なごやっくす(Twitter@goshuin_dash)です。
榊森白山社で御朱印を頂きました。
熱田神宮に北から参拝する場合の、禊場だったとされる神社です。
この日は月の初め(朔日・ついたち)だったので「参拝経験はあるけど、御朱印とのご縁は未だなし」という神社にお参りすることに。
毎月1日には月次祭を行なう神社が多く、御朱印と出会える確率も高いのではという僕理論です
そして幸運にも、先にお参りした榎白山神社に続き、ココ榊森白山社でも御朱印とご縁を頂くことができました。
鳥居
社務所では氏子さんたちでしょうか、楽しそうにお喋りされており、僕のココロまでほっこりしましたよ。この記事には…
- 榊森白山社の御朱印
- 御朱印のもらい方(僕が参拝した時間など)
- 神社の由緒や見どころ
といった情報をまとめておきますね。
まずは榊森白山社で授かった御朱印から紹介します。
目次(もくじ)
榊森白山社の御朱印
榊森白山社で授かった御朱印です。躍動感あふれる墨書きは、王道ともいえる以下の3要素。
- [右上]奉拝(=謹んで参拝いたしました)
- [中央]榊森白山社(神社名)
- [左]参拝日(令和元年七月一日)
印影(朱印を押した跡)もシンプルに“榊森白山社”で間違いないかと。
なお御朱印の見方の基本は、以下の記事で図入りで解説しています。ある意味、基本に忠実な御朱印だったこの機会にぜひどうぞ。
榊森白山社の御朱印帳について
愛知県名古屋市金山
榊森白山社
11✕16サイズ#御朱印 #御朱印帳 #朱印帳 #朱印 #goshuin #gosyuin #shuin #syuin pic.twitter.com/COQQ8xJNCx— Y.G(読み:わいじー、なまえ:ごとうゆうき) (@ygygygyg2507) 2017年8月13日
榊森白山社では御朱印帳の取り扱いもありました。画像をTwitterからシェアさせて頂きましたが、まさにコレと同じものが見本として置かれていたんです。
美しい青色のデザインに心を奪われた僕は、御朱印帳も一緒に授かろうとしたのですが…、ちょうど切らしているタイミングとのことでした。
神社の方が見本を取り出せないかと試行錯誤してくださったのですが、御朱印帳の入った箱がガッチリ固まっており、あえなく断念。それでも、そのお気持ちが嬉しかったですね。
榊森白山社での御朱印の頂き方
御朱印の受付場所
以前お参りした際にカメラに収めたモノです。この日はシャッターが開いていました
榊森白山社の御朱印は、拝殿左の授与所(社務所)で受付していただきました。御札やお守りの取り扱いもありましたよ。
ちなみに拝殿はこんな感じで、本社(本殿)の御祭神は以下の三柱。
- 菊理媛神
- 伊弉諾尊(相殿)
- 大己貴命(相殿)
さらに本殿横には小さな社殿があり、右には松尾社(御祭神:大山咋神)。左には天王社(建速素戔嗚尊)と秋葉社(火之迦具土神)が祀られています。
本殿を横から失礼してパシャリ。青丸のところに小さな社殿が見えています。コレが松尾社でよろしいかと。榊森白山社のご利益も以下にまとめておきますね。
【参考】榊森白山社のご利益(御霊験) | |
---|---|
延命長寿 | 福徳満足 |
商工繁栄 | 農漁業守護 |
縁結び | 夫婦和合 |
酒造守護 | 諸災過防除 |
学業守護 | 舞楽守護 |
参考:おまいりのしおり・現地掲示
なお酒造守護の霊験は、酒造の神として名高い松尾大社(京都市西京区)から来ているものと思われます。
御朱印の初穂料(金額)
御朱印の初穂料(値段)は300円。
ただし「300円です」と言われたわけではなく、自然な流れで納めたカタチです。初穂料の言葉の由来は以下の記事で説明していますよ。
金山駅の近くなので、自販機やコンビニも多く、100円玉などを調達する(お札を崩す)場所に困ることもありません。地味に嬉しいポイントです。
もちろん、お参り前にお茶や食事をして小銭を作るのもアリで…
上の写真は金山駅北の「リスコ(THE RISCO)」で食したハンバーガー。ボリューミー&ジューシーで絶品でした。お参り後のランチにもオススメです。
御朱印の受付日時は?
