久保一色神明社(愛知県小牧市)

久保一色(愛知県小牧市)の神明社に参拝してきました。田縣神社たがたじんじゃの豊年祭の御旅所おたびしょになっていると聞き、ぜひお参りしたかったんです。

まずは、天下の”珍”祭・豊年祭の様子が収められた貴重なYouTube動画をシェアさせていただきます。

神明社が登場する場面から動画が始まるようにセットしてあります

豊年祭の当日は、御旅所から田縣神社に向けて大男茎形おおおわせがたを納めた神輿が進んでいくわけですね。

ぼく(なごやっくす)
過去の実績を拝見するに、神明社と熊野神社が1年ごとに交替で御旅所になるようです

久保一色神明社(愛知県小牧市)の鳥居

僕がお参りした日の神明社はこんな感じ。鳥居をくぐり参道を真っすぐ進んでいくと…

久保一色神明社(愛知県小牧市)の標柱(郷社)

ご覧の標柱の立つ場所に辿り着きます。郷社の文字が見えますね。愛知縣神社名鑑によると、明治5年5月に郷社に列せられたとのことです。

この記事には久保一色神明社の境内の様子や由緒などを書き留めておきます。目次を挟んで、拝殿の様子をどうぞ。


久保一色神明社の御祭神:天照大神

久保一色神明社(愛知県小牧市)の拝殿(社殿)

久保一色神明社の拝殿です。神明社ということで御祭神は天照大神あまてらすおおかみ。皇室の祖先神で日本国民の総氏神とされています(神社検定公式テキスト・神社のいろはより)。

ぼく(なごやっくす)
ご利益を願うというよりも、毎日幸せに暮らせていることへの感謝をお伝えしました

久保一色神明社(愛知県小牧市)の本殿

本殿を横から失礼してパシャリ。愛知縣神社名鑑によると神明造で広さは1.82坪。千木は内削ぎでした。

久保一色神明社(愛知県小牧市)の手水舎と井戸

手水舎の横には井戸もあり(龍のような絵柄も見えます)、歴史の重みを感じます。以下に、神社の由緒を簡単にまとめたモノを載せておきますね。

【参考】久保一色神明社の由緒(歴史)

久保一色神明社(愛知県小牧市)の拝殿扁額

  • 弘長こうちょう年中(1261-64)の創建と伝わる
  • 棟札に”寛文12年壬子8月25日”とある
  • 明治5年5月:郷社に列せられる
  • 同40年10月26日:供進指定となる
ぼく(なごやっくす)
境内に由緒などは見当たらず。それでも長きにわたって神聖な場が保たれているのが素晴らしいと思いました

参考:張州府志尾張志東春日井郡誌、愛知縣神社名鑑(愛知県神社庁,1992)

久保一色神明社には境内社も二社鎮座していましたので、引き続き紹介していきます。

久保一色神明社の境内社:鹿島神宮と津島神社

久保一色神明社(愛知県小牧市)境内社(津島神社・鹿島神宮)

■ 久保一色神明社の境内社

  • [右]鹿島神宮
    御祭神:武甕槌命たけみかづちのみこと
  • [左]津島神社
    御祭神:素戔嗚尊すさのおのみこと

久保一色神明社の境内社は上にあげた二社。

武甕槌命(タケミカヅチ)は大国主神と交渉してこの国を譲らせることに成功した国家鎮護の軍神(武神)

いっぽう素戔嗚尊(スサノオ)は、のちに結婚する櫛名田比売くしなだひめ八俣大蛇やまたのおろちから守ったヒーローのような神様だと言われています。

ぼく(なごやっくす)
社殿の木札が”鹿島社”でなく”鹿島神宮”となっているのがカッコイイと思いました

このあたりで鹿島神を祀っているのは珍しい部類に入るのでは。僕は大切な人を守り続けられるようお祈りしました。

津島神社の御朱印と御朱印帳

なお先日、津島神社の総本社(津島市)で御朱印&御朱印帳を授かっております。お参りしたときの様子は以下の記事をどうぞ。

最後に、ココまでに載せきれなかった久保一色神明社の境内風景を3枚の画像にまとめたので、ソレを紹介して記事を締めますね。

【画像3枚】久保一色神明社の境内の様子

久保一色神明社(愛知県小牧市)の蕃塀と石灯籠

1枚目は蕃塀(ばんぺい)。鳥居などから正面が直接見えないようにするためのモノだと言われています。

比較的広い境内にも関わらず、石燈籠があえて蕃塀を隠すような配置になっているのには、何か意味があるのかな?

久保一色神明社(愛知県小牧市)の狛犬

2枚目は狛犬。子取り(左)と玉取り(右)です。子取りのほうは背中に子供を背負うスタイルですね。

ぼく(なごやっくす)
前足付近に子供を携えている様式をよく見かけるので、初めは「子犬(?)がいないっ!」と心の中で叫んでしまいました

久保一色神明社(愛知県小牧市)参道

3枚目は参道(冒頭の鳥居と標柱の中間あたり)から撮った写真。神社が森に守られているのがよく分かる、お気に入りの1枚です。

久保一色神明社のアクセス・駐車場など

■ 久保一色神明社(くぼいしきしんめいしゃ)

・住所:愛知県小牧市大字久保一色町字本田屋敷1711
・旧社格など:11等級、旧指定郷社

・例祭日:10月10日(愛知縣神社名鑑より)
・アクセス:田県神社前駅(名鉄小牧線)から徒歩9分

ぼく(なごやっくす)
田縣神社からも同じくらいで着きます。ぜひ合わせてお参りしてみては

・駐車場:あり

久保一色神明社(愛知県小牧市)駐車場

標柱前にご覧の駐車場がありました。かなり広かったです。ありがたい。


参拝を終えた感想としては、そうですね、イイ意味で素朴な神社でした。森がしっかり残されているのも嬉しかったですね。

ぼく(なごやっくす)
御旅所となる、豊年祭当日にもまた来てみたいなぁ

田縣神社(愛知県小牧市)の御朱印

ちなみに田縣神社で授かった御朱印がこちら。右下に男茎形の印影が見えます。神社にお参りしたときの様子は以下からどうぞ。それでは!

【参考】そのほか久保一色神明社の近くで御朱印を頂けた神社仏閣など

国宝犬山城の御朱印(御城印)

  • 犬山城(名鉄で3駅・令和元年から御城印の頒布がスタート)
  • 三光稲荷神社(名鉄で3駅・ハートの絵馬で有名。犬山城の麓です)
  • 羊神社(車で22分・境内に至るところにヒツジがいました)
  • 別小江神社(車で25分・カラフルな御朱印を授かりました。テレビでもよく特集されています)

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