興福寺の御朱印まとめ02

なごやっくす(X@goshuin_dash)です。
法相宗大本山の興福寺(奈良県奈良市)で、10種類の御朱印と御朱印帳を頂きました。

710年(和銅3年)の平城京遷都に伴い、藤原不比等が現在の地に開いた藤原氏の氏寺。
大化の改新で知られる藤原鎌足(中臣鎌足)が病気になった際に、その回復を祈願して造営された「山階寺(やましなでら)」が前身です。

このページには、興福寺で頂いた御朱印&御朱印帳をまとめておきますね。
御朱印の受付場所や時間は以下のとおりです。

場所時間
南円堂納経所9:00-17:00(最終受付16:30)
興福寺勧進所
(東金堂そば)
9:00-17:00(最終受付16:30)

なお、頂ける御朱印は場所によって異なります。また、受付場所などは変更になる場合があります。お参りする際は、お寺の公式サイト内「本日のご拝観について」を確認されることをおすすめします。

興福寺(奈良県奈良市)境内マップ01
▲興福寺 境内マップ © OpenStreetMap contributors
ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

三重県の県庁所在地・津市の津城跡本丸跡に鎮座する、高山神社に続いての御朱印拝受です!


興福寺の御朱印

1.南円堂の御朱印

興福寺南円堂の御朱印01
▲南円堂と御朱印(300円)

まずは南円堂の御朱印です。
右上の印影(=朱印を押した跡)に「西國第九番」とあります。南円堂は「西国三十三所」の第九番札所として、多くの人がお参りに来る人気のお堂。この日もたくさんの人で賑わっていました。

南円堂の御本尊は不空羂索(ふくうけんさく)観世音菩薩です。御朱印の中央に、不空羂索観音を表す梵字(種子)「モ」の印影が確認できます。左下の印影は「興福寺南圓堂」です。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

南円堂は興福寺を代表するお堂の中で、無料で拝観できる唯一のお堂といってもいいかもしれません。数ある御朱印の中でどれを頂くか迷ったら、まずは南円堂の御朱印を検討してみてはいかがでしょうか

2.南円堂の御詠歌の御朱印

02南円堂の御詠歌の御朱印01
▲南円堂の御詠歌の御朱印(300円)

南円堂の御詠歌の御朱印です。
「春の日は南円堂にかがやきて 三笠の山に晴るるうす雲」

西国三十三所の御詠歌は、御詠歌の起源とも言われています。
花山院(第65代花山天皇)が西国三十三所の各札所で詠まれた和歌に節が付けられたものです。

3.令興福力の御朱印

興福寺中金堂と令興福力の御朱印01
▲中金堂と令興福力の御朱印(300円)

令興福力の御朱印です。
令興福力(りょうこうふくりき)とは「福を興す(福力を興さしむ)」という意味。藤原鎌足が信仰していた『維摩経(ゆいまきょう)』の一節で、興福寺の寺名の由来になっています。

右上の「世界文化遺産」の印影もイイですね。
興福寺は東大寺や唐招提寺などとあわせて「古都奈良の文化財」として、平成10年(1998年)にユネスコ世界遺産に登録されています。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

画像は興福寺伽藍の中心になる、最も重要な建物「中金堂(ちゅうこんどう)」です。この日は閉堂中でしたが、拝観できる日には中金堂の御朱印も頂くことができます。拝観料金は500円です(ほかには北円堂も拝観できる日には御朱印を授かれます)

4.一言観音堂の御朱印

興福寺一言観音堂の御朱印01
▲一言観音堂と御朱印(300円)

一言観音堂の御朱印です。
一言観音堂は南円堂の脇にあります。願い事を一つずつ聞き届けてくれる仏様です。「一度に多くを願わず、願い事が成就したら次のお願いをしましょう」とありました。

5.一言観音堂の御詠歌の御朱印

04一言観音堂の御詠歌の御朱印01
▲一言観音堂の御詠歌の御朱印(300円)

一言観音堂の御詠歌の御朱印です。
「頼もしく歩みを運べひとことの 願いも捨てぬ誓いいませば」

6.東金堂の御朱印

興福寺東金堂の御朱印01
▲国宝東金堂と御朱印(300円)

東金堂(とうこんどう)の御朱印です。
東金堂は聖武天皇が、叔母の元正太上天皇(第44代元正天皇)の病気全快を願って建立したお堂です。堂内には御本尊の薬師如来坐像や、四天王立像などが安置されています。拝観料金は300円です。

7.東金堂の御詠歌の御朱印

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▲東金堂の御詠歌の御朱印(300円)

東金堂の御詠歌の御朱印です。
「猿沢の池のほとりの寺庭に 瑠璃の光はあまねかりけり」

猿沢池は奈良公園にある周囲360メートルの池。興福寺の放生池とも言われています。
興福寺五重塔が周囲の柳と一緒に水面に映る美しい風景が見ものです。「猿沢池の月」は「南円堂の藤」などとともに南都八景の一つに数えられます。

