金剛證寺(三重県伊勢市)で御朱印三体と御朱印帳をいただきました。朝熊岳(朝熊山)の山頂付近にある臨済宗のお寺です。
朝熊岳金剛證寺 仁王門
- 名称:朝熊岳勝峯山兜率院金剛證寺
- 御本尊:福威智満虚空蔵大菩薩
- ご利益:家内安全、身体健康、商売繁昌、社運隆昌、合格成就
- 宗派:臨済宗南禅寺派
- 霊場札所など:伊勢西国三十三所霊場第2番、日本三大虚空蔵菩薩
金剛證寺は「神宮の奥の院」とも呼ばれ、伊勢神宮の鬼門を守るお寺。伊勢音頭では“お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り”とも唄われています。この記事には…
- 金剛證寺の御朱印と御朱印帳
- 御朱印の頂き方(場所や時間など)
- 境内の様子や見どころ
といった情報をまとめておきますね。まずは金剛證寺で授かった御朱印から紹介します。
僕も今回の観光で、伊勢神宮と一緒にお参りしました。ステキな旅行になった
目次(もくじ)
朝熊岳金剛證寺の御朱印【3種類】
本堂(摩尼殿・国指定重要文化財)。本尊は秘仏で、伊勢神宮の式年遷宮の翌年に開帳されます(20年に1度)
- 本尊の御朱印
- 限定御朱印(中興六百五十年)
- 奥之院の御朱印
1.本尊の御朱印(摩尼殿)
中央の印影(=朱印を押した跡)は、虚空蔵菩薩を表す梵字(タラーク)かな
まずは本尊の御朱印から。ページいっぱいに、迫力ある文字で摩尼殿と書かれています。パワーを感じる…。
右上の墨書きは“奉拝”(印影は“伊勢朝熊岳”)、中央左は“金剛証寺”でよろしいかと。”證”は”証”の旧字体です
御朱印の見方(=何が書いてあるのか)について、神社とお寺それぞれの具体例をあげながらまとめました。御朱印初心者の方の参考になれば幸いです。
2.限定御朱印(中興六百五十年)
続いて、金色に輝く限定御朱印。御朱印の右下に「中興六百五十年」とありますね。
開山堂。暁台上人(草創)・弘法大師(開山)・佛地禅師(中興開山)の三者を祀るお堂でしょうか
- 欽明天皇の頃:暁台上人により開かれる
- 平安時代:弘法大師(空海)により堂宇建立。密教修行の一大道場として隆盛を極める
- 応永年間(1394年~1427年):鎌倉建長寺開山大覚禅師(蘭渓道隆)の法孫・仏地禅師(東岳文昱)により再興。禅寺に改められる
※参拝の栞をもとに作成
【補足】限定御朱印は書き置きタイプ
限定御朱印は書き置きタイプ(紙でもらうタイプ)でした。ということで、上の専用ホルダーに挟んで大切に保管しております。
ハサミやのりを使わないので、御朱印も手も汚さずにキレイに挟めます。詳しくは以下の記事をご覧ください
書き置き御朱印の保管に「書き置き御朱印専用ホルダー」が便利だったので紹介します。貼るのが簡単で、サイズの心配がないのも嬉しいメリットです。
通販サイト(楽天・Amazon・ヤフー)へのリンクも以下に載せておきますね。最近は人気なのか売り切れていることも多いです。僕も早めに次を購入しておかないと!
3.奥之院の御朱印
中央の印影は地蔵菩薩を表す梵字(カ)でよろしいかと
3種類目は奥之院(呑海院)の御朱印。中央の墨書きは“願王殿”と読めますね。お堂の名前だと思われます。
奥之院の本尊は地蔵菩薩。お釈迦様が入滅して弥勒菩薩が世に出るまでの間、僕らを救ってくださいます
奥之院。本堂から歩いて7分ほどです
朝熊岳金剛證寺の御朱印帳
金剛證寺では御朱印帳もいただきました。お代(値段)は1500円。表表紙に本堂、裏表紙に連間の池と連珠橋がデザインされています。
連間の池と連珠橋です。弘法大師が掘ったと伝わる池で、5月中旬から9月にかけて、数百の睡蓮の花が美しい風景を見せてくれるそうですよ。
【補足】御朱印帳は小さいサイズ
朝熊岳金剛證寺(左)と猿田彦神社(右)の御朱印帳
金剛證寺の御朱印帳は小さいサイズ(文庫本サイズ)。大きさのイメージが掴めるよう、大きいサイズの御朱印帳と並べてみました。
猿田彦神社(左)と佐瑠女神社(右)の御朱印
大きいサイズの御朱印帳は、皇大神宮(内宮)近くの猿田彦神社で授かったモノ。
境内社の佐瑠女神社も芸能・縁結びの神様として有名です。詳しくは以下の記事をご覧ください。
猿田彦神社(三重県伊勢市)で御朱印と御朱印帳を授かったので、頂き方(時間など)や境内の様子とともに記事にまとめました。佐瑠女神社の御朱印も!
