なごやっくす(Twitter@goshuin_dash)です。
尾陽神社(びようじんじゃ・名古屋市昭和区)で御朱印を授かりました。
美容のご利益がありそうな名前の神社です。
御器所八幡宮にお参りした際、こちらの尾陽神社が徒歩圏内にあることを知り、参拝した次第です。
どちらでも気持ちの良い参拝ができました。予習しておいて良かった!
ということで今回の記事では、尾陽神社の御朱印や駐車場といった情報を順番に紹介していきますね。
目次(もくじ)
尾陽神社の御朱印
名古屋東照宮(中区)の御朱印帳に記帳していただきました
尾陽神社で頂いた御朱印です。
徳川の三つ葉葵をバックに神社名が刻まれている、中央の朱印が印象的ですね。
御朱印に徳川の三つ葉葵がある理由
徳川の三つ葉葵が朱印(神紋)となっているのは、尾陽神社が以下の二柱を祀っているから。
- 徳川義直(尾陽公・初代尾張藩主)
- 徳川慶勝(最後の尾張藩主・十四代、十七代)
の二柱を祀る神社だったから。
神社の創建は明治43年(1910年)と比較的新しく、その後昭和24年(1949年)に天照大御神を主祭神にお迎えしたということです。
由緒書きによると、名古屋開府三百年記念事業の一つとして愛知県と名古屋市によって創建されたんだとか。自治体主導で創建された神社は珍しいのでは!?
尾陽神社での御朱印の頂き方
この章では尾陽神社での御朱印の頂き方、具体的には…
- 御朱印の受付場所
- 御朱印代(初穂料/価格)
- 御朱印の受付時間
この3点を書き留めておきますね。
御朱印の受付場所
尾陽神社の御朱印は、拝殿左の授与所で頂きました。
写真左に写っているのが授与所。ご覧のとおり、境内はかなり視界が開けていました。
夏にはココで盆踊り大会も開催されるようです
拝殿を正面から見るとこんな感じ。由緒によると…
- 本殿:昭和20年3月の名古屋大空襲により焼失
- 仮本殿:昭和34年9月の伊勢湾台風により倒壊
といった歴史を経て、昭和45年4月に現在の社殿が再建されたとのこと。
社殿がしっかりとしたコンクリート造りなのは、焼失や倒壊を防ぎたいという思いがあってのことなのかもしれません。
御朱印の初穂料(金額)
御朱印の初穂料(値段)は300円でした。
ちなみに僕がお参りした際、授与所は開いていましたが人の姿は見えませんでした。
備え付けのインターホンを推したところ、神職さんが出てきて丁寧に対応してくださいましたよ。
徳川義直(パブリックドメイン)
御祭神の一柱である徳川義直は、清州越しにより尾張藩主として名古屋や東海地方の発展の基礎を築いた人物。
妻・春姫の嫁入りが名古屋の豪華な婚礼の礎とされており、これを再現した行事「春姫道中」も毎年行われています。
金シャチ横丁の”義直ゾーン”の”義直”が、まさにこの徳川義直ですね
春姫道中の様子を収めたYouTube動画を見つけたので、シェアさせていただきます
動画からもその様子が分かるように、春姫道中は以下の3か所を参拝・パレードします。
ただし、各地点間はバスで移動するんだそうです。
伝統を守りつつ、近代的&合理的な要素も取り入れている感じが良いですね(笑)
御朱印の受付時間は?
尾陽神社の御朱印の受付時間(授与所の開設時間)は朝9時から夕方5時まで。
授与所にその旨の掲示がされていました。
こうして現地なりWebサイトなりに時間が明記されているのは、個人的に非常にありがたいと感じています。
計画が立てやすいというのが大きな理由。時間内にお参りしてもご縁がないこともありますが、ソレもまた御朱印巡りの魅力かなと思いますね
さて、記事の後半では、アクセス(駐車場等)や摂末社(知恵・学問の神様など)について触れていきます。
尾陽神社へのアクセス【地図】
- 住所:愛知県名古屋市昭和区御器所2-9-19
- 電話:052-872-4851
尾陽神社の最寄り駅は地下鉄鶴舞線の荒畑駅。
4番出口から徒歩8分ほどで正面鳥居に到着します。
住所は御器所ですが、御器所が最寄り駅ではないんですね
ちなみに御器所駅からは歩いて15分。
桜通線で向かう場合は御器所駅からのんびり歩くのもアリかもしれません。
尾陽神社の駐車場
車の場合は、参拝時に限り境内のスペースに駐車が可能とのこと(参考:尾陽神社公式サイト)。
写真のとおり、正面鳥居右側(東側)のスロープが出入口となっていました。
最後に境内の様子を収めた写真を絡めながら、尾陽神社のご利益などを紹介していきます!
