古いお守りの処分方法01

なごやっくす(Twitter@goshuin_dash)です。
たくさんの御朱印を頂くなかで、お守りを受ける(買う)機会も多く、今に至ります。

大切なモノとはいえ、いつかはお別れすることになるお守り。
神様や祈りの力がこもった特別な品なので、いざ処分するにも、どうすればいいか悩みがちです。

そこでこのページに、古くなったお守りや、願い事が叶ったお守りの処分方法(捨て方)をまとめておくことにしました。

  • 厄除けお守りや、願い事が成就したお守りを処分したい
  • 返すときは、違う神社やお寺に持って行っても大丈夫?どこでもいいの?
  • 古いお守りを、自宅で処分する方法は?
  • お守りを処分するタイミングはいつが良いのか知りたい!

といった場合などに参考にしていただければと思います。


【方法1】もとの神社・お寺に返納する

増上寺(東京都港区)勝運お守り01
増上寺(東京都港区)の勝運お守り

もっとも一般的なのは、お守りを買った(授かった)神社やお寺まで足を運び、そこに返納する方法です。

神社やお寺の境内にある「古札納所(=古いお守りやお札を納める場所)」にお守りをお返しします。
そうすれば、寺社の方がお守りを適切に供養などしてくれますよ。

古札納所(古いお守りやお札をお返しする場所・伊勢神宮内宮)01
伊勢神宮(皇大神宮)の古札納所

古札納所は、一年中設置している神社(お寺)もあれば、お正月期間のみ置かれるところもあります。
場所についても、境内の一角だったり、賽銭箱脇に箱が置かれていたり、あるいは専用のお堂があったりとさまざまです。

豊川稲荷(愛知県豊川市)納符堂(古いお守りやお札を納める所)01
▲愛知・豊川稲荷にはお守りやお札を納める「納符堂」があります

厄除けのお守りや、入試合格・安産祈願・恋愛成就・縁結びなどの願いが叶ったお守りは、やはり購入した神社仏閣まで足を運んで、感謝の気持ちを伝えたいですよね。
ですので、これが一番おすすめの方法です。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

なお、古札納所を設置していない寺社もあります。例えば、熱田神宮では「(お札やお守りは)授与所にてお預かり致します」と案内されていますよ。対面にすると、神社と関係のないモノが持ち込まれるのを防ぐことができそうですね

【方法2】違う神社に返納する

椿大神社(三重県鈴鹿市)つばきお守り01
▲旅行先で受けた「つばき御守」(三重県椿大神社)

旅行先など、遠方の神社仏閣でお守りを買ったり(受けたり)、他人からもらったお守りの場合、もとの寺社に返すのが難しいケースもあるかと思います。

そんなときは、近所の神社の古札納所にお返しするのも1つの手です。
例えば、八幡社の総本宮・宇佐神宮では「古くなったお守りは、当神宮か近くの神社にお返しください」と案内を行なっています。

宇佐神宮(大分県宇佐市)南中楼門01
▲宇佐神宮(南中楼門) via Wikimedia Commons Sanjo CC BY-SA 3.0 (加工済)

ただし、お寺で買った(受けた)お守りを神社に返したり、逆に神社のお守りをお寺に返したりするのは、一般的ではありません。

また、お寺には宗派というものがありますので(天台宗や臨済宗など)、宗派の違う寺院に返納するのも、これまた一般的ではありません。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

個人的にはお寺のお守りに関しては、たとえ宗派が同じでも、頂いた所と別の寺院に持ち込むのは、なんだか気が引けます。後述のように「宗派の違うお守りも受け付けます」と案内されていれば話は別ですけどね

神社・お寺によって対応はまちまち

成田山久留米分院(救世慈母大観音様と開運門)01
▲成田山久留米分院(慈母観音と開運門) via Wikimedia Commons STA3816 CC BY-SA 4.0 (加工済)

