名鉄瀬戸線・尼ヶ坂駅すぐ近くの片山神社にお参りしてきました。この前に御朱印を頂いた赤塚神明社から歩いて9分ほどでの到着です。

僕は高校時代、ハンドボール部だったのですが、高校最後の試合会場が片山神社そばの市工芸だったんです。負けて涙を流したのを覚えていますね。

片山神社(名古屋市東区)鳥居

片山神社の正面鳥居

と、それはともかく片山神社は延長5年(927年)にまとめられた「延喜式神名帳」にも名前が載っている、歴史ある延喜式内社

ぼく(なごやっくす)
写真の標柱にも「式内」の文字が見えますね

境内は厳かな雰囲気が漂っており、ソコにいるだけでまるで異空間で修業しているかのような感覚に襲われましたよ。

この記事にはそんな片山神社の境内の様子や、簡単な由緒(御祭神)・天狗の伝説などをまとめておきますね。まずは独特だった手水舎の様子からお見せします。


片山神社の境内の様子をお届けっ【簡単な由緒も】

片山神社(名古屋市東区)手水舎

こちらが独特だった片山神社の手水舎。吊るされた竹で覆われておりました。烏(カラス)の行水を防いでいるのでしょうか。

そして手水舎は境内の中央に位置していました。これまたちょっと珍しかったです。

片山神社(名古屋市東区)社殿(拝殿)

心身を清めたあとは拝殿からお参り。本殿の様子はよく見えなかったのですが、書籍「愛知縣神社名鑑(愛知県神社庁編)」によると、形式は流造ながれづくりで広さは0.85坪とのことでした。

ぼく(なごやっくす)
愛知縣神社名鑑は鶴舞中央図書館の郷土資料コーナーで読みましたよ。どこかで購入できるのかな ※後日購入しました

続いて本殿に祀られている御祭神と、片山神社の由緒について解説しますね。

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片山神社の御祭神と由緒について説明するよ

東区の歴史(名古屋区史シリーズ)

書籍「東区の歴史(愛知県郷土資料刊行会)」によると、片山神社の御祭神は以下の三柱。

  • 主神:蔵王大権現
  • 右神:国狭槌命(くにさちのみこと)
  • 左神:安閑天皇(勾大兄広国押武金日尊)

修験道の開祖・役小角えんのおずぬ(役行者えんのぎょうじゃ)によって684年に開基されたということです(一説には709年の創祀とも)。

行者堂(笠寺観音)

なお笠寺観音(名古屋市南区)には役行者を祀る”行者堂”も。お参りしたときの様子は以下の記事にまとめてあります。

話を戻して、修験道とは日本古来の山岳信仰が仏教などの影響のもとに習合された日本独特の宗教。蔵王大権現や開基という言葉からも、お寺(仏教)っぽさを感じますね。

ぼく(なごやっくす)
ちなみに、蔵王大権現と国狭槌命は同体とする考え方も。神仏分離の際に御祭神を国狭槌命に一時避難(?)させた経緯もあったりするのかな。僕の想像ですが

そして安閑天皇は尾張国との縁が濃い天皇。というのも、安閑天皇の生母は尾張連草香(尾張国造)の娘・目子めのこひめなんだそうです。

片山神社の境内には他に2つほど、お寺っぽさを感じるところがあったので紹介させてください。

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片山神社のお寺っぽいポイントをあと2つ紹介させてね

片山神社(名古屋市東区)神門

1つ目は神門。門のある神社がメチャメチャ珍しいというわけではありませんが、厳重に柵が設けられているのを見ると「神仏分離」のワードが自然と頭に浮かんできてしまいます。

ぼく(なごやっくす)
最近だと針名神社(名古屋市天白区)の門が立派でしたね。神社名をタップすると御朱印記事に飛べますよ

片山神社(名古屋市東区)境内社(観音大神・浅間社)

