足助城跡公園(愛知県豊田市)の御朱印(御城印)

足助城(愛知県豊田市)で御朱印(御城印)を頂きました。発掘調査などに基づく本格的な山城の復元は、全国で初めてのチャレンジだそうです。

足助城跡公園(愛知県豊田市)入口

足助城門。期待を胸に通り抜けます

足助城(あすけじょう)

  • 別名:真弓山城、松山城、足助松山の城
  • 本丸:真弓山(標高301m)山頂
  • 城主:鈴木氏

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

鎌倉時代に足助氏が居城した「足助七城」の1つとも伝えられますが、発掘調査で発見されたのは15世紀以降に鈴木氏が築城した跡とのことです


城跡公園足助城は、足助町制施行100周年を記念して平成5年に開園。史実に基づき、戦国時代の生活を浮かび上がらせる工夫が至る所にされています。

足助城跡公園(愛知県豊田市)カマド小屋

復元されたカマド小屋。厨(くりや)もありました

遺跡を回るような感覚で、名古屋城犬山城とは、ひと味違った楽しさがありましたよ。この記事には、

  • 足助城の御朱印(御城印)
  • 御朱印の購入方法(場所や時間など)
  • 城跡公園内の様子&見どころ

といった情報をまとめておきますね。まずは足助城で頂いた御朱印(御城印)から紹介します。


足助城の御朱印(御城印)

足助城の御朱印(御城印)

足助城の御朱印です。足助城主・鈴木氏が使用していた「下り藤(上)」と「抱き稲穂(下)」、2つの紋が描かれています。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

家紋は、お城の御朱印の鉄板デザイン。先日頂いた清洲城の御城印にも「木瓜紋(織田瓜)」が描かれていました


足助城跡公園(愛知県豊田市)の旗(下り藤と抱き稲穂)

家紋付きの幟(のぼり)も、園内の至るところに立っていましたよ。

御朱印(御城印)は書き置きタイプ

足助城跡公園(愛知県豊田市)の御朱印(書き置き御朱印専用ホルダー)

足助城の御朱印(御城印)は書き置きタイプ(紙でもらうタイプ)。ということで、上の専用ホルダーに挟んで大切に保管しております。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

ハサミやのりを使わないので、御朱印も手も汚さずにキレイに挟めます。詳しくは以下の記事をどうぞ


通販サイト(楽天・Amazon・ヤフー)へのリンクも以下に載せておきますね。最近は人気なのか売り切れていることも多いです。僕も早めに次を購入しておかないと!

足助城の歴史を挟んで、次の章では足助城での御城印の購入方法について説明していきますね。

足助城の歴史


足助城から美濃街道・伊奈街道を望む

足助城から信州(長野県)への街道を望みます。武田信玄はココから攻めて来たのでしょうか

  • 大永5年(1525年):岡崎の松平清康(徳川家康の祖父)が、2千余騎で足助に攻め寄せる。以後、城主鈴木氏は松平氏の麾下に属する
  • 天文4年(1535年):守山崩れで松平清康が暗殺される。鈴木氏は松平氏から独立
  • 天文23年(1554年):今川家の家臣である馬場幸家が足助城を攻める。鈴木氏は今川方に降る
  • 永禄7年(1564年):徳川家康(松平元康)が3千余騎で攻め寄せる。再び松平氏の麾下に属することに
  • 元亀2年(1571年):甲州武田信玄が2万5千の兵を率いて三河に乱入。足助城代は武田方の下条伊豆守信氏に
  • 元亀4年(1573年/天正元年):家康の長男である岡崎三郎信康が足助城を攻める。武田勢を追い払い、旧主鈴木氏に守らせる
ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

若宮八幡宮(岡崎市)に信康の首塚があります。御朱印も頂けますよ(※受付場所は岡崎天満宮)

  • 天正3年(1575年):武田勝頼が1万5千の兵を率いて三河乱入
  • 天正18年(1590年):家康の関東入国に鈴木氏も従う。足助城は廃城に

※頂いたリーフレットをもとに作成


足助城での御朱印(御城印)の購入方法

足助城跡公園(愛知県豊田市)入口

御朱印(御城印)の購入場所

足助城跡公園(愛知県豊田市)入園受付(御朱印受付場所)

足助城の御朱印(御城印)を頂いたのは、城跡公園の入口受付。写真の建物がソレです。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

右の建物はトイレです。園内でここ1か所だけなので、入場時に寄っておくのがオススメ

御朱印(御城印)の金額

300円(100円玉3枚)

