名古屋中心部には、名前のよく似た以下の3つの神社がありますが…
- 冨士浅間神社(西区浅間)
- 淺間神社(西区那古野)
- 富士浅間神社(中区大須)
今回御朱印を授かったのは、円頓寺商店街近くの四間道通り沿いに鎮座する2.の淺間神社。
なお頂いた由緒書きには”淺間神社”と”浅間神社”の表記が混在しており、愛知縣神社名鑑だと”淺間神社”。愛知県神社庁のサイトでは”浅間神社”となっています。
実は淺間神社に到着したのは夕方4時過ぎ。社務所が閉まっていてもおかしくないよな…と、御朱印に関しては半ばダメモトでお参りしたんです。
ところが幸運にも授与所は開いており、めでたく御朱印を拝受。充実感あふれる参拝となりました。この記事には、
- 淺間神社の御朱印
- 御朱印のもらい方(初穂料など)
- 境内の様子(見どころ)
といった情報を凝縮してまとめておきますね。まずは淺間神社で授かった御朱印から紹介します。
目次(もくじ)
淺間神社(名古屋市西区)の御朱印
淺間神社で授かった御朱印です。淡い茶色の和紙に書かれた墨書きは“奉拝・神社名(淺間神社)・参拝日”と王道の3要素。
そして、印影(朱印を押した跡)については以下の3要素でよろしいかと。
- [右上]四間道
- [中央下]淺間神社
- [右下]桜(さくら)
※御朱印の見方の基本を以下の記事で図入りで解説しています
現地の案内板によると、四間道(しけみち)とは元禄13年の大火の後、防火や商業活動を目的として道幅を4間(約7メートル)に広げたことから名付けられた道。
名古屋市の街並み保存地区に指定されており、普段も観光客の姿をちらほらと目にします。
また近くには屋根神様も。この地方独特の風習で、津島神社・秋葉神社・熱田神宮の三社が祀られています。お参りの際は合わせてどうぞ。
御朱印は書き置きタイプ
淺間神社の御朱印は書き置きタイプ(紙でもらうタイプ)でした。ということで、専用ホルダー(上の写真)に挟んで大切に保管しております。
通販サイト(楽天・Amazon・ヤフー)へのリンクも載せておきますね。最近は人気なのか売り切れていることも多いです。僕も早めに次を購入しておかないと!
淺間神社(名古屋市西区)での御朱印の頂き方
鳥居の前に柱が立っている&葉っぱで覆い隠されているため、ぼーっとしていると気付かずに通り過ぎてしまいそうです
という方のために、淺間神社での御朱印の授かり方を、僕がお参りしたときの様子とともに書き留めておきますね。
- 御朱印の受付場所
- 御朱印代(初穂料/価格)
- 【参考】御朱印の受付時間について
この3つを順番にいきます。
御朱印の受付場所:授与所(参道右)
淺間神社の御朱印は正面鳥居をくぐって右前方にある授与所(社務所)で頂きました。御札・お守り・おみくじの取り扱いもありましたよ。
さらに進むと、この鳥居の奥に拝殿(社殿)が。御祭神は木花開耶媛命です。
【参考】淺間神社のご利益
- 五穀豊穣
- 町内安全
- 子孫繁栄
※頂いた由緒書きをもとに作成
御朱印の初穂料(金額):300円
御朱印の初穂料(値段)は300円。初穂料の言葉の由来は以下の記事で説明していますよ。
お参り前に小銭を作りたい(お札を崩したい)場合、至るところにある自販機で買い物しても良いですし、先にお茶しちゃうのもアリですね。
こちらは淺間神社から徒歩2分の所にある”カフェ・ド・リオン(Cafe de Lyon)本店“で頂いたパフェ。かなり高さがあるのですが、さっぱり上品なお味でペロリといけちゃいます。
⇒[食べログ]カフェ・ド・リオン(Cafe de Lyon)
【参考】御朱印の受付時間について
淺間神社の社務所の開設時間について、現地・ネットともにめぼしい情報は見当たりません。
僕は平日の午後4時過ぎにお参りして幸運にも御朱印を授かることができましたが、ネット上には、
といった口コミもあった気が。ということで、ふわっとしたご提案になりますが、午前9時から午後5時のあいだに、
といった心持ちでお参りするのが、精神衛生的にもよろしいのではないでしょうか。
淺間神社の手水舎です
そして、淺間神社には他にも見どころがたくさん。そこで最後に、境内の見どころを僕がお参り(散策)した順に紹介していきますね。
- 富士光稲荷社
- 御神木(銀杏)
