神社の袋の「上」の文字

これまでに150体ほどの御朱印を授かってきた僕(なごやっくす)。当然、神社でお守り・御札・御朱印帳などの授与品を頂くこともあります。

そんなある日、ふとした疑問が浮かんできました。

ぼく(なごやっくす)
袋に書かれている「上」の文字にはどんな意味があるんだろう?

という疑問です。さっそく様々な神社の公式サイトをあたってみたところ、神社本庁鈴鹿明神社(神奈川県)のブログにタメになる記載がありました。

ということで、この記事に神社でもらう紙袋(封筒)に書かれた「上」の意味などを簡単にまとめておきますね。


【神社の上袋】「上」の意味は”御神前に奉ったもの”

神社の袋の「上」の文字

御朱印帳は針綱神社(愛知県犬山市)で授かったモノ。神社名をタップするとサイト内の御朱印記事に飛びます(以後も同様です)

広辞苑の【上(うえ)】の項目には「地位・程度などがすぐれていること」とあり、また鈴鹿明神社(神奈川県)のブログには以下の記載が。

神社の場合は“御神前に奉ったもの”“御神前で願い事を伝えた印”として上の字を使っているのです。

出典:上袋の「上」|座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

領収書の宛名に用いられる「上様」は”客(渡す相手)”を指しますが、神社の場合は参拝客ではなく“神様”を指しているわけですね。

ちなみに上袋の文字は一般的に黒か朱色(赤)。黒は分かるのですが、なぜ朱色なのでしょうか? その理由を次の章に書き留めておきます。

スポンサーリンク

【補足】神社の袋の文字が朱色なのはなぜ?

神社でもらった上袋(朱色の文字)

本土神社(岐阜県多治見市)と久能山東照宮(静岡市駿河区)の上袋

袋の文字が朱色なのは、古来から朱色が魔除けの色とされてきたからではないかと。以下は先ほど同様、鈴鹿明神社のブログからの引用です。

朱色は魔除けの色でもあり、入れた御札や御守が穢れないようにという役割もあります。

出典:上袋の「上」|座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

ぼく(なごやっくす)
袋の中の授与品に邪気が移らないよう、朱色の文字が守ってくれているんですね。ありがたい

三光稲荷神社(愛知県犬山市)の千本鳥居

三光稲荷神社(愛知県犬山市)の千本鳥居。奥にはハートの絵馬も

そういえば鳥居も朱色が多いですよね。千本鳥居で有名な京都伏見稲荷大社のサイトにはこんな記載がありました。

朱色は、魔力に対抗する色ともされていて、古代の宮殿や神社仏閣に多く用いられています。(中略)また朱の原材料は水銀=丹です。これは昔から木材の防腐剤として使われてきました。

出典:よくあるご質問|京都伏見稲荷大社

木材の防腐剤が朱色だったという説明も。なるほど勉強になります。

住吉神社(福岡市博多区)本殿

住吉神社(福岡市博多区)の本殿

朱塗りの社殿を結構な頻度で見かけるのも同じ理由ってことですね。「目立つから」じゃなかったんだ…(笑)

スポンサーリンク


今回こうして記事を書いてきて、お守りなどの授与品だけでなく、ソレを入れる袋からも神様(御神徳・ご利益)を意識できるのが素晴らしいと思いました。

ぼく(なごやっくす)
袋にまで気を配ってくれている神社の方達にも改めて感謝です

神社でもらう袋

とはいえ、袋はあくまで袋。ということで、授与品袋の捨て方(処分方法)の特集記事もご用意しております。以下にリンクを載せておきますね。