御朱印料(値段)は300円。ちなみに御朱印は入場券と一緒のタイミングで購入しました。

足助城の公開時間

足助城(愛知県豊田市)の御朱印(御城印)

足助城の入館情報

  • 公開時間:午前9時から午後4時30分
    ※入館は午後4時まで
  • 入館料:大人300円/高校生100円
  • 休館日
    • 木曜日(4/29~5/5と11月を除く)
    • 年末年始(12/25~1/5)

足助城の営業時間(公開時間)は、午前9時から午後4時30分。

ただし入館は午後4時までなので、御朱印(御城印)が欲しい場合も、4時までに行くのがよろしいかと。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

休館日は木曜日です。僕は月曜休みだと勝手に思い込んでいました。あぶないあぶない


【参考】お城を回るのにかかった時間など


足助城跡公園(愛知県豊田市)本丸高櫓(天守閣)階段

本丸高櫓(天守閣)内の階段。犬山城を彷彿とさせる急角度です

お城に着いたのは、平日の午後3時半ごろ。入口受付で入場券&御城印を購入したのち、城跡公園内を散策した次第です。

くりやや本丸高櫓(天守閣)に展示物があり、ソレも見ながら回った結果、閉館時間ギリギリまで公園内で過ごしていましたね。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

つまり所要時間は約1時間。とはいえ、閉館時間が無ければ、あと30分は滞在したかったかな。ちなみに、子供が遊べる広場などはありません


さて、宿泊施設の広告を挟んだのち、足助城の園内風景(フォトギャラリー)をお届けします。

広告は、僕が地方から足助(豊田)に観光するならココに泊まるなぁという豊田市駅前の「ホテルトヨタキャッスル」。立地・料金・口コミ評価のバランスが決め手ですね。

足助城跡公園の園内風景【各3枚】

足助城の園内風景

  1. お城入口から高台へ
  2. 西の丸(柵列など)
  3. 南の丸(物見台など)
  4. 本丸高櫓(天守閣)

この4部作でお届けします。写真はすべて3枚ずつです。それでは参ります!

1.入口から高台へ:順路が決まっています

足助城跡公園(愛知県豊田市)全景

堀切から見た足助城の全景です。遺跡のようでエモかったなぁ。上にあるのは南物見台。

左(赤い矢印)から上って、正面(青い矢印)から下りてくる順路でした。上ってみましょう。

足助城跡公園(愛知県豊田市)井戸

道の途中に井戸が。山の斜面からの湧水を溜めていたそうです。近くに曲輪くるわ(郭)もありましたよ。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

よくある釣瓶つるべではなく、大きな柄杓で水を汲んでいたとのこと


足助城跡公園(愛知県豊田市)散策路

高台への道。足助城の復元に当たって、整備された登山道をできる限り戦国時代の道に戻したんだとか。こだわりがステキです。

2.西の丸:槍の模型もありました

足助城跡公園(愛知県豊田市)西物見台

西の丸に到着です。写真は遠くを見渡すための西物見台ものみだい。発掘調査で検出された建物跡に忠実に復元されています。

足助城跡公園(愛知県豊田市)西の丸の柵列

敵の侵入を防ぐための柵列さくれつ横の木(2段目)は鉄砲台も兼ねているとのこと。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

昔は柵を縛るのに、わら縄や藤蔓(ふじづる)を用いたそうです


足助城跡公園(愛知県豊田市)物見矢倉の槍

西物見台の裏(物見矢倉)にはの模型も。

「突く」イメージの強い槍ですが、当時は「叩いて」攻撃していたんだとか。こちらはテレビ番組・所さんの目がテン!で足助城が取り上げられた際の情報です。

番組のTwitterアカウントから当時のツイートを。プレゼンターは都丸紗也華さんです

3.南の丸:当時の生活の様子が良くわかる

足助城跡公園(愛知県豊田市)南本丸の「はねあげ戸」

南の丸に辿り着きました。入口に「はねあげ戸」が設置されています。

現地掲示によると、鎌倉~室町時代の生活が描かれた一遍上人絵巻などに見受けられるとのこと。家で資料に当たってみました。見つけたのが以下。

はねあげ戸(一遍上人絵巻)

一遍聖繪. [8](国立国会デジタルコレクションより)

上の画像の中央下あたりに、はねあげ戸がありますね。これらを基に復元したのかな。

足助城跡公園(愛知県豊田市)厨内の自在鉤

南の丸には厨もあり、戦国時代の生活の様子を窺い知ることができます。

上の写真は自在鉤じざいかぎ。囲炉裏の上から下げて、鍋や釜をつるす道具です。なんだか社会見学をしている気分でした。

足助城跡公園(愛知県豊田市)南物見台

南の丸ラストは南物見台です。足助城の支城・鶏足城けっそくじょう(南に1kmほど。現在は城址)への連絡を兼ねた矢倉だったと考えられています。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

足助城の南方での有事の際は、鶏足城からココ南物見台に連絡が来るわけですね。想像すると臨場感がスゴい

いよいよ足助城散策も大詰め。本丸へと向かいます!

