片山八幡神社で御朱印を授かりました。徳川園や徳川美術館からスグです。僕はバンテリンドーム近くの矢田六所神社から15分ほど歩いてお参りしました。
由緒書きによると、現在の場所に鎮座したのは西暦511年と非常に歴史のある神社。その後、戦国時代に退廃したのち、江戸時代に尾張徳川藩主二代光友が再興して今に至るそうですよ。
この記事には、片山八幡神社の御朱印やそのもらい方(時間など)、さらに神社の見どころといった情報を凝縮してまとめておきますね。
目次(もくじ)
片山八幡神社の御朱印
片山八幡神社で授かった御朱印です。墨書きは以下の3要素。
- [右上]奉拝(=謹んで参拝いたしました)
- [右下~中央]大曽根 片山八幡神社
- [左]参拝した日付
そして、印影(朱印などを押した跡)は以下の2要素ですね。
- [右上]神紋(橘・たちばな)
- [中央]片山八幡神社
※御朱印の見方の基本を以下の記事で図入りで解説しています
参拝時に頂いたしおりによると、もともとココの住所は”東区大曽根町102″で社名も大曽根八幡社だったとのこと。「片山」は、さらに昔の地名(尾張国山田郡片山郷)から来ているのだと思われます。
補足:兼務神社の矢田六所神社にも御朱印があります
記事の冒頭でも名前を出した(矢田)六所神社はこちらの兼務神社だそうです。公式サイトにその旨の記載がありました。
⇒[参考]兼務神社|片山八幡神社
矢田六所神社で御朱印を授かったときの様子は別の記事にまとめてありますので、以下にリンクを載せておきますね。
片山八幡神社での御朱印の頂き方
気持ちよくお参りできるよう、御朱印の授かり方についても確認しておきましょう。
- 御朱印の受付場所
- 御朱印代(初穂料/価格)
- 御朱印の受付時間について
この3つを順番に説明しますね。
1.御朱印の受付場所:授与所(拝殿左)
片山八幡神社の御朱印は拝殿左の授与所で書いていただきました。
授与所は無人でしたが、僕を見つけた神社の方が小走りで駆けつけてくださいましたよ。恐縮&大変ありがたかったです。
そして拝殿はこんな感じ。結婚式も挙げられるようです。神前式・教会式・人前式問わず、東区は僕のまわりでも人気の結婚式エリアです。
■ 片山八幡神社の御祭神とご利益は?
ちなみに、片山八幡神社の御祭神は以下のとおり。
- [中]誉田別尊(応神天皇)
- [左]菊理媛神(くくりひめのかみ)
- [右]天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)
誉田別尊(ほんだわけのみこと・八幡大神)は、武運長久(必勝)や子育てのご利益で知られる神様ですね。
2.御朱印の初穂料(金額):300円
片山八幡神社の御朱印の初穂料(値段)は300円。初穂料の言葉の由来は以下の記事で説明しています。
お参り前に小銭を作りたい場合、最寄り駅の名鉄瀬戸線・森下駅と神社のあいだにコンビニ(セブンイレブン名古屋徳川2丁目)がありますよ。
3.御朱印の受付時間について
片山八幡神社の公式サイトには社務所の時間に関する以下の記載があります。
社務所9時から16時半まで
御守各種、御朱印あります 300円
ですので、朝9時から夕方4時30分のあいだにお参りすれば、御朱印についても気持ちよく授かれるのではないでしょうか。
引き続き、名古屋市内最大級の神輿(みこし)行事が行われる、片山八幡神社の例大祭を紹介しますね。
片山八幡神社のお祭り:瑞龍みこしが大曽根の街を練り歩く
片山八幡神社の大祭は10月4週目の日曜開催。瑞龍みこしが大曽根の街を回ります。徳川園の公式Instagramアカウントからお祭りの様子をシェアさせていただきます。
1枚目の写真が女神輿(高さ1.5m・重さ130kg)。2枚目の写真が男神輿(高さ2.3m・重さ600kg)ですね。どちらも金色に輝いており、いかにも名古屋って感じがします。カッコイイ。
前夜祭では射的や輪投げなどの出店も出ていたそうですよ。どの地域にも魅力的なお祭りがあるんだなぁ。
なお神輿は境内の神輿庫に格納されておりました。ガラス張りで見られるようになっているのがありがたいですね。お参りの際はぜひ間近でご覧いただければと!
