この日は犬山駅周辺で御朱印巡り。4番目にお参りしたのが、今回紹介する龍済寺(りょうさいじ)です。
【参考】龍済寺と同じ日にお参りした神社仏閣など
龍済寺の山門
※寺社や史跡の名前をタップするとサイト内の御朱印記事に飛びます
龍済寺はこの日お参りした中で、ある意味もっとも印象に残った寺社でした。というのも、御朱印にセルフで日付を入れる&朱印を押すという貴重な経験をしたから。
ということで、この記事に龍済寺で頂いた御朱印や境内の様子をまとめておきますね。まずは授かった御朱印から紹介します。
目次(もくじ)
龍済寺(犬山市)の御朱印
龍済寺で授かった御朱印です。繊細な筆遣いが印象的な墨書きは以下の3要素。
- [右]奉拝&参拝日(令和元年七月五日)
- [中央]十一面観世音(ご本尊)
- [左]青龍山 龍済寺
そして、印影(朱印を押した跡)は以下の3要素でよろしいかと。
- [右上]開運招福
- [中央]仏法僧宝(佛灋僧寶・三宝印)
- [左]龍済禅寺
※御朱印の見方の基本を以下の記事で図入りで解説しています
中央に押されているのは三宝印。仏教で重んずる「仏と法と僧」すなわち「三宝」が刻まれています。
御朱印を眺めるたびに仏教の本質に立ち返ることができる。ありがたいことです。
【補足1】龍済寺の御朱印は書き置きでした
龍済寺の御朱印は書き置き(紙でもらう)タイプでした。ということで、上の専用ホルダーに入れて大切に保管しております。
通販サイト(楽天・Amazon・ヤフー)へのリンクも載せておきますね。最近は人気なのか売り切れていることも多いです。僕も早めに次を購入しておかないと!
【補足2】犬山七福めぐりの御朱印&ご利益印も
龍済寺では犬山七福めぐりの御朱印も授かりました(朱印代200円)。
専用の御朱印帳に御朱印&ご利益印を受けながら、7か所の神社仏閣をまわる企画です。
右上に置いてある朱印を自分で押します。右下には見本が
そして、この七福めぐりの御朱印帳にセルフで朱印を押したんです(墨書きは初めから印刷されています)。こちらもメチャメチャ緊張しました。
ちなみに龍済寺のご利益印は「知恵授」。頭の回転が速くなりますように!
なお犬山七福めぐりで授かったすべての御朱印&ご利益印は、以下の記事にまとめてありますよ。
■ 七福めぐりの御朱印の中央には…
気づいた方もいらっしゃると思いますが、七福めぐりの御朱印の中央には三宝印ではない別の文字が。
墨書きに隠れていますが、コレはおそらく御本尊の観音菩薩を表す梵字(サ)だと思われます。
龍済寺での御朱印のもらい方を説明するよ
龍済寺境内の三玄松。広辞苑によると、三玄とは「臨済の説いた玄中玄・句中玄・体中玄」とのことです
この章には龍済寺での御朱印のもらい方(僕が授かったときのこと)を書き留めておきますね。
- 御朱印を頂いた場所
- 【注意】御朱印代(価格)
- 御朱印の受付時間
この3つを順番にいきます。
御朱印を頂いた場所:本堂
龍済寺の御朱印は本堂内の賽銭箱横に置いてありました。お参りしたあと、自分で日付を入れたり朱印を押したりさせていただいた次第です。
なお現在の本堂は昭和58年に再建されたとのこと。龍済寺の由緒を僕なりにまとめたものを以下に載せておきますね。
【要約版】龍済寺の由緒(歴史・縁起)
本堂前の燈籠。ハートがあしらわれているようにも見えますが、猪目(いのめ)かな?
