浅草寺(東京都台東区)で、御朱印と御朱印帳を授かりました!
年間約3000万人もの参詣者が訪れる、東京都内最古のお寺で、日本を代表する観光スポットの1つです。
また、大須観音(名古屋市中区)、津観音(三重県津市)とともに日本三大観音の1つとも言われています。
▲雷門(風雷神門)。浅草寺の総門にあたります
- 御本尊:聖観世音菩薩(秘仏)
- 通称:浅草観音(あさくさかんのん)
- ご利益:抜苦与楽、厄除、福徳開運、五穀豊穣
- 宗派:聖観音宗(総本山)
- 霊場札所など:坂東三十三観音札所第13番、江戸三十三観音札所第1番、浅草名所七福神(大黒天)
外国人観光客や修学旅行生が入り混じる、わちゃわちゃした雰囲気の中、楽しくお参りができましたよ。この記事には、
- 浅草寺の御朱印と御朱印帳
- 御朱印の頂き方(時間など)
- 境内の様子や見どころ
といった情報をまとめておきますね。まずは浅草寺で授かった御朱印から紹介します。
今回は1泊2日の東京観光。東京の神社仏閣で真っ先に思い浮かんだのが浅草寺だったんです。雷門のビジュアルが印象的だからかな
目次(もくじ)
浅草寺の御朱印【2種類】
五重塔と宝蔵門
- 本尊の御朱印(聖観世音菩薩)
- 大黒天の御朱印(浅草名所七福神)
1.本尊の御朱印(聖観世音菩薩)
中央の印影(=朱印を押した跡)は”観世音”かな
まずは本尊・聖観世音菩薩の御朱印。美しい達筆でした…。墨書きの文字は以下でよろしいかと。
- [右上]奉拝(謹んで参拝いたしました)
- [中央]梵字(サ)/聖観世音
- [右下・左下]金龍山 浅草寺
- [左上]参拝日(令和2年1月30日)
梵字「サ」は聖観世音を表します。御朱印の見方の基本を、以下の記事で図入りで解説していますよ
御朱印の見方(=何が書いてあるのか)について、神社とお寺それぞれの具体例をあげながらまとめました。御朱印初心者の方の参考になれば幸いです。
2.大黒天の御朱印(浅草名所七福神)
こちらは大黒天の御朱印。御朱印右上の印影にある通り、浅草寺は浅草名所七福神の1つなんです。
実はこの日、浅草名所七福神の寺社を1日で歩いて回りました。福絵にも朱印を頂いたので、続けて紹介しますね
【+α】浅草名所七福神の朱印【福絵】
浅草名所七福神の福絵(500円)。浅草神社で拝受しました
浅草寺では、浅草名所七福神の福絵にも朱印を頂きました。朱印料は200円。浅草の9つの寺社を回る七福神巡りです。
「9は最も大きく究極の数字であること」「9(九)を含む”鳩”の字が”集まる”という縁起の良い意味を持つこと」から、九寺社となったそうです(参考:浅草名所七福神公式サイト)
浅草七福神巡りは正月限定などではなく、年間通じて朱印の受付を行なっているとのことでした
上が浅草寺で頂いた朱印。宝珠の中に「米櫃大黒天」とありますね。浅草名所七福神の寺社一覧を以下にまとめておきます。
まとめ記事(マップ付き)もご用意しています。以下からどうぞ!
浅草名所七福神を1日で歩いて回りました。頂いた御朱印&御朱印帳を、お参りした順番にまとめておきます。地図(マップ)も載せていますよ。
お寺の由緒を挟んで、浅草寺で授かった御朱印帳の紹介に移ります。雷門デザインのかっこいい蒔絵御朱印帳です。
駒形堂。浅草寺発祥の地・駒形橋の傍らに建っています
- 推古天皇36年(628年)3月18日:江戸浦(隅田川)で漁をしていた、檜前浜成・竹成兄弟の網に仏像がかかる
- 郷司土師中知が聖観世音菩薩と知り、自宅を寺として礼拝供養に勤める
- 大化元年(645年):開基勝海上人が観音堂を建立。武蔵国の観音信仰の中心に
- 平安初期:中興開山慈覚大師円仁の巡拝により、伽藍の整備が行われる
- 鎌倉時代:将軍の篤い帰依を受ける&有名武将たちの信仰を集める
- 江戸時代:徳川家康が幕府の祈願所に定め、江戸文化の中心として繁栄
※公式サイト、リーフレット、浅草名所七福神公式ガイドブックをもとに作成
浅草寺の御朱印帳【雷門デザイン/蒔絵】
金色の文字で「金龍山 浅草寺」「朱印帳」と書かれています
浅草寺ではオリジナル御朱印帳も拝受しました。日本独自の伝統工芸・蒔絵を施した朱色(赤色)の御朱印帳。値段は3000円でしたよ。
熟練した職人さんが、1つ1つ丹精込めて作っているそう。艶やかな質感&雷門(提灯)のインパクトあるデザインがたまらなくかっこいい…。紙質も良好です
なお、僕が頂いたモノを含め、浅草寺には…
- 蒔絵御朱印帳(朱/白)
- 和紋様御朱印帳(紺/朱)
- 坂東三十三観音霊場納経帳(金襴)
- 坂東札所納経帳
これだけの種類の御朱印帳がありました。以下の公式サイトで柄を確認できます。
【補足】御朱印帳は大きいサイズ
浅草寺(左)と明治神宮(右)の御朱印帳
授かった御朱印帳は大きいサイズ(大判サイズ)。大きさのイメージが掴めるよう、小さいサイズの御朱印帳と並べてみました。