【参考】片山八幡神社のおもなお祭り
- 元旦祭:1月1日
- 節分祭:2月3日
- 厄除祈願祭:2月11日
- 祈年祭:3月1日
- 谷龍神社祭:5月16日
- 茅輪神事:6月30日
- 赤丸神事:7月20日
- 例大祭:10月4週目の土曜日曜
(土曜日は前日祭。神輿渡御神事は日曜) - 新嘗祭:11月23日
- 大祓:12月30日
- 月次祭:毎月1日15日
※参拝時に頂いたリーフレットをもとに作成
最後に、こちらもご利益(御神徳)盛りだくさんの、片山八幡神社の境内末社を紹介して記事を締めますね。
片山八幡神社の境内末社を紹介するよ【画像3枚】
まずは谷龍神社。末社の中でも別格の存在感を放っていました。本源は奈良県吉野郡の丹生川上神社上社・下社で、御祭神は闇淤加美神(くらおかみのかみ)。
古事記では、伊邪那岐命が迦具土神を斬った剣の柄についた血から生まれた神様とされていますね。ご利益(御神徳)は以下のあたりでしょうか。
- 雨乞い/雨止め
- 諸病平癒
- 諸願成就
※片山八幡神社公式サイトを参考に作成
ちなみに以前は「姫子龍神社」と呼ばれていたとのことです。
続いて祠(社祠)がずらりと並ぶ六末社。御祭神・本源・ご利益(御神徳)を以下にまとめておきました。
■ 片山八幡神社の六末社(写真右から)
1.愛宕社
- 御祭神:火産命・日本武尊
- 本源:愛宕神社(京都府京都市)
- ご利益:疫病除け・火難除け
2.金刀比羅社
- 御祭神:大物主命(大国主命)・崇徳上皇
- 本源:金刀比羅宮(香川県仲多度郡)
- ご利益:海難守護・雨乞い
3.青麻社
- 御祭神:天之御中主神・天照大御神・月読神
- 本源:青麻神社(宮城県仙台市)
- ご利益:中風病退除
4.津島社
- 御祭神:素戔嗚尊・大穴牟遅命(大国主命)
- 本源:津島神社(愛知県津島市)
- ご利益:疫病除け
5.秋葉社
- 御祭神:火之迦具土神
- 本源:秋葉神社(静岡県周智郡)
- ご利益:火難守護・水難守護・剣難守護
6.宗像社
- 御祭神:奥津島比売命・市寸島比売命・多岐都比売命
- 本源:宗像大社(福岡県宗像郡)
- ご利益:航海安全・運輸交通安全
参考:境内摂末社|片山八幡社
個人的注目ポイントは青麻社ですね。天之御中主神(高天原[神々の世界]に最初に現れた神様)を祀っている所はこのあたりでは珍しいのでは。ありがたくお参りしましたよ。
そして末社ではありませんが、御嶽神社の遙拝所もありましたので載せておきます。鳥居も標柱(しめばしら)も立派でした。
片山八幡神社のアクセス・駐車場など
■ 片山八幡神社(かたやまはちまんじんじゃ)
・住所:愛知県名古屋市東区徳川2-13-26
・電話:052-935-9662
・公式サイト:片山八幡神社|名古屋鬼門鎮護
・アクセス
- 電車:森下駅(名鉄瀬戸線)から徒歩3分
(JR大曽根駅南口から徒歩11分) - 市バス:バス停「徳川町」からすぐ
・駐車場:あり(無料)
ご覧のとおり参拝者用の駐車スペースが。境内西に入口がありましたよ。
ちなみに書籍・東区の歴史(名古屋区史シリーズ)によると、今の徳川園がある場所には、もともと大曽根下屋敷という屋敷が建っていた時代がありました。
別日に徳川園を訪れたときの写真。月並みな言葉になりますが美しかった!
そして大曽根下屋敷の創設者は何を隠そう、片山八幡神社を再興した徳川光友。歴代尾張藩主の中でもっとも長寿を保った光友は、この屋敷で余生を過ごしたそうですよ。
片山八幡神社のあとは、歩いて8分ほどの所にある赤塚神明社でも御朱印を授かりました。国道19号線と出来町通の大きな信号交差点「赤塚」に鎮座する神社です。
また今回の片山八幡神社を含む、バンテリンドーム周辺で御朱印のある神社を以下の記事にまとめてあります。御朱印巡りの計画を立てる際などにご活用いただければと!
■ そのほか片山八幡神社からアクセス良好な御朱印神社
別小江神社(わけおえじんじゃ)で授かった御朱印の一部
- 長久寺(徒歩12分・美しい庚申塔の残るお寺)
- 七尾天神社(名鉄で3駅・御朱印巡りおすすめルートの起点となる神社)
- 羊神社(車で11分・かわいい羊が境内にいっぱい)
- 別小江神社(車で12分・カラフルでかわいい御朱印を4種類授かりました)
名古屋市の御朱印一覧
名古屋市の御朱印をエリア別に紹介しています。御朱印巡りにご活用いただければ幸いです。
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