4.本丸高櫓(天守閣):足助の町並みが一望できます

足助城跡公園(愛知県豊田市)本丸高櫓

本丸の高櫓。掘っ立て柱の建物です。天守閣というよりも、「砦(とりで)」という言葉のほうが、個人的にはしっくりきます。

実際に現地掲示によると、天守閣は江戸時代に築かれたモノで、戦国時代にはなかったそうです。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

そもそも、戦国時代の真っ只中という時代背景や鈴木氏の立場から考えて、お城を豪華絢爛にする理由もありませんしね。リアルだ


足助城跡公園(愛知県豊田市)本丸高櫓(天守閣)内の甲冑

中に入ると甲冑かっちゅうが。左は防御力重視(上級武士用)、右は動きやすさ重視(足軽用)といったところでしょうか。

足助城跡公園(愛知県豊田市)本丸高櫓(天守閣)からの眺め(足助の町並み・足助八幡宮)

2階座敷からの眺めです。足助の町並みが一望できます。

上の写真のちょうど中央、町並みの中にポツンと見えている森は、足助八幡宮足助神社の境内です。

正一位國光稲荷大神(城跡公園足助城)

おまけ!足助城入口手前の正一位國光稲荷大神です。社殿の後ろには磐座のようなモノもありましたよ。

さあ、旅行関連の広告を再度挟んだのち、足助城の基本情報(アクセス・駐車場など)を紹介して記事を締めます。

広告はバスツアーでお馴染みのクラブツーリズム。検索した所「御城印」で6件、「御朱印」で185件のツアーが該当しました。行きたくなるなぁ!

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足助城のアクセス・駐車場など

城跡公園足助城

・住所:愛知県豊田市足助町須沢39-2
・電話:0565-62-0770
・公式サイト:城跡公園 足助城

・アクセス:一の谷口バス停(名鉄バス/とよたおいでんバス)から徒歩40分

・駐車場:あり(約50台・無料)

足助城跡公園(愛知県豊田市)駐車場

香嵐渓からお城まで細い道が続いていました。

【参考】主要駅から最寄りのバス停(一の谷口)への行き方


名鉄電車

  • 豊田市駅(名鉄豊田線三河線)から
    →名鉄バス足助行きで一の谷口へ(約45分)
  • 浄水駅(名鉄豊田線)から
    →とよたおいでんバス百年草行きで一の谷口へ(約60分)
  • 東岡崎駅(名鉄名古屋本線)から
    →名鉄バス足助行きで一の谷口へ(約60分)


名古屋城などの天守閣に登った際は、まるで自分が天下統一したかのような気分に浸れましたが、今回、足助城の高櫓に登ったときは、

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

どこから敵が攻めてきてもおかしくないな……

という、ある種の緊張感を覚えながら景色を眺めていました。こんな気分が味わえるのは足助城ならでは。オススメです。

香積寺(愛知県豊田市)の御朱印と山門からの紅葉(モミジ)

飯盛山香積寺(香嵐渓内)で授かった御朱印

なお、足助城から車で5分の香嵐渓周辺では、3つの寺社の御朱印を授かることができました。

下の神社仏閣名をタップすると、関連記事に飛べますよ。

香嵐渓周辺で御朱印めぐり


足助八幡宮(愛知県豊田市)の御朱印2種類

足助八幡宮で頂いた御朱印

  • 飯盛山香積寺(香嵐渓内。山門から見えるモミジは美しいの一言)
  • 足助八幡宮(足の神様として有名なパワースポット。足助秋祭りはココの例祭)
  • 足助神社(足助八幡宮に隣接。足助春祭りはこちらの例祭)

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

まとめ記事もご用意しています(マップ付き)。以下からどうぞ!



全国の御城印一覧

>>全国の御城印人気ランキング

三河エリアの御朱印一覧