成田山久留米分院(福岡県久留米市)では「当寺では、神社や宗派の違うお守りも問題なくお納めできます」と案内しています。

一方で、僕が過去にお参りした神社では「古札は『当社でお求めされた物だけ』をお入れください」と、古札納所に掲示しているところもありました。

このように、寺社によって古いお守りへの対応の仕方はまちまちです。
こうした背景には、神社仏閣側のマンパワーの問題や、お守りを持ち込む側のマナーなど、複数の要素が絡んでいるのだと思われます。

【方法3】どんど焼きでお焚き上げ

どんど焼き(とんど焼き・お焚き上げ)01
▲どんど焼き(左義長)

方法1,2とカブる部分がありますが、神社やお寺の「どんど焼き(どんと祭)」や「左義長」で、古いお守りをお焚き上げしてもらう方法もあります。

どんど焼きとは、小正月(1月15日)ごろに行なわれる火祭りの行事です。
古いお守り・お札や、正月飾り、注連縄しめなわ、だるまなどを燃やします。

どんど焼き(とんど焼き・お焚き上げ)02
▲こちらのどんど焼きには、ダルマの姿が見えます

どんど焼きの火で餅などを焼いて食べると、病気をしないという言い伝えもあることから、お餅や団子がふるまわれる寺社もありますよ。

どんど焼きが行なわれる時期をふまえると、前年の初詣で購入した(受けた)、干支や厄年・厄除けのお守りを持って行くのにピッタリだといえるのではないでしょうか。

大須観音のどんど焼きの準備01
▲大須観音のどんど焼きの準備 via Wikimedia Commons 経済特区 CC BY-SA 4.0 (加工済)

ちなみに、ほかの神社仏閣のお守りを、別のどんど焼きに持ち込めるかどうかについては、先にあげた方法と同様に寺社によってまちまちです。

例えば、名古屋の大須観音では左義長火祭り当日であれば、当該寺院以外のお守りも大護摩木(志納料1,000円)と一緒に納められるとしています。

【方法4】神社・お寺に郵送する

お守りと郵送用封筒01
▲お守り一の郵送費用は120円がめやすです(定形外郵便物の一番安い料金)

神社やお寺によっては、古くなったお守りの郵送を受け付けているところもあります。
(ただし、他寺社のお守りは基本的に受け入れていないと思っておいたほうがよいです。)

お守りを購入した(受けた)寺社のWebサイトに、古いお守りに関する郵送受付の案内などがあれば、所定の手続きをふんだうえで郵便ポストに投函するとよいでしょう。

例えば、大阪あびこ観音寺では、封筒などに「古いお守り在中」と明記して郵送すれば、受け付けてもらえるようですよ。

あびこ観音寺(大聖観音寺)本堂01
▲あびこ観音寺(大聖観音寺)本堂 via Wikipedia Bandit CC BY-SA 3.0 (加工済)

なお、古いお守りを郵送する際は、「お気持ち」として金銭を添えるケースもあることを、頭に入れておくと良いかもしれません。

金額については「100円程度」とWebサイトに明記している神社もあれば、「1,000円~」と記載しているお寺もあるなどさまざまです。

お焚き上げサービスを利用する方法も

大幤を持った神社の神主さん01

お守りを買った(受けた)寺社が、郵送対応していない、もしくは郵送対応しているか分からない、といった場合は「お焚き上げサービス」を利用するのも1つの手です。

例えば『みんなのお焚き上げ』というサービスでは、古いお守りをキットに入れて送るだけで丁寧にお焚き上げしてくれます。

お焚き上げを行なっているのは、平安時代創建の山名八幡宮(群馬県高崎市)。神社ではありますが、お寺のお守りなども宗派を問わず供養してくださいます。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

ぬいぐるみ、財布、結婚式の結納品、七五三の授与品などを一緒にお焚き上げしてもらう家庭も多いんだとか。ゴミとして処分しづらい思い出の品が家に眠っている場合にも使えそうですね