- 八大龍王碑
- 津島社
- 秋葉社・天満宮社/恵比須社
- 狛犬(さするとご利益があるとも)
この順番です。広告を挟んだのち、まずは富士光稲荷社からどうぞ。
【全部で6つ】淺間神社(名古屋市西区)の見どころを紹介するよ
1.富士光稲荷社
■ 富士光稲荷社
- 御祭神:宇迦之御魂之大神
- ご利益:日常生活守護
まずは富士光稲荷社。拝殿左に鎮座しています。名前がステキ。富士山のご来光を彷彿とさせます。
2.御神木(銀杏)
稲荷社の奥には立派な御神木(銀杏)が。境内には他にもケヤキ・楠と計7本の名古屋市指定保存樹があるそうです。
【参考】淺間神社の由緒(歴史)
- 創建は明らかでないが、富士山本宮浅間大社(静岡県富士宮市)の流れを汲む全国1300余社の1つ
- 「尾張志」に”正保4年(1647年)にここに移せり“とある
- 明治5年10月、村社に列格
- 明治40年10月26日、指定社となる
参考:頂いた由緒書き、愛知縣神社名鑑
3.八大龍王碑
■ 源実朝の和歌
時により過ぐれば民のなげきなり
八大龍王 雨やめたまえ
金槐和歌集より
3番目は八大龍王碑。鎌倉幕府第三代将軍・源実朝が詠んだ、上の短歌に登場する龍王を拝む碑とのことです。
4.津島社
■ 津島社
- 御祭神:建速須佐之男命
- ご利益:除災招福
続いて津島社。スサノオを祀る神社です。まわりの幸せをお祈りしました。
5.秋葉社・天満宮社/恵比須社
■ 秋葉社
- 御祭神:迦具土之命
- ご利益:鎮火・防火
■ 天満宮社/恵比須社
- 御祭神:菅原道真公/恵比須神
- ご利益:学問成就/商売繁盛
そしてその他の境内社。八大龍王碑からこちらの境内社までは拝殿の右側にあります。
【参考】淺間神社のおもなお祭りなど
- 1月1日:歳旦祭
- 2月1日:天満宮社祭
- 3月午の日:初午祭(稲荷社祭)
- 7月第4日曜日:赤丸神事・茅輪神事(夏越神事)
- 10月1日:前夜祭
- 10月2日:例大祭
- 11月1日:恵比寿社祭
- 12月1日:秋葉社祭
- 12月下旬:大祓式
- 毎月1日:月次祭
参考:頂いた由緒書き、境内掲示
6.狛犬
最後は狛犬。由緒書きによると、子狛犬を子供や孫の無事息災を願ってさするとご利益があると信じられているそうです。
出典:尾張名所図会(国立国会図書館デジタルコレクションより)
おまけ!尾張名所図会に描かれた“中橋裏浅間社”の様子です。なぜ”中橋裏”なのかというと…
ご覧のとおり、神社のすぐ近くを流れる堀川に”中橋”という橋が架かっているから。江戸時代に架けられた「堀川七橋」の1つだそうです。
【参考】堀川七橋
- 五条橋
- 中橋
- 天満橋
- 納屋橋
- 日置橋
- 古渡橋
- 尾頭橋
※名古屋市施行の立札(中橋近く)をもとに作成
淺間神社(名古屋市西区)のアクセス・駐車場など
■ 淺間神社(せんげんじんじゃ)
・住所:愛知県名古屋市西区那古野1-29-3
・電話:052-565-0626
・アクセス:国際センター駅(地下鉄桜通線)2番出口から徒歩4分
・駐車場:なし
神社の南出入口正面にコインパーキング(名鉄協商P国際センター北第2)があります。駐車料金は60分200円です。
参考までにこちらが南出入口。正面に神楽殿も見えますね。
名古屋駅から国際センター駅は地下街(ユニモール)で直結しているので、名駅から歩いてもさほど遠くは感じないはず。
淺間神社の近くだと、歩いて8分ほどの泥江縣神社でも御朱印を授かりました。鳩(ハト)の印影が可愛くてお気に入りです。
■ そのほか淺間神社の近くで御朱印を頂けた神社仏閣
名古屋東照宮で授かった見開きの御朱印
名古屋市の御朱印一覧
名古屋市の御朱印をエリア別に紹介しています。御朱印巡りにご活用いただければ幸いです。
那古野浅間神社の氏子総代会の会長です。
地域町内の氏神様を詳しく、丁寧にアップして頂きありがとうございます。代々当神社は氏子総代会で運営しており。昔から神職は神事儀式の時のみ来社です。社守、氏子総代が毎日( 一日中ではなく)おります。又社務所では巫女さんの舞、お伊勢さんからみえて龍笛等の習い事教室もしております。是非、お越し下さい。
若山さま
ご丁寧にコメント頂きありがとうございます。
またお参りさせていただきます。