なごやっくす(Twitter@goshuin_dash)です。
境内におっぱいがいっぱいの間々観音(愛知県小牧市)で、六体の御朱印と御朱印帳をいただきました。
この記事で、そんなステキな御朱印&御朱印帳を、御朱印の頂き方(場所や時間のめやすなど)とともにご紹介します。
- 間々観音の御朱印を見てみたい!
- 御朱印の種類が気になる…
- 御朱印帳のデザインは?
- 受付時間のめやすを知りたい
といった場合などに、参考にしていただければと。
まずは拝受した御朱印から順番にお見せしますね。
小牧山城に続いての参拝です。間々観音は戦国時代頃まで小牧山の中腹にありました。今も「観音洞」として、その面影を残しています
お乳の絵馬。乳花薬師(名古屋市)にも似た絵馬がありました
目次(もくじ)
間々観音の御朱印【6種類】
観自在の御朱印
まずは、観自在の御朱印から。墨書きは以下の四要素。
- [右上]小牧山
(間々観音の山号かと思われます) - [右下]参拝日(令和二年六月二十一日)
- [中央]観自在
(“自”が宝珠に見えてカワイイ) - [左下]間々観音
そして、印影(=朱印を押した跡)は以下の三要素でよろしいかと。
- [右上]奉拝
(“謹んで参拝いたしました”の意味) - [中央]キリーク
(千手観音を表す梵字/種字) - [左下]小牧山 間々観音
観音堂(写真左奥)と石塔(右手前)
「観自在」とは、仏教用語で「すべての事物を自由自在に見ることができること」という意味。観音堂の扁額にも同様の文字が書かれていました。
阿弥陀如来の御朱印
中央の印影は”仏法僧宝”。仏法で重んずる仏と法と僧(=三宝)を表す印です
続いて、阿弥陀如来の御朱印です。御朱印右上の墨書きに「飛車山」、左下の墨書き&印影に「龍音寺」の文字が見えますね。
実は、間々観音が小牧山から遷座される際に、「飛車山 龍音寺」と合祀されたという歴史があるんです。
上が阿弥陀如来が祀られる阿弥陀堂。境内案内に「本堂」という表記が見当たらなかったことからも…
- 千手観音(観音堂・間々観音)
- 阿弥陀如来(阿弥陀堂・龍音寺)
これらの仏様たちを、合祀後も区別なく大切に祀っている様子が窺えました。
「飛車山(ひくまやま)」は、小牧山の古い呼び名の一つだそうです。将棋の飛車を思い出すネーミングでカッコいい!
遍照金剛(弘法大師)の御朱印
3種類目は、遍照金剛(弘法大師)の御朱印。「遍照金剛」は、弘法大師が唐で密教を学んでいたときに付けられた灌頂名です。
御朱印の左下には「一光三尊大師 開運・知恵・厄除」の文字も見えます。「一光三尊」は「三体の仏像が一つの大きな光背を背負う」スタイルを指す言葉です。
弘法大師は観音堂に祀られていたのですが、お姿をすっかり失念しております。どうだったかな…。次回お参りしたときに、またじっくり拝ませてもらおう
犬山成田山で頂いた二体の御朱印(背景は大師堂)
遍照金剛の御朱印右上にもあったとおり、間々観音は尾張三弘法の札所です。今回の間々観音への参拝で、尾張三弘法霊場の全てにお参りできたことになります。
ちなみに、残り二つは犬山市の寺院。以下に一覧にしてのせておきますね。
尾張三弘法霊場の3つの寺院(犬山成田山・犬山寂光院・小牧間々観音)にお参りし、ステキな時間を過ごしてきました。この記事に、それぞれのお寺で授かった御朱印や御朱印帳をまとめておきます。御朱印巡りをする際の参考にしていただければ幸いです。
十一面千手観世音の御朱印
十一面千手観世音菩薩(秘仏)は弘法大師空海作と伝わります
4種類目は十一面千手観世音の御朱印。
御朱印の右上に「東海百観音第二十四番/尾張三十三観音第二十四番」の印影が見えますね。続けて補足します。
尾張三十三観音霊場【第24番】
左下の墨書きは「乳の観音」と読めますね
間々観音は、尾張三十三観音(東海百観音)霊場の第二十四番札所。ということで、専用の御朱印帳(納経帳)にも朱印を頂きました。朱印料は100円です。
専用の御朱印帳(納経帳)が上の写真です。龍泉寺(名古屋市守山区)で600円で購入しましたよ。
なお、間々観音の公式サイトには「東海西国三十三観音第八番札所」との記載もあります
御詠歌の御朱印
5種類目は御詠歌の御朱印です。「小牧なる 飛車の山の 狩人は 八つある鹿を 七ついしかな」と墨書きされています。
間々観音の御詠歌に関する伝説(由緒)を以下にまとめました。
- 明応元年(1492年)ごろ、乳の出ない妻に鹿を食わせようと、狩人が小牧山(飛車山)に登る
- 狩人の目の前に7匹の小鹿と、子供を宿した鹿1頭が現れる
- 狩人が全て仕留めたところ、小鹿は7つの石に、母鹿は観音像となる
- 狩人は後悔し、その場所に草庵を結んで観音様を祀った
※小牧山リーフレット(一般社団法人小牧市観光協会)、間々観音公式サイトをもとに作成
のちに草庵は観音洞に(下の写真)、観音像は間々観音へと移転し、今に至るということです。
観音洞(間々乳観音出現霊場・小牧山中腹)
御朱印中央の印影(絵柄)は「慈乳観世音・観音堂・観音洞・小牧山(飛車山)」でしょうか。由緒がギュッと凝縮されていますね。御詠歌の「七ついしかな」は掛詞(石・射し)かな?
