この日は犬山駅周辺で御朱印巡り。最後となる12か所目にお参りしたのが、今回紹介する臥龍寺です。
【参考】臥龍寺と同じ日にお参りした神社仏閣など
臥龍寺の山門。くぐると犬がお迎えしてくれました
※寺社・史跡の名前をタップするとサイト内の御朱印記事に飛びます
お寺の名前がカッコイイなぁと思い、ぜひお参りしたかったんです。というのも、僕は四字熟語「臥竜鳳雛」の由来になった”諸葛亮孔明”と”龐統(ホウ統)士元”が好きなんですよね。
この記事には臥龍寺の御朱印や境内の様子をまとめておきます。まずは臥龍寺で授かった御朱印から紹介しますね。
臥龍寺(犬山市)の御朱印
臥龍寺で授かった御朱印です。シンプルであるがゆえに、印影(朱印を押した跡)の三宝印と、ご本尊の薬師如来に自然と意識が向きます。
※三宝印を含む、御朱印の見方の基本を以下の記事で図入りで解説しています
薬師如来立像(パブリックドメイン)
臥龍寺と同じ、臨済宗妙心寺派の一畑薬師(島根県出雲市)の公式サイトによると、薬師如来とは病気を治して心身の健康を守ってくれるご利益の仏様。
左手に持っている薬壷には、体の病・心の病・社会の病をすべて治す霊妙な薬が入っているそうです。ありがたい。
引き続き、僕が御朱印を授かったときのこと(場所・朱印料・時間)を書き留めておきます。
【参考】臥龍寺での御朱印の頂き方
御朱印の受付場所
臥龍寺の本堂。書籍「瑞泉寺史」によると、延宝7年に第3世住職・泰崋慈仙よって再建されたモノだそうです
臥龍寺の御朱印は本堂でお参りしたのち、庫裡のインターホンを押してお願いしました。
と快く対応してくださいましたよ。感謝です。
御朱印料(値段)
御朱印代(金額)は500円を納めました。とはいえ、お寺の方から金額を言われたわけではありません。いわば志納(お気持ち)といった感じでしょうか。
※志納(お気持ち)については以下の記事で特集しています
境内には桔梗紋のついた鬼瓦も
実はこういったケースでは300円を納めることが多いんですが、沢山の神社仏閣にお参りしたこともあり、財布の中に100円玉がなかったんですよね。
お寺の方が「お釣りを…」と仰ってくださいましたが、そのままありがたく納めさせていただきましたよ。その際、
とお言葉までかけていただきました。こちらこそ丁寧にご対応いただき、ありがとうございました!
御朱印を拝受した時間
僕が臥龍寺に参拝したのは平日の午後3時半ごろ。
お寺の雰囲気的に午前10時~午後3時のあいだにお参りしたいなぁと思っていたのですが、少し遅い時間になってしまいました…。
ちなみに境内には不思議地蔵尊も。昭和59年2月4日建立とあります。
由緒(縁起)は見当たらなかったのですが、お参りの際、お寺の方からお話を伺ったと思われる方のブログに興味深い記載があったので、以下に引用させていただきます。
願をかけると、結構な率で叶えてくれるお地蔵さまで、過去には、息子の嫁にぜひ○○さんを・・・と、お願いしたところ、この人と思っている人ではなく、同姓同名のお嫁さんやってきたそうな。その後、その夫婦は上手くいっていて、おそらく、お地蔵さまなりにこの人にはこの人が良いだろうと選んでくれたのだろうと言うお話。
なお臥龍寺は、悟渓宗頓(ごけいそうとん)によって、文正元年(1466年)12月12日に、瑞泉寺の塔頭として創建されました。
ということで、最後に塔頭(たっちゅう)について補足して記事を締めますね。
【プチ解説】臥龍寺は瑞泉寺の塔頭(たっちゅう)です
瑞泉寺の本堂。臥龍寺のお隣です
前述のとおり、臥龍寺は瑞泉寺(臨済宗妙心寺派)の塔頭として創建されました。
塔頭とは、一山内にある小寺院のこと(広辞苑より)。また妙心寺の公式サイトによると、塔頭は元来は高僧の墓のことで、その近くに小庵を建てて弟子たちがお墓を守っていたのだとか。
その後、年月を経るとともに増加した小庵が、寺として独立して(おもに明治以降)今のようなカタチになったそうです。
【参考】現存する瑞泉寺の塔頭
臨渓院で頂いた御朱印。僕が頂いた御朱印の中でも過去イチレベルで賑やかです
※カッコ内は以前の名前。書籍「瑞泉寺史」をもとに作成
※アンダーラインのあるお寺はタップするとサイト内の御朱印記事に飛びます
もちろん、中心的存在の瑞泉寺でも御朱印を授かっております(上の二体)。瑞泉寺にお参りしたときの様子は以下からどうぞ。
■ 青龍山 臥龍寺
・住所:愛知県犬山市大字犬山字瑞泉寺4
・宗派:臨済宗妙心寺派
・アクセス:犬山遊園駅(名鉄犬山線)東改札口から徒歩2分
・駐車場:見当たらず
犬山遊園駅東口前にコインパーキング(名鉄協商P犬山遊園駅・駐車料金60分200円)がありました。ココに停めて、瑞泉寺&塔頭巡りを楽しむのもよろしいかと。
ちなみに瑞泉寺史によると、昔はこのあたり(犬山遊園駅一帯)に、
- 妙喜庵(各務原への移転前)
- 黄梅院
この2つの塔頭があったそうです。
これにて本日の神社仏閣巡りは完結。臥龍寺をはじめ、どの寺社でも丁寧に対応してくださり嬉しかったです。
なお臥龍寺から犬山成田山の入口へは歩いてわずか3分。犬山成田山では、
- 不動明王(ご本尊)の御朱印
- 弘法大師(弘法堂)の御朱印
- オリジナル御朱印帳
これらを授かりました。知らない方が意外と多いですが(僕も何度目かの参拝で知りました)、本堂裏には立派な大仏もありますよ。
【参考】そのほか臥龍寺の近くで御朱印を頂けた神社仏閣
- 三光稲荷神社(徒歩12分・ハートの絵馬で有名。猿田彦神社の御朱印も頂きました)
- 犬山城(徒歩14分・令和元年から御城印の頒布がスタート)
- 犬山寂光院(車で5分・こちらでは三体の御朱印&モミジ柄の御朱印帳を)
- 桃太郎神社(車で6分・桃型鳥居や桃太郎たちのコンクリート像は必見)
※寺社や史跡の名前をタップするとサイト内の御朱印記事に飛びます
■ 御朱印巡りモデルコース
犬山駅周辺で御朱印のある神社やお寺を一覧にしてまとめました。「犬山駅周辺御朱印マップ」も載せていますので、当日の御朱印巡りにご活用ください。
尾張エリアの御朱印一覧
愛知県尾張エリアの御朱印を市町村別に紹介しています。御朱印巡りにご活用いただければ幸いです。