※御朱印帳のサイズ(大きさ)についての特集記事を以下にご用意しています御朱印帳のサイズは大きく分けて2種類。「それぞれの呼び方・大きさ(cm)」と「御朱印巡り初心者にはどちらのサイズがおすすめか」を紹介します。
明治神宮(渋谷区)で拝受した御朱印
小さいサイズは、前日に明治神宮で授かった御朱印帳。日本一の大鳥居も見ものでした。詳しくは以下の記事をご覧ください。
明治神宮(東京都渋谷区)で御朱印と御朱印帳を頂いたので、頂き方(時間など)や境内の様子・見どころとともに記事にまとめました。
お寺の主な年中行事の紹介を挟んで、次の章には、浅草寺での御朱印のもらい方(僕がお参りしたときのこと)を書き留めておきますね。
豆まきの様子。江戸で節分行事を大規模に行なったのは、浅草寺が最初とのことです
- 1月1日~7日:新年大祈祷会(正月初詣)
- 2月節分:節分会(豆まき)
- 2月15日:涅槃会
- 3月18日:本尊示現会
- 4月8日:仏生会(花まつり)
四万六千日(ほおずき市)の様子。この日にお参りすると46000日分の功徳があるとされています
- 7月9日10日:四万六千日(ほおずき市)
- 11月15日前後:七五三加持会
- 12月8日:成道会
- 12月18日:納めの観音御縁日・羽子板市
- 12月31日:除夜の鐘
※参拝のリーフレット、公式サイトをもとに作成
浅草寺での御朱印の頂き方
本堂(観音堂)。棟は他寺院と比較しても頗る高いとのこと
- 受付場所:影向堂(本堂左)
- 御朱印代(価格):300円
- 受付時間:午前8時~午後5時
1つずつ簡単に補足します。
※御朱印デビューを考えている方に向けての特集記事を、以下にご用意しています御朱印とは何か?初心者の方に向けて、もらい方の流れを含め、分かりやすくまとめています。
受付場所:影向堂(本堂左)
影向堂(写真右奥)。生まれ年守り本尊の仏様八体が祀られています。浅草七福神の大黒天様もこちらです
浅草寺の御朱印は本堂左の影向堂内で頂きました。至る所に案内が出ており、方向音痴の僕でも迷わずたどり着けましたよ。
御朱印受付(影向堂)や授与所の場所を、ざっくりとしたイラスト地図で示してみました
なお、お札・お守り・おみくじは本堂手前に。授与所が複数設置されており、さすが人気のお寺といった感じでした。
おみくじの裏には英語での説明も書かれていました
浅草寺ではおみくじ(100円)にも挑戦しました。NIKKEI STYLEの取材記事によると、浅草寺の凶の本数は「100本中30本」。
(そんなに確率が高いなら、いっその事、凶を引いてみたいかも。でも、悪い出来事が起こるのはイヤだなぁ…)
という、複雑な気分でトライしたところ、結果は大吉。しかも書いてある内容が過去最高レベルで素晴らしい!
とはいえ、おみくじの裏側には「油断をしたり、また高慢な態度をとれば、凶に転じることも」との記載が。謙虚に日々精進します。
※浅草寺のおみくじについては、以下の記事でさらに詳しく特集しています
浅草寺(東京都台東区)でおみくじを引いたので、引き方(場所・料金・時間)や、凶や大吉の割合(公式の順番も)とともに記事にまとめました。
御朱印料(料金):300円
御朱印代(金額)は一体300円。
江戸文化の中心として繁栄した浅草寺一帯ですので、お参り前に小銭を作る(お札を崩す)場所にも困りません。
仲見世商店街で、先に軽く買い物しちゃうのもアリかと
かわいいビジュアルにひと目惚れ。1本400円です。恋みくじの結果は中吉でした
上の写真は、僕が菊水堂で買った「いちごカステラ串 恋みくじ付き」。雷門から北に50mほど進んだ右側にありましたよ。
受付時間:午前8時~午後5時
夜の浅草寺ライトアップ。イイ雰囲気。さすがにこの時間、御朱印受付は終了していました
御朱印の受付時間は午前8時から午後5時まで。浅草寺の公式サイトに記載の情報です。
観光で訪れる方にとっては、時間が明記されていると、旅行の計画も立てやすく、大変ありがたいのではないでしょうか。
二天門(東門)。国指定重要文化財です
本堂でのお参り後、影向堂(御朱印受付)に着いたのは平日の朝9時ごろ。並ぶ覚悟だったのですが、早い時間だったからか、受付待ちの行列などはありませんでした。
お寺の方に御朱印をお願いすると、番号札を渡され「堂内でお待ちください」と案内していただいたので、待つことに。
境内からはスカイツリーの姿も。写真右下が本堂です
「5分くらいはかかるかな…」という僕の予想とは裏腹に、ものの2,3分で番号が呼ばれ、ありがたく御朱印を受け取った次第です。
受付到着から、御朱印拝受までの待ち時間を合計しても5分程度と、至極スムーズに御朱印を受けることができました。ちなみに、参拝所要時間は全体で約1時間でしたね。
さて、宿泊施設の広告を挟んだのち、浅草寺のアクセス・駐車場情報を載せて記事を締めます。
広告は、僕が前の夜に宿泊した「浅草セントラルホテル」。雷門まで徒歩2分とアクセス抜群です。お値打ち価格&泊まる前には不安だった騒音などもなく、快適な夜を過ごせました!