大黒天の御朱印
ラストは大黒天の御朱印。中央の如意宝珠と力強い墨書きが印象的です。大黒天は観音堂の右手側に祀られておりました。
間々観音ではオリジナル御朱印帳も授かりましたので、続けて紹介しますね。
間々観音の御朱印帳
間々観音では御朱印帳もいただきました。描かれているのは慈乳観世音でしょうか。お代は1200円です(納経代を除く)。
表紙の英語表記(mama kannon)がユニークですね。溝旗神社(岐阜市)の御朱印帳も英語表記でカッコよかったなぁ
境内の慈乳観世音(慈乳観音)
御朱印帳のサイズは?
間々観音の御朱印帳は小さいサイズ(文庫本サイズ)。大きさのイメージが掴めるように、大きいサイズの御朱印帳と並べてみたのが上の写真です。
>>御朱印帳のサイズに関する特集記事はこちら【2種類/どちらがおすすめ?】
桃太郎神社の桃型鳥居と御朱印
大きいサイズの御朱印帳は、間々観音から車で25分ほどの桃太郎神社(犬山市)で授かったモノ。
上の桃型鳥居に加え、桃太郎のキャラクターのコンクリート像が境内に立ち並ぶ、インパクト抜群の神社です。くわしくは以下の記事をご覧ください。
桃太郎神社(愛知県犬山市)で御朱印と御朱印帳を授かったので、もらい方(時間など)や境内の見どころとともに記事にまとめました。桃型鳥居は必見です。
さて記事の後半では、間々観音での御朱印のもらい方(僕がお参りしたときのこと)について書き留めておきますね。
間々観音での御朱印の頂き方
御朱印の受付場所
間々観音の御朱印は、観音堂左手側の寺務所で書いていただきました。上の写真の丸で囲ったところです。
授乳祈願や交通安全祈願などの受付も同じ場所でよろしいかと。お守りやおみくじは賽銭箱前にズラリと並んでいましたよ。
お堂と寺務所の位置関係は三好稲荷閣(みよし市)に似たカタチ。ギネス世界記録認定の「大提灯まつり」で有名なお寺です
御朱印料(値段)
御朱印代(価格)は、僕がもろもろ納めた金額から察するに一体300円でよろしいかと。
お参り前に小銭を作りたい(お札を崩したい)場合、お寺の目の前にファミリーマートがありましたよ(下の写真)。
左奥にお寺の山門が見えています
御朱印の受付時間は?
山門
間々観音の公式サイトに記載されている、山門開閉時間や祈願・供養の時間を以下にまとめました。
項目 | 時間 |
---|---|
山門開閉 | 7:30~17:00 |
祈願・供養 | 9:30~11:30 13:30~15:30 |
※間々観音公式サイトをもとに作成
寺務所(授与所)の時間は記載されていませんので、山門の開いている時間、もしくは祈願・供養の時間内に御朱印とのご縁を期待してお参りするのが良さそうです。
参考までに、僕がお参りしたのは日曜日の午後3時半前。ほかに参拝客がいなかったこともあり、15分ほどかけて六体の御朱印を丁寧に記帳していただきました。この場を借りて改めてお礼申し上げます
【補足】金曜日は寺務所が閉まっていることも
御朱印帳の表紙裏には「しあわせいっパイ むねいっパイ」の文字とおっぱい絵馬の絵柄が
補足として、金曜日は寺務所(受付)が閉まっていることがあるようです。以下は公式サイトからの引用です。
金曜日は寺内整備のため、寺務所(受付)は閉めさせていただく場合がございます。但し、18日及び祝日、行事予定の場合は、通常通り受付は開いております。
出典:間々観音公式サイト
金曜日にお参りされる場合は、注意したほうが良さそうですね。
間々観音の御朱印情報まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
このページの要点をまとめました。
- 間々観音では6種類の御朱印を頂けた
- オリジナルの御朱印帳も受けられる
- 山門開閉時間は7:30~17:00
- 金曜日は寺務所が閉まっていることも
御朱印がどれも達筆で、今も眺めていて幸せな気分に浸っております。
またお参りに来れるといいな。
深川神社(瀬戸市)の限定御朱印
このあと小牧神明社にお参りしましたが、どうやら御朱印はない様子でした。
ということで、日を改めるカタチで、次に御朱印とご縁をいただけたのは深川神社(ふかがわじんじゃ)。
限られた時期にしか頒布されないであろう、貴重な限定御朱印を授かりましたよ。
以下から次のページへお進みください。
次のページはこちら【深川神社】
深川神社(愛知県瀬戸市)で、限られた時期にしか頒布されないであろう、ステキな御朱印を頂きました。この記事で御朱印を紹介するとともに、僕が御朱印を拝受した際の場所・初穂料(値段)・時間などをまとめておきますので、参考にしてください。
間々観音周辺の御朱印スポット
小牧山城の御城印(家康版)と「信長 麒麟の花押カード」
田縣神社と大縣神社も「男と女」にまつわる大変ユニークな神社です。時間があれば、ぜひ合わせて参拝されることをおすすめします!
尾張エリアの御朱印一覧
愛知県尾張エリアの御朱印を市町村別に紹介しています。御朱印巡りにご活用いただければ幸いです。