僕が御朱印を授かったのは、平日(朔日)の午前11時過ぎ。
そして榊森白山社にお参りされた方のブログなどを拝見する限り、毎月1日15日あたりが御朱印とご縁のある可能性が比較的高そうです。
【要約版】榊森白山社の由緒(歴史)など
- 仁和2年(886年)9月30日:福岡国猶が白山比咩神社から勧請し創建
- 寛延年間(1748-51年)?:松尾社、天王社、秋葉社を祀る
- 以前は榊ノ森白山比咩神社・洲原神社(お洲原さま)・松尾神社とも呼ばれていた
尾張名陽図会(国立国会図書館デジタルコレクションより)から。洲原権現の文字が見えます。愛知縣神社名鑑には”岐阜県武儀郡の洲原神社を勧請した”との記載も
- このあたりに榊が多かったことから”賢木の杜”とも
- 熱田神宮での祭典の際には、玉串用の榊を奉献していた
- 熱田神宮に北から参拝する場合の禊場だったとも(※下で補足します)
- 明治12年7月28日:白山社に改め村社に列格
- 40年10月26日:指定社となる
- 昭和20年3月:戦災に遭う
- 同38年10月:本殿、拝殿、社務所など造営・遷座祭
参考:おまいりのしおり・愛知縣神社名鑑・尾張志
■ 東西南北それぞれの禊場(みそぎば)は?
張州府志によると、熱田神宮にお参りする前の東西南北の禊場はそれぞれ以下のとおり。
- 東:鈴御前(鈴之御前社)
- 西:千竃下社
- 南:千竃上社
- 北:榊森祠(榊森白山社)
千竃下社と千竃上社は、熱田神宮境内の下知我麻神社と上知我麻神社でしょうか。両方とも”ちかま”と読めますので。
榊森白山社の境内社
出世稲荷社
まずは出世稲荷社。御祭神は宇迦之御魂神(出世稲荷大明神)です。
出世とは、いかにも縁起の良さそうな名前ですね。赤塚神明社(東区)にも、秀吉ゆかりの”出世天満宮”があったのを思い出しました。
3月の旧二の午には、稲荷祭も執り行われるとのこと。以下に榊森白山社のおもなお祭りをまとめておきます。
■ 榊森白山社のおもなお祭りなど
- 元旦:元旦祭
- 2月17日:祈年祭
- 3月旧二の午:稲荷祭
- 4月5日:松尾祭
- 5月20日:講社祭
- 6月30日:大祓月次祭
- 7月:天王祭(茅輪神事)
- 9月15日:長寿祈願祭
- 10月4日:例祭前夜祭
- 10月5日:例大祭
- 11月23日:新嘗祭
- 12月16日:秋葉祭
- 12月30日:大祓除夜祭
参考:おまいりのしおり・愛知縣神社名鑑
華能宮
続いて華能宮。名前がとっても煌びやか。標柱には「縁結之神」「舞楽祖神」の文字が見えます。縁結びはもちろん、舞楽のほうは少し解釈を広げて、
- ダンスに本格的に取り組んでいる
- 芸能界デビューを目指している
といった場合も、ご利益にあずかりたくなる神社ですね。
迫力ある”藝魂”の文字が刻まれた石碑や(根性大事)、古くなった扇を入れるのでしょうか、扇の投入口もありましたよ。
さらにさらに、境内の説明書きにはこんな記載も。
世界唯一の縁結びの神様です
前世敵の因縁であった人でもお願いして結ばれし方は、普通の夫婦より倍の幸福を得られます。
縁遠い人、意中の方がまだ現われない人、幸福な家庭を求められる方はお祈願下さい。必ず幸せが開けます
これだけ自信満々に言い切られたら、ノッかるしかありません。ステキなご縁があるよう、心の底からお祈りしました。
榊森白山社のアクセス・駐車場
■ 榊森白山社(さかきもりはくさんしゃ)
・住所:愛知県名古屋市中区金山1-8-23
・アクセス:金山駅(JR/名鉄/地下鉄名城線)6番出口から徒歩4分
・駐車場:なし
神社の向かいにコインパーキング(名鉄協商パーキング金山第7・駐車料金40分200円)がありました。
そういえば、御朱印を待っているあいだ、神社の方がお茶とクッキーを御馳走してくださったんです。この日の気温は30度近く。感動するレベルでありがたかったですね。
榊森白山社の近くだと、歩いて6分ほどの闇之森八幡社でも御朱印を授かりましたよ。
大正13年に選定された「名古屋十名所」の1つです。
闇之森八幡社(くらがりのもりはちまんしゃ)で御朱印を授かったので、もらい方(受付場所・初穂料・時間)や境内の様子とともに記事にまとめました。
榊森白山社周辺の御朱印寺社
- >>伊勢山神明社(徒歩7分・伊勢神宮の巻物が鎮まったとの伝説も)
- >>住吉社(徒歩10分・八熊通沿い。摂州住吉大社から住吉神を勧請し鎮座)
- >>金山神社(徒歩13分・年に一度の限定御朱印を含む、三体の御朱印を頂きました)
- >>日置神社(徒歩16分・桶狭間の戦いの際、織田信長が戦勝祈願した延喜式内社)
名古屋市の御朱印一覧
名古屋市の御朱印をエリア別に紹介しています。御朱印巡りにご活用いただければ幸いです。