浅草寺のアクセス・駐車場など
- 住所:東京都台東区浅草2-3-1
- 電話:03-3842-0181
- 開堂時間:午前6時から午後5時
(10月~3月は6時30分から)
※境内は24時間散策可能 - 公式サイト:聖観音宗 あさくさかんのん 浅草寺
・アクセス(雷門まで)
- 浅草駅(東京メトロ銀座線)1番出口からすぐ
- 浅草駅(都営地下鉄浅草線)A4出口から徒歩2分
- 浅草駅(東武スカイツリーライン)正面口から徒歩3分
- 浅草駅(つくばエクスプレス)A1出口から徒歩7分
浅草駅がいっぱい。東京駅から向かう場合は、山手線で神田駅へ。神田駅で銀座線(東京メトロ)に乗り換えればOKです
・駐車場:なし
雷門地下駐車場入口(写真右)。左奥に雷門が見えています
僕がクルマで参拝するなら、上の雷門地下駐車場に停めるかな。区営駐車場です。駐車場情報を以下に載せておきますね。
【雷門地下駐車場】
- 営業時間:午前7時から午後11時
- 収容台数:197台
- 駐車料金:15分100円(最初の30分200円)
- 最大料金:入庫から12時間まで2400円
※平日のみ適用 - 公式サイト:雷門地下駐車場|台東区
雷門内に商店街があるのがイイですね。仲見世公式サイトによると、江戸時代、境内の掃除をしていた人々に、参道での営業特権が与えられたのが仲見世の始まりとのことです。
浅草神社で授かった御朱印や御朱印帳など
さてさて、次に向かったのは浅草神社。とはいえ、浅草寺の本堂と二天門(東門)の間にあるので、感覚的にはお寺の中です。
浅草神社では、御朱印三体と令和特別御朱印帳を拝受しましたよ。詳しくは以下の記事をご覧ください。
浅草神社(東京都台東区)で御朱印と御朱印帳を授かったので、頂き方(場所・値段・時間)や境内の見どころとともに記事にまとめました。
そして、今回の東京観光(1泊2日)で御朱印を頂いた神社仏閣を以下にまとめておきます。御朱印巡りの参考になれば幸いです。それでは!
【1日目(明治神宮・国立競技場周辺)】
- 明治神宮(明治天皇が御祭神。初詣客数日本一とも言われる神社)
- 東郷神社(ハローキティのかわいい御朱印帳にひと目惚れ)
- 鳩森八幡神社(テレビで最強のパワースポットと特集され人気急上昇)
- 花園神社(新宿総鎮守。木製のかっこいい御朱印帳を拝受しました)
【2日目(浅草名所七福神めぐり)】
- 浅草寺(大黒天・おみくじは凶が3割)
- 浅草神社(恵比須・令和特別御朱印帳も頂きました)
- 待乳山聖天(毘沙門天・100円玉→10円玉×10枚の両替機があって大助かり)
- 今戸神社(福禄寿・かわいい招き猫の御朱印帳がお気に入りです)
- 橋場不動尊(布袋尊・比叡山延暦寺の末寺)
- 石浜神社(寿老神・七福神の中で唯一荒川区内にある神社仏閣)
- 吉原神社(弁財天・吉原遊郭の鎮守の神)
- 鷲神社(寿老人・「酉の市」起源発祥とされる神社)
- 矢先稲荷神社(福禄寿・拝殿の天井画「日本馬乗史」は必見)
浅草名所七福神を1日で歩いて回りました。頂いた御朱印&御朱印帳を、お参りした順番にまとめておきます。地図(マップ)も載せていますよ。
東京都の御朱印一覧
東京都の御朱印を区市町村別に紹介しています。御朱印巡りにご活用いただければ幸いです。