尾陽神社の境内風景【ご利益も】
本殿とご利益【良縁縁結び】
こちらは尾陽神社の本殿。
尾陽神社の公式ブログを参考にすると、ご利益(御神徳)は以下のとおりです。
- 天照大御神:諸願成就
- 徳川義直命:発展・良縁縁結び・家内安全
- 徳川義勝命:平和
徳川義直命のご利益は、途中でも触れた清州越しや(発展)、春姫との婚礼から(良縁縁結び・家内安全)。
徳川慶勝39歳の写真(パブリックドメイン)
そして徳川慶勝のご利益は、存命時の振る舞いが大政奉還や江戸城無血開城に繋がったという解釈からきているようです(平和)。
なお、徳川慶勝は写真の愛好家としても有名。写真好きな僕は「カメラの腕が上達しますように」とお祈りしました!
摂末社【知恵学問の神様「久延彦神社」】
この地方では珍しい“久延彦神社(くえひこじんじゃ)”を祀っているのも尾陽神社の注目ポイント。
久延彦神社の御祭神・久延毘古命は、大国主命の知恵袋として古事記に登場する“知恵や学問の神様”なんです。
久延彦神社。合格鉛筆(3本300円)・お守り(500円)・合格祈願絵馬(500円)もありました
受験合格や学業向上のご利益にあずかりたいなら、本殿と合わせてこちらの久延彦神社にも忘れずにお参りしたいところです。
尾陽神社の摂末社はほかに、徳川本邸から遷したという栄世稲荷神社(上の写真)と…
龍神神社(水の神様・右)・秋葉神社(火の神様・左)も鎮座していましたよ。
その他の見どころ
尾陽神社のその他の見どころなどを、1枚の写真にギュッ!と凝縮しましたのでどうぞ。
- [左上]神馬・神楽殿・日の丸
個人的にお気に入りの1枚。天気の良い日にお参りできました - [右上]手水舎
繊細な造りの龍が見えますね - [左下]標柱と参道
神社から離れた場所に標柱が。鳥居に向けて心を整えながら歩きました - [右下]正面鳥居(再掲)
高台に鎮座していますよね。少しだけ補足します
尾陽神社が高台に鎮座しているのは、もともとココに“御器所西城”が建っていたから。
不明な点も多いようですが、15世紀中頃にこの地を支配していた佐久間氏によって築かれたと伝えられています。
尾陽神社は創建当初、名古屋東照宮(現・名古屋市中区)に合祀されていたんだそう。
下調べの段階でこの情報を入手した僕は、名古屋東照宮の御朱印帳に御朱印を頂きました。こんな感じ。
名古屋東照宮の御朱印が見開きだったので、最初のページが空いていたんです。ハマった感じがして嬉しい!
尾陽神社が御器所の地に遷座したのは大正13年のこと。
その後、焼失などを経て今の社殿となったのは前述のとおりです。
尾陽神社の御朱印情報まとめ
尾陽神社の御朱印情報に関する、僕(なごやっくす)の要約ツイートを載せておきますね。
⛩️尾陽神社(びようじんじゃ・名古屋市昭和区)の御朱印⛩️
✅受付場所:授与所(拝殿左)
✅御朱印代(初穂料/値段):300円
✅授与所の時間:9時から17時御祭神の一柱である徳川義直命の妻・春姫の嫁入りが、名古屋の豪華な婚礼の礎なんだそうです💒
【参考】御祭神:天照大御神/徳川義直命/徳川慶勝命 pic.twitter.com/iVK1u0IyWH
— 御朱印ダッシュ!@なごやっくす (@goshuin_dash) 2019年3月10日
参拝するにあたって、尾陽神社のことをいろいろと調べていたのですが…
- 人形供養(ぬいぐるみもOK)を受け付けている
- お正月にはアルバイトの巫女を募集している
などと、女子関連の情報が多く目に付いたのが印象的でした。
冒頭でも触れた尾陽神社(“びよう”じんじゃ)という名前が、僕を無意識のうちに女子関連の情報に引き寄せていたのかもしれません(笑)
補足しておくと尾陽神社という名前は、徳川義直の諡号(贈り名)「二品前亜相尾陽侯源敬公」から来ているのだと思います
山田天満宮(北区)の御朱印と御朱印帳
さて、日を改めて、尾陽神社の次に御朱印とご縁をいただけたのは山田天満宮(やまだてんまんぐう)。
境内に鎮座する金神社(こがねじんじゃ)の御朱印も授かりましたよ。
以下から次のページへお進みください。
次のページはこちら【山田天満宮】
山田天満宮(名古屋市北区)で授かった2種類の御朱印と、かわいいオリジナル御朱印帳を紹介しています。御朱印の頂き方(時間など)にも触れていますよ。
尾陽神社周辺の御朱印寺社
- >>御器所八幡宮(徒歩4分・徳川家康が小牧長久手の戦いの前に立ち寄ったとされる)
- >>金龍寺(徒歩19分・屋内仏として市内最高の高さを誇る十一面観音がスゴい)
- >>川原神社(車で7分・「川名の弁天様」としても知られる延喜式内社)
- >>長栄寺(車で8分・尾張33観音第2番。俳人横井也有の名が刻まれた碑「蘿塚」あり)
名古屋市の御朱印一覧
名古屋市の御朱印をエリア別に紹介しています。御朱印巡りにご活用いただければ幸いです。