日本三大観音(日本三観音)といわれる、浅草寺、大須観音、津観音にお参りして、御朱印を頂きました!
「観音様」とは観音菩薩のことで、「世界をすみずみまで見渡し、あまねく救いの手を差しのべてくれる」存在だとされています。
このページには、日本三大観音のそれぞれのお寺について、拝受した御朱印などを紹介しつつまとめておきますね。さっそく参ります!
浅草寺(東京都台東区)
まずは浅草寺(浅草観音)です。東京にとどまらず、日本を代表する観光スポットといえるお寺ですね。
僕がお参りした日も、たくさんの外国人観光客が雷門の前でカメラを構えていました。
お寺の歴史は古く、飛鳥時代(628年)に檜前兄弟が宮戸川(今の隅田川)で漁をしていた際、網に観音像が掛かり、これを祀ったのが始まりだと言われています。
雷門~仲見世で食べ歩き~浅草寺でおみくじ~電車で1駅の東京スカイツリーへ…、という流れは、東京観光の鉄板ルートの1つだと言えるのではないでしょうか。
左下の写真は、菊水堂で買った「いちごカステラ串 恋みくじ付き」。美味しいだけでなく、浅草の青空に映えるビジュアルもステキです。おみくじは中吉でした!
浅草観音(あさくさかんのん) | |
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正式名称 | 金龍山 浅草寺 (きんりゅうざん せんそうじ) |
宗派 | 聖観音宗 総本山 |
御本尊 | 聖観世音菩薩(秘仏) |
霊場札所など |
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ご利益 | 抜苦与楽、厄除、福徳開運、五穀豊穣など |
由緒(歴史) |
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所在地 | 東京都台東区浅草2-3-1 |
>>浅草寺の御朱印情報はこちら |
大須観音(名古屋市中区)
大須観音は名古屋の中心部に位置する、真言宗智山派の別格本山です。
昔は岐阜県羽島市にありましたが、徳川家康による名古屋城築城に伴い、「清須越し」の一環として現在地に移築されました。
お寺は名古屋屈指の人気商店街「大須商店街」にあるため、このエリアだけで一日楽しく過ごすことも可能ですよ。
商店街には、最新グルメから老舗の和菓子屋さん、さらには家電・サブカル・古着屋など、さまざまな業種のお店が軒を連ねています。
いい意味での「ごちゃごちゃ感」を味わえるおすすめスポットです!
大須観音(おおすかんのん) | |
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正式名称 | 北野山 真福寺 寶生院 (きたのさん しんぷくじ ほうしょういん) |
宗派 | 真言宗智山派 別格本山 |
御本尊 | 聖観音菩薩 |
霊場札所など |
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ご利益 | 厄除開運、諸縁吉祥、入試合格など |
由緒(歴史) | |
所在地 | 愛知県名古屋市中区大須2-21-47 |
>>大須観音の御朱印情報はこちら |
津観音(三重県津市)
津観音は、三重県の県庁所在地・津市にある、真言宗醍醐派の別格本山です。
室町幕府第6代将軍・足利義教や、豊臣秀吉など、多くの将軍&戦国武将から愛されたパワースポットとして知られます。
とはいえ、浅草寺や大須観音が「定番の観光スポット」であるのに対し、津観音は旅行・お出かけ先としては、ややマニアックなお寺。
地元の観光ガイドでも「隠れた名所」として紹介されていました。
御朱印の写真左側は「国府阿弥陀如来」の復刻御朱印です。津観音の国府阿弥陀如来は、伊勢神宮の御祭神・天照大神の分身とされ、昔は伊勢参りの道中に津観音に立ち寄るのが習わしだったそう。津観音に参詣しない伊勢参りは「片参り」とされ、ご利益が半分しかもらえないと言われていたようです!
津観音(つかんのん) | |
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正式名称 | 恵日山 観音寺 大宝院 (えにちざん かんのんじ だいほういん) |
宗派 | 真言宗醍醐派 別格本山 |
御本尊 | 聖観音立像(秘仏) |
霊場札所など |
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ご利益 | 所願成就、五穀豊穣、開運、病気平癒、商売繁盛など |
由緒(歴史) |
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所在地 | 三重県津市大門32-19 |
>>津観音の御朱印情報はこちら |
飯高観音(岐阜県恵那市)
こちらの飯高観音(飯高山萬勝寺)も、地元の観光ガイドに「日本三大観音のひとつ」とあるので紹介させてください。
飯高観音は、比叡山延暦寺三世・円仁作と伝わる千手観音菩薩像を祀る、臨済宗妙心寺派のお寺です。
「厄除け観音」として信仰を集めており、千手観音菩薩像は17年に一度のご開扉なんだとか。
近くの岩村城址と合わせて行ってみたい…!
車でのアクセスが便利なお寺です。なお、飯高観音から西へ20分ほどの八王子神社には「世界一大きな美濃焼こま犬」としてギネス認定された狛犬もありますよ
飯高観音(いいだかかんのん) | |
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正式名称 | 飯高山 萬勝寺 (いいだかさん まんしょうじ) |
宗派 | 臨済宗妙心寺派 |
別格本尊 | 千手観世音菩薩 |
霊場札所など | 恵那三十三観音霊場 第13番 |
ご利益 | 厄除け、家内安全、交通安全など |
由緒(歴史) |
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所在地 | 岐阜県恵那市山岡町馬場山田175 |
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
このページの要点をまとめました。
- 一般的に日本三大観音とされるのは、浅草寺、大須観音、津観音の3つ
- 浅草寺と大須観音は定番の観光スポット。津観音は隠れた名所とされる
- 飯高観音(岐阜県恵那市)も、日本三大観音の一つとして紹介されることがある
ちなみに「日本三大長谷観音」とされるのは「奈良長谷寺(総本山長谷寺)・鎌倉長谷寺・古河長谷観音」の3つです。
なんでも、これら三体の観音様は、一本の同じ楠から彫られたと伝わるんだとか。
日本三大長谷観音 |
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▲このほか福島県二本松市の長谷観音も、日本三大観音の一つとして紹介されることがあります
そして、「日本で一番大きい観音像」は、高さ100mの仙台大観音だと言われています。
(高さ120mの牛久大仏は阿弥陀如来です。)
いろいろあって面白いですね。いつかお参りするのが楽しみです!
※ページ内で紹介している情報は変更になる場合があります。最新情報は公式サイトなどでご確認ください
参考URL、参考書籍
- 浅草寺 – 公式サイト
- 大須観音 – 公式サイト
- 津観音 – 公式サイト
- 飯高山萬勝寺 – 公式サイト
- 鎌倉長谷寺 – 公式サイト
- 総本山長谷寺 – 公式サイト
- 古河長谷観音 – 公式サイト
- 大観密寺・仙台大観音 – 公式サイト
- 飯高山萬勝寺 – 岐阜の旅ガイド – 岐阜県観光連盟
- 飯高山萬勝寺 – 恵那市公式観光サイト
- 長谷寺 – 古河市公式ホームページ
- 長谷観音 – 福島県観光情報サイト – 福島県観光復興推進委員会
- アット大須 – 名古屋大須商店街公式サイト
- 美濃焼こま犬 – 瑞浪市観光協会
- 長田幸康『知識ゼロからの仏教入門』幻冬舎、2006年
- 東海まち歩き再発見隊『愛知札所めぐり 御朱印を求めて歩く 巡礼ルートガイド』メイツ出版、2018年