古鳴海八幡社の南鳥居

古鳴海八幡社(名古屋市緑区)にお参りしてきました。アピタ鳴海店から野並駅へと抜ける道の途中にあります。上の南鳥居をくぐると…

古鳴海八幡社の参道

ご覧のとおり、両側が森のようになっている参道が50メートルほど続きます。マイナスイオン受信中。

古鳴海八幡社社殿(拝殿)02

そして森を抜けると、一気に広々とした空間に。先ほどとのギャップもあり、開放感が素晴らしかったです。

まだ手水前なのに、この段階で大満足の僕(なごやっくす)。ですが、もちろんお参りもしっかりとしてきましたので、この記事に古鳴海八幡社の…

  • 境内の様子(見どころ)
  • 御祭神や由緒(歴史)
  • 境内社(摂社三社)

といった情報をまとめておきますね。

古鳴海八幡社の手水舎

ぼく(なごやっくす)
ちなみに手水舎はこんな感じ。シンプルですが、美しく保たれておりました。まずは古鳴海八幡社の御祭神から紹介します


古鳴海八幡社の御祭神は應神天皇と天照皇大神だよ

古鳴海八幡社の拝殿(社殿)

■ 古鳴海八幡社の御祭神

  • 應神天皇(おうじんてんのう)
  • 天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)

古鳴海八幡社の御祭神は應神天皇と天照皇大神の二柱。「八幡社=應神天皇(八幡大神)を祀る神社」ですので、應神天皇については納得。

ぼく(なごやっくす)
天照皇大神(アマテラス)が一緒に祀られているのはなぜなんだろう?

という疑問を持ちつつ、境内の由緒書きに目を通してみました。ということで、次の章では古鳴海八幡社の由緒をカンタンに説明しますね。

古鳴海八幡社の由緒:八幡社と神明社が合併したそうです

古鳴海八幡社の東鳥居

古鳴海八幡社の東鳥居。交通量の多い道路に面しているのはこちらの鳥居です

【要約版】古鳴海八幡社の由緒

  1. もともと古鳴海には八幡社と神明社の二社があった
  2. 明治42年に八幡社と神明社が合併した
  3. 八幡社のほうが社格が上だったので名前は八幡社に

参考:古鳴海八幡社拝殿内の由緒書き

古鳴海八幡社の由緒を簡単にまとめてみました。もともと古鳴海には八幡社と神明社の二社があり、2つが合併して今のカタチになったというわけですね。

ぼく(なごやっくす)
そして「神明社=天照大御神を祀る神社」なので、古鳴海八幡社にも天照皇大神が祀られていると。納得です

ちなみに、もともと今の場所に鎮座していたのは神明社のほう。八幡社が小森地区(現在の県営古鳴海住宅地)から遷ってきたとのことです。社格についての知識を持ち合わせていない人から見たら、

神明社がある場所に八幡社が遷ってきたのに、なんで名前が変わっちゃうんだ? 神明社のままで良くないか??

なんて思っちゃいそう。当時の人たちはどれくらい社格のことを理解していたんだろう?

と、それはさておき古鳴海八幡社には三社の境内社もありましたので、そちらについても紹介しますね。

古鳴海八幡社の境内社(三社)を紹介するよ

古鳴海八幡社の境内社(摂社)

ご覧のとおり、境内社の前にも鳥居が立っておりました。お辞儀する機会が自然と増えて謙虚な気持ちになれますね。ありがたいです。そして境内社はそれぞれ以下のとおり。

  • [左]金刀比羅社
    御祭神:大物主神(農業・海上の神様)
  • [中央]石神社
    御祭神:大山祇命(山の神様)
  • [右]秋葉社
    御祭神:軻遇突智神(火防・火伏せの神様)

古鳴海八幡社の境内社(摂社)

特筆すべきは、中央に鎮座する石神社(いしがみしゃ)ですね。境内の由緒によると、明治までは嫁ケ茶屋地区(今のアピタ南西あたり)に鎮座しており…

  • その昔、日本武尊(ヤマトタケル)がココから大高に向かう際に行路の無事を祈願した

と伝えられている神社だそうです。日本武尊と同じ神社にお参りしたと思うと、コレを書いている今も武者震いするような感覚に襲われます。

■ 当時は鳴海と大高のあいだに海があったとも言われています

ちなみに昔、鳴海と大高のあいだは満潮時に海になる地形だったとのこと。

ヤマトタケルが鳴海の地から、海で隔てられた大高へと思いを馳せて詠んだ歌も残されています。それがこちら。

ナルミラ(鳴海浦)を見やれば遠し
ヒタカチ(火高地)にこの夕汐に渡らへむかも

-成海神社の御朱印帳より-

この歌が、成海神社(鳴海町乙子山)創祀の縁起になっているんですよ。

成海神社の御朱印

なお、この日は成海神社にもお参りして御朱印と御朱印帳を授かりました。そのときの様子は以下の記事にまとめてあります。

⇒[関連記事]成海神社で御朱印を頂いたよ~鳴海絞の御朱印帳も授かりました【唯一無二】

おまけ!西鳥居の脇には迫力あるクスノキが立っていました。鳥居前に出ていた大幟と一緒にのせますね。こういうシンプルな大幟、好きなんです。

古鳴海八幡社のクスノキ(楠)01

見るだけでパワーをもらえます。道路にせり出すように生えているので、神社を目指す際の目印にもなりそうです。名古屋市のページでも紹介されていましたよ。

古鳴海八幡社のアクセス・駐車場など

■ 古鳴海八幡社(こなるみはちまんしゃ)

・住所:愛知県名古屋市緑区鳴海町上ノ山5
・アクセス:野並駅(地下鉄桜通線)から徒歩8分
・駐車場:あり(東鳥居の横に3台分ほど)

・おもなお祭りなど

  • 1月3日:新年祭(歳旦祭)
  • 1月14日:左義長(どんど焼き)
  • 4月上旬~中旬:祈年祭
  • 旧8月17日:神明元祭(神明献燈神楽祭)
  • 10月中旬:例祭
  • 11月中旬~下旬:新嘗祭
  • 12月31日:年越
  • 毎月1日15日:月次祭(正月お盆を除く)

社務所などに神職さんがいらっしゃる気配はありませんでしたが、場(境内)が美しく整えられていたのが印象的でした。

ぼく(なごやっくす)
神様と神社を管理してくださっている方、両方に感謝ですね

古鳴海神社の次に参拝したのは、名東区の藤森神明社。ありがたいことに神社の方が話しかけてくださって、貴重なお参りとなりましたよ。

【参考】古鳴海八幡社の近くで御朱印を頂けた神社仏閣

豊藤稲荷神社の御朱印

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