高山別院照蓮寺の御朱印(岐阜県高山市)02

なごやっくす(Twitter@goshuin_dash)です。
高山別院照蓮寺(飛騨御坊・岐阜県高山市)で御朱印を頂きました。

高山市内の商店街で最大の規模を誇る「安川通り商店街(やすがわ商店街)」から少し北に入った場所にある、真宗大谷派のお寺です。このページには…

  • 高山別院の御朱印
  • 御朱印の頂き方(場所や時間など)
  • 境内の様子・見どころ
  • アクセス・駐車場情報

といった情報をまとめておきますね。まずは、高山別院で授かった御朱印から紹介します。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

山桜神社に続いての御朱印拝受です。この日はJR高山駅を拠点に御朱印巡りを楽しみました!

※高山市内には「照蓮寺(しょうれんじ)」というお寺が2つあります。1つが今回の高山別院。もう1つは南へ700mほどの場所にある「中野照蓮寺」です


高山別院 照蓮寺の御朱印

高山別院では、真宗大谷派の御本尊・阿弥陀如来の教えなどが書かれた四の御朱印を頂きました(お代は各300円)。順番に紹介しますね。

如来大悲の御朱印

高山別院照蓮寺の御朱印(如来大悲・岐阜県高山市)01
▲如来大悲の御朱印

一体目は、如来大悲(にょらいだいひ)の御朱印です。
如来大悲は、有名な念仏「南無阿弥陀仏」の名号のこととも言われます。

頂いた説明書きには「どんなに自分で自分を見捨てようとしても、阿弥陀如来は決して見捨てずに、大いなる慈悲の心で『真実に生きよ』と願い続けていられる」とありました。親鸞聖人による仏教賛歌『恩徳讃(おんどくさん)』冒頭の「如来大悲の恩徳(おんどく)は…」のフレーズも有名です。

俱会一処の御朱印

高山別院照蓮寺の御朱印(倶会一処・岐阜県高山市)01
▲俱会一処の御朱印。金文字で描かれています

続いて、俱会一処(くえいっしょ)の御朱印です。
こちらは『仏説阿弥陀経』に書かれた言葉で「ともにひとつの場所で出会うこと」という意味があります。

説明書きには「人の生まれや境遇は人の数だけ存在し、それぞれ違う。その一人一人が同じ人間として等しく出会い、皆がともに生きていく世界を仏さまは願われている」とありました。この言葉が刻まれたお墓(墓石)を見たことのある人も、少なからずいらっしゃるかもしれませんね。

和顔愛語の御朱印

高山別院照蓮寺の御朱印(和顔愛語・岐阜県高山市)01
▲和顔愛語の御朱印

三体目は、和顔愛語(わげんあいご)の御朱印です。
こちらは『仏説無量寿経』の上巻に登場する言葉で「表情はやわらかく言葉はやさしく」という意味があります。

説明書きには「私たちも『和顔愛語』にて接することで、他の人々もまた満たされていく…」とありました。先の二体の御朱印もステキなのですが、こちらの「和顔愛語」はなんだか字面を見るだけで心がほっこりしてきて、とくにお気に入りの御朱印です。

大悲無倦の御朱印

高山別院照蓮寺の御朱印(大悲無倦・岐阜県高山市)01
▲大悲無倦の御朱印

最後となる四体目は、大悲無倦(だいひむけん)の御朱印です。
こちらは親鸞聖人の教えの根幹とも言われる『正信偈(しょうしんげ)』に「大悲無倦常照我じょうしょうが」の形で登場するフレーズ。「阿弥陀如来の智慧の光は、あきることなく衆生を照らしてくださる」といった意味があります。
こうして意味を見ていくと、ありがたみが増しますね。

>>御朱印の見方の基本(図入り)はこちら

御朱印は書き置きタイプ

高山別院照蓮寺の御朱印(岐阜県高山市・書き置きスプレーのり)01
▲同じ日にお参りした飛騨国分寺の御朱印帳に貼り付けました

高山別院の四体の御朱印は、すべて紙で頂く(書き置き)タイプでした。
ということで、スプレーのりを使って御朱印帳に貼り付けております。

>>[関連]御朱印の「のり」の貼り方【おすすめ】

使用したのは「3M スプレーのり55」です。
近所の文房具屋で2926円だったのが、楽天市場だと1499円だったので、ネット通販で購入しました(値段は購入当時)。

高山別院照蓮寺での御朱印の頂き方

御朱印の受付場所はどこ?

高山別院照蓮寺の御朱印受付場所(寺務所・岐阜県高山市)01
▲寺務所。奥には入場無料の「寺宝館・中村久子展」がありました(開閉時間9-15時)

高山別院の御朱印は、本堂向かって左の寺務所で頂きました。
写真をご覧のとおり、僕がお参りした日は大型バスがいっぱい。境内は修学旅行中だと思われる学生さんの活気で満ち溢れていましたよ。

高山別院照蓮寺本堂(岐阜県高山市)01
▲本堂。修学旅行生の集合写真の撮影スポットと化していました。なかなか新鮮な光景です…!