【方法5】自宅でゴミとして処分

玉串と盛り塩01

ここまで挙げてきた方法が、どれも難しい場合は、自宅(家庭)で燃えるゴミなどとして処分するのが現実的な手段になってきそうです。

とはいえ、お守りをゴミ箱(ゴミ袋)にそのまま入れるのは、なんだかバチが当たりそうだし、なにより気が引けるもの。

半紙などの白い紙で包めば、そんな気持ちも少しは和らぐかもしれません。
あるいは、古来から清めに用いられてきた「塩」をお守りに添えるのも良さそうですね。

【参考】お守りなどの分別
可燃ゴミ
(燃えるゴミ)
  • お守り(布製・革製)
  • おみくじ(紙)
  • お札(木製)
不燃ゴミ
(燃えないゴミ)
  • 陶器
  • キーホルダー(金属製)
  • ガラス

※おおまかな目安です。処分する際はお住まいの自治体の区分にしたがってください

いずれにせよ、自宅で処分する場合は「正しい作法」というよりも、「いかに感謝の気持ちを持って、気持ちよくお守りとお別れできるか」に重きを置いたほうが良いのではないでしょうか。

海外のお守りの類や(エケコ人形、ドリームキャッチャー、ガムランボールなど)、手作りのお守りを処分したい場合も、この自宅での方法が現実的かもしれません。

それでは、お守りを処分する(返納する)タイミングについては、いつが良いのでしょうか?
次の章で見ていきましょう。

お守りを処分するタイミングはいつ?

古神符納所(古いお守り・お札を納める所・明治神宮)01
明治神宮の古神符納所(古札納所)

お守りを返納する(処分する)タイミングは、以下のいずれかとするのが一般的です。

お守りを返すタイミング
  • お守りを受けてから1年後
  • 願い事が叶ったとき

「お守りを受けてから1年後」についてはどんど焼きの章でも触れましたが、初詣で新しいお守りを買う(受ける)際に、去年のお守りをお返しするイメージ。

「願いが叶ったとき」については、入試合格や縁結びなどの願いが成就したタイミングで、寺社にお礼参りしてお守りを返納するイメージですね。

安産祈願のお守り01
▲安産祈願のお守り

とはいえ、安産祈願のお守りなどは、出産後すぐ返しに行くのは、体力や環境的になかなか難しいものがあるでしょう。

そんなときは、生後1ヶ月がめやすの「お宮参り」に合わせて、お守りをお返しするのも自然な流れだといえそうです。

「処分しない」という選択肢も

石神さん(三重県鳥羽市)のお守り01
石神さん(三重県鳥羽市)のお守り。珍しさもあり、返納せずに保管しています

ところで、旅行先で買った(受けた)お守りや、大切な人から頂いたお守りなどの中には「返したくない」「処分したくない」モノもあるのでは?

そんなときは、お守りを「持ち続ける」「処分しない」という選択肢もアリです。

例えば、山形の一宮神社では「記念になるモノや、思い出のモノは無理に返納する必要はございません」と案内がされていますよ。

ぼく(なごやっくす)ぼく(なごやっくす)

あくまで「記念品・思い出の品」として取っておくということですね。肌身離さず持ち歩く厄除けのお守りや、さまざまな心願成就のお守りは、やはり1年ごと、あるいは区切りごとに購入する(受ける)のが間違いないかと思います

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。
このページの要点をまとめました。

  • 古いお守りを処分したいときは、購入した(受けた)神社やお寺にお返しするのが、もっとも一般的な方法
  • ただし、近所の神社やお寺で受け付けてもらえる場合もある
  • 受け入れ先が見つからない場合は、自宅で処分するのも現実的な手段になる

ちなみに、神社寄りの話になりますが、一般的にお焚き上げが必要とされるのは、今回紹介したお守りをはじめ、お札や破魔矢など、神様に直接かかわるモノ。

神社でもらった袋たち01
▲神社でもらった袋たち

上のような、お守りが入っていた袋などについては、そのまま処分しても構わないようです。

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