猿沢池01
▲猿沢池(さるさわいけ)

8.千手観音(国宝館)の御朱印

興福寺国宝館と千手観音の御朱印02
▲国宝館と千手観音の御朱印(300円)

千手観音(国宝館)の御朱印です。
御朱印右上の印影は「南都」。南都北嶺という四字熟語の南都は、興福寺を指すと言われています。ちなみに北嶺が指すのは比叡山延暦寺です。

国宝館が建っている場所には、かつて僧侶が集団で食事をする食堂(じきどう)がありました。国宝館の外観は奈良時代創建当初の食堂の外観を復元したものです。
館内には旧食堂の御本尊・千手観音菩薩立像や、天平彫刻の傑作とされる阿修羅像(釈迦を守護する神)など、多数の国宝&重要文化財が安置されています。拝観料金は700円です。

9.五重塔の切り絵御朱印

09東金堂と五重塔の切り絵御朱印
▲五重塔の切り絵御朱印(1,000円)

五重塔の切り絵御朱印です。
国宝五重塔が美しい切り絵で表現されています。興福寺の五重塔は日本で2番目に高い塔です。一番高いのは東寺(教王護国寺)の五重塔です。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

添えられている金色の紙が、切り絵の美しさをいっそう引き立てています。添え紙とともに見開きサイズのフリーアルバムに挟んで保管することにしました!

興福寺五重塔01
▲五重塔(写真右)と東金堂(同左)

10.光る限定御朱印

10東金堂の光る限定御朱印01
▲光る限定御朱印(500円)

光る限定御朱印です。東金堂の御本尊・薬師如来が持つ薬壺が蛍光塗料で描かれています。
御朱印右上の「西国薬師第四番」の印影も、薬壺を模していてステキです。部屋を真っ暗にして見ると…

10東金堂の光る限定御朱印02

ご覧のとおり光ります。想像以上の光り具合です。ユニークな御朱印ですね。

光る限定御朱印は書き置きタイプ

興福寺光る限定御朱印(書き置きスプレーのり)01

興福寺の光る限定御朱印は紙で頂く(書き置き)タイプでした。
ということで、スプレーのりを使って御朱印帳に貼り付けております。

>>[関連]御朱印の「のり」の貼り方【おすすめ】

使用したのは「3M スプレーのり55」です。
近所の文房具屋で2926円だったのが、楽天市場だと1499円だったので、ネット通販で購入しました(値段は購入当時)。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

光る限定御朱印と切り絵御朱印をのぞく八の御朱印は、すべて御朱印帳に直書きしていただきました。ありがとうございました!

興福寺の御朱印帳

興福寺(奈良市)の御朱印帳01
▲興福寺のオリジナル御朱印帳。拝受した場所は南円堂納経所です

興福寺ではオリジナル御朱印帳も授かりました。青地に南円堂と中金堂の二つのお堂がカラーで描かれています。
お代(値段)を失念してしまいましたが、財布の中身を照らし合わせたところ1,300円になる計算です(御朱印と合わせて頂いたので、御朱印代込みで1,600円ということも考えられますが…)。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

御朱印帳の表紙を開いたところには、お寺の概要に加え、南円堂の御本尊・不空羂索観世音菩薩像や、国宝阿修羅像のイラストが描かれています。最高です!


▲過去には「几帳」をリユースした御朱印帳が限定発売されたことも

御朱印帳のサイズは?

興福寺と金閣寺の御朱印帳(大きさサイズ比較)01
▲興福寺(写真左)と金閣寺(同右)の御朱印帳

興福寺で頂いた御朱印帳は大きいサイズでした。大きさのイメージがつかめるように、小さいサイズの御朱印帳と並べてみたのが上の写真です。

>>[関連]御朱印帳のサイズについて【2種類】

金閣寺(京都鹿苑寺)の御朱印01
▲金閣寺の御朱印

小さいサイズの御朱印帳は、京都の金閣寺で授かったモノ。興福寺が世界遺産「古都奈良の文化財」なら、金閣寺は清水寺などとともに世界遺産「古都京都の文化財」に登録されているお寺です。

>>金閣寺の御朱印情報はこちら

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。
このページの要点をまとめました。

  • 興福寺では10種類の御朱印とオリジナル御朱印帳を頂いた
  • 受付場所は南円堂納経所と興福寺勧進所の2か所。受付時間は9:00~17:00(最終受付は16:30)
  • お参り前に公式サイト内「本日のご拝観について」を確認するのがおすすめ

東大寺の大仏と御朱印01
▲東大寺の大仏(盧舎那仏)と御朱印

さて、興福寺にお参りしたあとは、そのまま奈良公園を散策しながら東大寺へ。
東大寺では15種類の御朱印とオリジナル御朱印帳を拝受しました。以下から次のページへお進みください。

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※ページ内で紹介している情報は変更になる場合があります。最新情報は公式サイトなどでご確認ください