御朱印の受付時間は?

僕が高山別院で御朱印を頂いたのは、平日の午前11時半ごろでした。

公式サイトなどに御朱印の受付時間は明記されていませんが、納骨や永代経の受付時間が「午前9時~午後4時」となっています。御朱印を受けたい場合も、この時間をめやすにお参りされるのがよろしいのではないでしょうか。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

引き続き、高山別院がどんなお寺なのか簡単に紹介したあと、アクセス・駐車場情報に移ります!

高山別院ってどんなお寺?

高山別院照蓮寺山門(岐阜県高山市)01
▲山門。「御坊」の提灯に趣を感じます

高山別院(光曜山こうようざん照蓮寺)は、京都の東本願寺を本山とする、浄土真宗・真宗大谷派の高山別院です。
その起源は鎌倉時代までさかのぼり、開基は親鸞聖人の弟子・嘉念坊善俊かねんぼうぜんしゅん上人。当初は、世界遺産として有名な白川郷(鳩ヶ谷・飯島)に専修念仏の道場を構えて「正蓮寺」と称していました。最初は別の漢字だったんですね。

「光曜山照蓮寺」と改称したのは、室町時代の永正元年(1504年)。白川郷中野(現在の高山市荘川町中野)に本堂を再建したタイミングでした。というのも、白川郷に真宗門徒が増えたことに脅威を抱いた在地の土豪・内ヶ島氏による焼き討ちを受け、堂を焼失&一時断絶の憂き目に遭っていたんです(怖い…!)。

高山別院照蓮寺開基・嘉念坊善俊上人の石碑(岐阜県高山市)01
▲開基・嘉念坊善俊上人の石碑

現在地に堂宇が建立されたのは、安土桃山時代の天正16年(1588年)。豊臣秀吉の命を受けて飛騨に侵攻した金森長近(かなもりながちか・初代高山藩主)が、照蓮寺と協調政策をとって今の場所に寺地を与えたことによるものでした。一時期は70を超える末寺を擁する大寺だったそうですよ。

その後は、江戸時代の元禄16年(1703年)に寺領を東本願寺に献上して、本山の掛所かけしょ「高山御坊」に。明治以降は「真宗大谷派高山別院光曜山照蓮寺」と公称して今に至ります。現在の本堂は昭和39年(1964年)に建立されたものです。

高山別院照蓮寺鐘楼(岐阜県高山市)01
▲鐘楼。大晦日には先着108名で除夜の鐘を撞けるようです

高山別院のアクセス・駐車場

お寺の参道が、食べ歩きやお土産探しができるアーケード商店街(安川商店街)に接続しているため、観光プランに組み込みやすいお寺です。
また、駐車場は参拝のみならず、高山観光の拠点としての長時間駐車も可能となっています。

真宗大谷派 高山別院 照蓮寺
(真宗大谷派 岐阜高山教区 高山教務支所)
住所岐阜県高山市鉄砲町6
電話0577-32-0688
アクセスJR高山駅東口から徒歩17分
公式サイト高山別院照蓮寺(飛騨御坊)


▲高山別院照蓮寺アクセスマップ via Google Map

高山別院駐車場

高山別院照蓮寺 駐車場入口(岐阜県高山市)01
▲駐車場入口(山門脇)
バス自家用車
収容台数最大60台最大150台
駐車料金
  • 4時間 3,000円
  • 8時間 4,000円
  • 4時間 800円
  • 8時間 1,000円
営業時間午前6時~午後6時
備考
  • 事前予約不可
  • 高山祭り期間中はバス専用

▲バイクは4時間まで500円、8時間まで800円で駐車できます

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

周辺には宮川朝市などの主要観光スポットもありますし、8時間停めて1,000円というのは魅力的ですね。僕は今回、高山駅前のコインパーキングを利用しましたが(駅からの観光気分を味わいたかった)、こちらの駐車場も頭に入れておこうと思います!

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。
このページの要点をまとめました。

  • 高山別院では、阿弥陀如来の教えなどが書かれた4種類の御朱印を頂いた
  • 御朱印の受付時間は明記されていないが、永代経などの受付時間は「午前9時~午後4時」
  • 駐車場は、高山観光の拠点としても利用できて便利

これまでに400近くの寺社で御朱印を受けてきましたが、浄土真宗のお寺で御朱印を頂いたのは初めてかもしれません(浄土真宗のお寺では基本的に御朱印を授与していないため)。そういった意味でも、特別なお参りになりました!


桜山八幡宮の御朱印(岐阜県高山市)04
▲桜山八幡宮の御朱印

さて、高山別院にお参りしたあとは、北へ歩いて6分ほどの場所に鎮座する桜山八幡宮(さくらやまはちまんぐう)へ。
桜山八幡宮では、見開きの期間限定御朱印を含む六体の御朱印を頂きました。以下から次のページへお進みください。

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