- 文安3年(1446年):雲谷玄祥禅師により建立
- 永禄8年:織田信長の犬山城攻略の際に焼失
→9年後の天正元年に再興される - 万治4年(1661年):本尊十一面観世音菩薩が奉安
(玉渕和尚が恩田彦右ェ門の寄進を受けてのものだと伝えられる) - 昭和58年:本堂並びに諸堂再建
参考:犬山七福めぐり御朱印帳・書籍「瑞泉寺史」
【注意】御朱印代(金額)について
御朱印代(値段)は300円を賽銭箱に納めました。とはいえ300円と決まっているわけではなく、
といった旨の案内が出されていました。いわば”お気持ち”ということでよろしいかと。志納(お気持ち)については以下の記事で特集していますよ。
■ 予め硬貨を用意しておくと安心です
犬山遊園駅(名鉄犬山線)東改札口
“お賽銭箱に納める=お釣りが頂けない”ということなので、龍済寺にお参りする前には硬貨(100円玉など)をあらかじめ用意しておくのがオススメ。
電車で向かう場合、最寄り駅・犬山遊園駅の東改札口~龍済寺間にコンビニや自動販売機は見当たらなかったので、
- 犬山遊園駅ホームの自販機でジュースを買う
- 帰りの切符(きっぷ)を現金で先に買う
- 犬山成田山に先にお参りする(境内に自販機あり)
このいずれかの作戦を実行するのがイイかなぁと思います。ご参考までに。
御朱印の受付時間について
犬山七福めぐりの御朱印帳には、御朱印受付時間に関する以下の記載があります。
御朱印受付時間:午前9時~午後3時
ですので、通常の御朱印についても午前9時から午後3時のあいだにお参りするのが間違いないかと。
参考までに、僕は平日の昼12時半ごろに参拝しました。御朱印が書き置きだという情報をリサーチ時に得ていたので、あえてお昼どきに参拝させていただいた次第です。
他にお参りされている方はおらず、わびさびを感じる境内でゆったりと過ごしておりました。気持ちよかったなぁ。
【ちなみに】龍済寺は瑞泉寺の塔頭として創建されました
瑞泉寺の本堂。龍済寺から徒歩2分です
ちなみに龍済寺は瑞泉寺(臨済宗妙心寺派)の塔頭として創建されました。
妙心寺の公式サイトによると、塔頭とは元々は高僧の墓のことで、その近くに小庵を建てて弟子たちがお墓を守っていたのだとか。
その後、年月を経るとともに増加した小庵が、寺として独立して(おもに明治以降)今のようなカタチになったそうです。
【参考】現存する瑞泉寺の塔頭
※カッコ内は以前の名前。書籍「瑞泉寺史」をもとに作成
※アンダーラインのあるお寺はタップするとサイト内の御朱印記事に飛びます
瑞泉寺史というのは以下の本。お値段2万円なり。ひぇー高い。僕はもっぱら犬山市立図書館で借りたり、愛知県図書館or鶴舞中央図書館の館内で閲覧したりしております。
そうだそうだ、瑞泉寺で御朱印を授かったときの記事へのリンクものせておきますね。さすがの素晴らしいお寺でした。
■ 青龍山 龍済寺(せいりょうざん りょうさいじ)
・住所:愛知県犬山市大字犬山字瑞泉寺29
・電話:0568-61-3004
・宗派:臨済宗 妙心寺派
・公式サイト:見当たらず
・アクセス:犬山遊園駅(名鉄犬山線)東改札口から徒歩2分
・駐車場:あり(無料)
ご覧のとおり、善光寺との共同駐車場がありました。
なお犬山遊園駅東口前にもコインパーキング(名鉄協商パーキング犬山遊園駅・駐車料金60分200円)が。瑞泉寺&塔頭を巡る場合はこちらに停めるのもアリかと。
ちなみに瑞泉寺史によると、昔はこのあたり(犬山遊園駅一帯)に、
- 妙喜庵(各務原への移転前)
- 黄梅院
この2つの塔頭があったそうです。
やはり”セルフ御朱印”だったのが印象に残っていますね。朱印を押すという尊い行為をこちらに委ねてくださっている。その事実にありがたみを感じながら御朱印を拝受しました。
龍済寺のあとはスグお隣の龍泉院へ。ご住職が書の先生だということで、惚れ惚れするほど美しい墨書きの御朱印を授かりましたよ。
【参考】そのほか龍済寺の近くで御朱印を頂けた神社仏閣
- 犬山成田山(徒歩7分・御朱印帳&弘法堂の御朱印も頂きました)
- 犬山城(徒歩15分・令和元年から御城印の頒布がスタート)
- 犬山寂光院(車で4分・こちらでは3種類の御朱印&モミジ柄の御朱印を)
- 桃太郎神社(車で5分・桃型鳥居&桃太郎たちのコンクリート像は必見)
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■ 御朱印巡りモデルコース
犬山駅周辺で御朱印のある神社やお寺を一覧にしてまとめました。「犬山駅周辺御朱印マップ」も載せていますので、当日の御朱印巡りにご活用ください。
尾張エリアの御朱印一覧
愛知県尾張エリアの御朱印を市町村別に紹介しています。御朱印巡りにご活用いただければ幸いです。