2つ目は境内社から。赤い丸で囲ったところに「観音大神」の文字がありました。祠がどこにあるかよく分からなかったんですけどね。

ちなみに見えている小さい祠は「浅間社」かと。青丸部分に文字があります。片山神社は他にも境内社が5つありましたので、以下に挙げておきますね。

■ 片山神社のその他の境内社

片山神社(名古屋市東区)境内社(稲荷社・玉津嶋社・金刀比羅社・香良須社・秋葉社)

  • (左から)稲荷社
  • 玉津嶋社
  • 金刀比羅社
  • 香良須社
  • 秋葉社

最後に片山神社の天狗伝説を紹介して記事を締めます。

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片山神社には天狗にまつわる伝説(昔話)も

片山神社(名古屋市東区)の灯籠

書籍「東区の昔話と伝説をたずねて(岡田弘著)」の中に、片山神社には江戸末期に天狗が住んでいたという伝説(昔話)が出てきます。要約すると以下のとおり。

  • 秋の終わりから真冬の寒い時期になると、みんなが寝静まった夜に片山神社の森から太鼓を叩く音が聞こえてくる
  • 若い連中が見に行くと、今度は別の方角から音がする。慌ててそちらへ向かうと、今度はまた片山神社のほうから音がする
  • こうして一晩中、天狗は人間をおちょくって遊んでいた
  • この話は江戸にまで伝わり、神田のお囃子連中が名古屋に泊まりがけでやってきて、天狗が叩く太鼓の音に合わせて練習をした
  • これが今の神田明神のお囃子だと言われている

ということで、神田祭りのお囃子に興味が湧いた僕。YouTubeで見つけた上の動画がソレでしょうか。

ぼく(なごやっくす)
真偽のほどはともかく、神田明神のお囃子にまで話が及ぶというのはスケールが大きくて面白いですね。行ってみたいなぁ

片山神社(名古屋市東区)の境内の見どころ(別鳥居・神楽殿・社務所授与所・狛犬)

おまけ!ココまでに載せきれなかった片山神社境内の様子を1枚の画像にギュッと凝縮しました。それぞれ以下のとおりです。

  • [左上]鳥居(二基目)
    正面鳥居の左奥にあります
  • [右上]神楽殿
    鳥居の奥には神楽殿が。荘厳さを感じるのは木の色が濃いからかな
  • [左下]社務所・授与所
    お参りしたときは閉まっていました。祭事日に開くのでしょうか
  • [右下]狛犬
    子取りと玉取り。比較的新しそうに見えましたよ
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片山神社の基本情報(アクセス・駐車場など)

■ 片山神社(かたやまじんじゃ)

・住所:名古屋市東区芳野2-4-28

・おもなお祭り(愛知縣神社名鑑より)

  • 赤丸神事:6月11日
  • 茅輪神事:6月30日
  • 例祭:10月11日

・アクセス:尼ヶ坂駅(名鉄瀬戸線)からすぐ
・駐車場:なし

三井のリパーク芳野2丁目(片山神社コインパーキング)

鳥居横に車の進入口的なモノはありましたが、境内に駐車するのは憚られるような雰囲気でした(個人的に)。

参考までに、神社のすぐ南に30分100円のコインパーキング(三井のリパーク芳野2丁目・上の写真)がありましたよ。


初めにも書いたとおり「厳かな雰囲気」という表現がぴったりの神社でしたね。この地方では最も古くから崇められているそうなので納得です。

ぼく(なごやっくす)
観光向きではない”正真正銘のパワースポット”といった感じでしょうか

厚切り小倉トースト・タピオカロイヤルミルクティー(つばめパン&Milk)

片山神社のあとは、歩いて3分ほどの所にある名鉄高架下のカフェ「つばめパン&Milk」で小倉トーストとタピオカミルクティーを頂きました。

神社の厳粛な空気から一転、こちらはほっこりムードでリラックスできましたよ。しあわせ。

■ 片山神社の近くで御朱印を頂けた神社

山田天満宮(名古屋市北区)の御朱印と御朱印帳(金神社の御朱印も)

山田天満宮(北区)で授かった御朱印と御朱印帳

※神社の名前をタップすると、サイト内の御朱印記事に飛びます