コレを書いている段階で、僕(なごやっくす)が授かってきた御朱印は150体ほど。まだまだ御朱印巡りは始まったばかりですが、お参りするうちに気づいたことがあります。

芭蕉句碑(芭蕉塚)のある神社やお寺まとめ

それはズバリ、芭蕉句碑(芭蕉塚・松尾芭蕉の俳句が刻まれた石碑)の多さ。ということで、この記事に僕がお参りした神社やお寺の芭蕉句碑を、都道府県別にまとめておきます。

ぼく(なごやっくす)
といっても、まだまだ数は少ない&愛知県がほとんどですが。今後コツコツ追加していきますね

記事の最後には「(僕がお参りした範囲での)芭蕉句碑のある神社やお寺マップ」も載せていますので、合わせてご活用いただければと!

芭蕉全句集 現代語訳付き(角川ソフィア文庫)

なお、この記事は芭蕉全句集 現代語訳付き(角川ソフィア文庫)などを参考に執筆しております。が、意訳のズレ具合などは大らかな心で見ていただければ幸いです。


愛知県で芭蕉句碑のある神社やお寺

大須観音(名古屋市中区)

大須観音(名古屋市中区)の芭蕉句碑(いざさらば 雪みにころぶ 所まで)

いざさらば 雪みにころぶ 所まで

(ではさらばだ。雪見の宴に行きましょう。雪に足を取られようともどこまでも。)

雪にテンションの上がる芭蕉の様子が表れた句でしょうか。芭蕉全句集には十二月初旬に名古屋のせきどうで詠まれたとの記載があります。

ぼく(なごやっくす)
夕道亭がどこなのか少し調べてみましたが分かりませんでした。気になる

なお、この句のかみ(最初の五文字)は「いざいで」「いざゆか」「いざさらば」といくつかのパターンがあるようです。

大須観音の御朱印(大悲殿)

大須観音で御朱印を授かったときの様子は以下の記事にまとめてありますよ。名古屋にいらっしゃる際はぜひどうぞ。

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笠寺観音(名古屋市南区)

笠寺観音(名古屋市南区)の芭蕉句碑(千鳥塚・星崎の闇を見よとや啼千鳥)

星崎の 闇を見よとや 啼千鳥

(星崎の闇を見ろと言っているのか、千鳥がさかんに鳴き立てている。)

星崎あたり(鳴海潟)は千鳥の名所だったようです。ただ”闇を見ろ”のところがイマイチピンときません。闇に風情を感じていたのかな?

そして笠寺観音には、もう1つ芭蕉句碑がありました。贅沢。

笠寺観音(名古屋市南区)の芭蕉句碑(春雨塚・笠寺やもらぬ岩屋も春の雨)

笠寺や もらぬ岩屋も 春の雨

(復興されて”漏らぬ岩屋”となった笠寺も、今は春の雨で霞んでいるのでしょう。)

雨ざらしになっていた観音様に自分の笠をかぶせたという玉照姫たまてるひめのエピソードを聞いて、江戸から奉納した句とのこと。

ぼく(なごやっくす)
玉照姫はのちに都の貴族・藤原兼平と結婚して、荒廃していた笠寺観音を復興するんです

笠寺観音(名古屋市南区)の御朱印

笠寺観音で御朱印を授かったときのことは以下の記事にまとめてあります。神社の由緒(玉照姫&兼平夫妻の逸話)についても触れていますよ。

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鳴海神社(名古屋市緑区)

成海神社(名古屋市緑区)の芭蕉句碑(初秋や海も青田の一みどり)

初秋や 海も青田の 一みどり

(この初秋、青い海が青い田んぼの向こうに広がり、目の前は緑一色だ。)

句を見ただけで鮮やかな緑の田んぼと美しい海が同じ画面に浮かび(個人的には青空も)、心が洗われます。お気に入りの句です。

ぼく(なごやっくす)
“青”が前後(“海”と”田”)に掛かっているのも、俳句の醍醐味を味わえてイイですね

初案である「初秋は うみやら田やら みどり哉」を、推敲した結果がこの句なんだとか。初案だと海と田んぼを別々に思い浮かべる人も多そうですよね。推敲って大事(何様)。

成海神社の御朱印

成海神社で御朱印を授かったときの様子は以下の記事にまとめてあります。日本武尊(ヤマトタケル)を祀っている延喜式内社です。

挙母神社(豊田市挙母町)

挙母神社(愛知県豊田市)の芭蕉句碑(木のもとに汁も鱠も桜かな)

のもとに 汁も鱠も 桜かな

(花盛りの木の下、並んだ料理の汁にも鱠にも桜の花びらが一杯だぁ。)

こちらも情景が思い浮かべやすくて、ありがたい句です。汁物や鱠を外で食べるというのが、いかにも古風な感じがしてまた良いですね。

ぼく(なごやっくす)
挙母神社参拝のしおりによると、句碑の右に写っているのは「匂い桜」と呼ばれる由緒ある桜とのこと。春にもお参りしたいなぁ

挙母神社の御朱印

くわしい挙母神社の様子は以下の記事をどうぞ。サッカー観戦やコンサートなどで豊田スタジアムに行く際に立ち寄るのもよろしいかと。

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白鬚神社(豊田市小坂町)

