
溝旗神社(岐阜市溝旗町)の御朱印と御朱印帳
途中で出てきた玉性院のほかに、加納天満宮の近くで御朱印を頂けたのは溝旗神社。歩いて17分、車なら8分での到着です。
境内社・肇国神社の飛行機御朱印(ゼロ戦・X-2・飛燕)や、満月の夜に頒布される「お月夜参り」の限定御朱印も授かっております。詳しくは以下の記事で。
溝旗神社(岐阜市)で4種類の御朱印と御朱印帳を授かったので記事にまとめました。満月デザインの御朱印帳&肇國神社の飛行機御朱印がかっこいいです。
岐阜駅周辺の御朱印スポットをまとめた特集記事もご用意しています。以下からどうぞ!
岐阜駅(JR・名鉄)周辺で御朱印を頂ける神社やお寺を一覧にしてまとめました。地図も載せていますので、御朱印巡りの際にご活用いただければと。
岐阜県の御朱印一覧
岐阜県の御朱印を市町村別に紹介しています。御朱印巡りにご活用いただければ幸いです。