朝熊岳金剛證寺での御朱印の頂き方
- 受付場所:本堂内
※奥之院の御朱印は奥之院で - 御朱印代(価格):300円
※限定御朱印は500円 - 受付時間のめやす:9:00~15:45
1つずつ補足します。
受付場所:本堂内
本堂前の福丑(左)と智慧寅(右)。牛の頭上には大黒様が
金剛證寺の御朱印は本堂内で書いていただきました。なお、奥之院の御朱印は奥之院でいただけます。
本堂内に、奥之院の御朱印に関する案内も出ていましたよ
御朱印料(金額):300円(限定御朱印は500円)
朝熊山山頂。足湯(10:00~16:00)も楽しめます
御朱印代(料金)は一体300円。金色の限定御朱印のみ500円でした。
お参り前に小銭を作りたい(お札を崩したい)場合、山頂の展望台付近に売店や自動販売機がありますよ。
受付時間のめやす:9:00~15:45
奥の院に通じる参道には、約1万本の卒塔婆(そとば)が並びます
公式サイトに、本堂の拝観時間に関する以下の記載があります。
朝熊岳金剛證寺
本堂拝観時間 9:00-15:45出典:朝熊岳金剛證寺
ということで、御朱印を受けたい場合も、この時間をめやすにお参りされるのがよろしいかと。
ちなみに、上の写真は奥の院の入口「極楽門」。
ココに“奥之院受付時間 午前九時~午後四時”とあったので、奥の院の受付時間も同様だと思われます。
明星堂。伊勢神宮の鬼門除けのために明星天子を祀るお堂です
駐車場に到着したのは、平日の午後3時ごろ。本堂→奥之院の順番でお参りし、それぞれの御朱印を拝受した次第です。
境内には参拝客が何組かいらっしゃいましたが、御朱印に関しては待ち時間もなく、スムーズに受けることができました。
与楽院(国重要文化財)。本尊の矢負地蔵尊は、徳川綱吉の母・桂昌院の寄進です
奥の院へのお参り含め、参拝所要時間は全体で約50分といったところですね。ご参考までに。
おちんこ地蔵。子宝地蔵として有名だそう
朝熊岳金剛證寺のアクセス・駐車場など
- 住所:三重県伊勢市朝熊町548
- 電話:0596-22-1710
- 公式サイト:朝熊岳金剛證寺
- 地図(マップ)
- アクセス
- 鳥羽駅からタクシーで20分
- 五十鈴川駅からタクシーで20分
- 伊勢IC(伊勢自動車道)から車で20分
土日祝日のみ、五十鈴川駅と金剛證寺を結ぶ「参宮バス(スカイラインルート)」が運行しています。運賃(料金)は740円です
- 駐車場:あり(無料)
門(上の写真)から進入できます。伊勢志摩スカイラインの通行料金(1270円)が必要です。
上のリンク(公式サイト)から、お得な通行割引券を発行できますよ。
山の上にある寺社は、お参りしていて気持ちがイイですね。今度は山頂展望台にも行ってみたいなぁ。晴れた日には、富士山や日本アルプスも見えるそうですよ。
瀧原宮(度会郡大紀町)の御朱印
次に向かったのは瀧原宮(たきはらのみや)。皇大神宮の別宮です。
金剛證寺からは、紀勢自動車道経由で50分ほどで行けますよ。詳しくは以下の記事をご覧ください。
次の記事はこちら【滝原宮】
瀧原宮(三重県度会郡大紀町)で御朱印を授かったので、頂き方(場所や時間など)や境内の様子とともに記事にまとめました。内宮(皇大神宮)の別宮です。
伊勢神宮で拝受した七体の御朱印
また伊勢神宮など、今回の伊勢鳥羽観光(1泊2日)で訪れた寺社史跡を以下にまとめておきます。御朱印巡りの参考になれば幸いです。それでは!
三重県の御朱印一覧
三重県の御朱印を市町村別に紹介しています。御朱印巡りにご活用いただければ幸いです。