白鬚神社(愛知県豊田市)の芭蕉句碑(郭公まねくか麦のむら尾花)

郭公ほととぎす まねくか麦の むら尾花

(麦が、群生するススキの穂のように風になびいているのは、ホトトギスを招いているのだろうか。)

薄(すすき)が人を招くと詠むのは、和歌以来の伝統なんだそう。それを麦に応用した芭蕉の才能が光る一句ということでしょうか。

ぼく(なごやっくす)
しかしホトトギスって昔の作品によく登場するイメージがあるなぁ。一度この目で見てみたい(見たことあるけど気づいてないだけかも)

白鬚神社(豊田市小坂町)の本殿と石灯籠

ちなみに白鬚神社は非常に小さな神社です。豊田市駅周辺での神社巡りの一環としてお参りするのが良いかと思われます。

知立神社(知立市西町)

知立神社(愛知県知立市)の芭蕉句碑(不断たつ池鯉鮒の宿の木綿市)

不断たつ 池鯉鮒の宿の 木綿市

(知立の宿場の木綿市は、人の出入りが絶えず、とっても賑やかである。)

芭蕉全句集にこの句は見当たりませんが、知立神社の公式サイトに”俳聖松尾芭蕉が当地を詠んだ…“との記載があります。

東海道五十三次(歌川広重)39池鯉鮒宿(首夏馬市)

池鯉鮒宿と聞くと、歌川広重の東海道五十三次の馬市(上の画像)が思い出されますが、木綿市も開かれていたんですね。

知立神社の御朱印と御朱印帳

知立神社で御朱印を授かったときの様子は以下の記事にまとめてあります。御朱印帳の色合いが爽やかでお気に入り。

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東京都で芭蕉句碑のある神社やお寺

金王八幡宮(渋谷区渋谷)

金王八幡宮(東京都渋谷区)の芭蕉句碑(しばらくは 花のうえなる 月夜かな)

しばらくは 花のうえなる 月夜かな

(満開の桜の上に月がさしかかっている。絶景の夜だなぁ。)

金王八幡宮の名物・金王桜の傍らに句碑が建っていることから、花を桜として訳してみました。

ぼく(なごやっくす)
今までの僕だったら桜に目を奪われて、その後ろの月にまでは意識が向かわなそう。この句のおかげで視野が広がった気がします(笑)

金王八幡宮の公式サイトによると、句碑は文化14年(1817年)に、しょうもんじってつの1人・太白堂門人山奴社中によって建てられたとのことです。

金王八幡宮(東京都渋谷区)の御朱印と御朱印帳

金王八幡宮で授かった御朱印と御朱印帳がこちら。お隣・豊栄稲荷神社の御朱印もココで頂けましたよ。

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福岡県で芭蕉句碑のある神社やお寺

櫛田神社(福岡市博多区)

櫛田神社(福岡市博多区)の芭蕉句碑(蓬莱に聞ばや伊勢の初便)

蓬莱に きかばや 伊勢の初便

(蓬莱飾りを前に気分も新たな正月、伊勢からの初便りを聞きたいものだ。)

芭蕉全句集によると、蓬莱飾りとは三宝の上に白米を盛り、かやかちぐり・橙、串柿・穂俵・昆布・熨鮑・伊勢海老・梅干しなどを飾ったモノ。

画像でイメージを掴みたいなと思い、探してみました。Instagramで素敵な投稿を見つけたのでシェアさせて頂きますね。

ぼく(なごやっくす)
豪華で趣があります。とくに橙と伊勢海老が印象的です。かっこいい!

僕は恥ずかしながら蓬莱飾りを今回初めて知りましたが、飾っている家庭がどれくらいあるのか気になるトコロです。

櫛田神社(福岡市博多区)の飾り山笠

櫛田神社の御朱印情報などは以下の記事をどうぞ。飾り山笠(上の写真)がキレイ&大迫力だったなぁ。

最後に今回紹介した神社仏閣をひとまとめにした「芭蕉句碑のある神社やお寺マップ」をのせて記事を締めますね。

芭蕉句碑のある神社やお寺マップ

芭蕉句碑のある神社やお寺マップ(地図)です。地図左上の矢印(→)付きのマークをタップすると、神社の詳しい情報が見られます。

また右上の四角いマークをタップすると、グーグルマップ(GoogleMap)が起動し、そのままナビ代わりにも使えますよ。

ぼく(なごやっくす)
グーグルマップのダウンロードは以下からどうぞ。無料アプリです

Google マップ -  乗換案内 & グルメ

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開発元:Google LLC
無料
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御朱印巡りを始めた当初は、松尾芭蕉(俳句)についての理解を深める機会がこんなカタチで訪れるとは、全く想像していませんでした

人生どこで何がつながるか分からないものですね。この先もさまざまなご縁や出会いが、御朱印を通じてやってくるのを楽しみにしたいと思います。