岐阜大仏(黄檗宗金鳳山正法寺・岐阜県岐阜市)で御朱印を授かりました。奈良大仏(東大寺)や鎌倉大仏(高徳院)とともに、日本三大仏の1つとされています。
ほかに高岡大仏(大佛寺・富山県高岡市)や東京大仏(乗蓮寺・東京都板橋区)も3尊目として挙げられるようです
正法寺大仏殿。岐阜市重要文化財です
- 御本尊:釈迦如来
- ご利益:悟りを開かせてくれる
- 宗派:黄檗宗
※黄檗宗大本山萬福寺(京都府宇治市)の末寺 - 開山:祖翁千呆禅師
グーグルのCM(下の動画)で日本三大大仏の1つと知り、いつかお参りしたいと思っていたんです。
Google Japanの公式YouTubeチャンネルからです
この記事には、
- 岐阜大仏(正法寺)の御朱印
- 御朱印の頂き方(時間など)
- 境内の様子や見どころ
- 基本情報(アクセス・駐車場など)
といった情報をまとめておきますね。まずは岐阜大仏で授かった御朱印から紹介します。
目次(もくじ)
岐阜大仏(正法寺)の御朱印
右上(奉拝の横)に“日本三大佛”とありますね。左の墨書きは“岐阜大仏殿 正法寺”でよろしいかと
岐阜大仏(正法寺)で拝受した御朱印です。
墨書きのバランス・滑らかさ・メリハリ全てがステキ。今までに頂いた御朱印の中でもトップクラスに入るお気に入りです。
中央の印影(=朱印を押した跡)は“大仏殿”。左下は“黄檗宗金鳳山正法寺”ですね。右上は何だろう。分かる方がいれば教えていただけると嬉しいです
御朱印の見方(=何が書いてあるのか)について、神社とお寺それぞれの具体例をあげながらまとめました。御朱印初心者の方の参考になれば幸いです。
お寺の由緒を挟んで、次の章には、正法寺での御朱印のもらい方(僕がお参りしたときのこと)を書き留めておきますね。
岐阜大仏。岐阜県重要文化財です
- 天和3年(1683年):大休禅師の命を受けた廣音和尚が草庵を結ぶ(お寺の始まり)
- 天明7年(1787年):第11代惟中和尚が大釈迦如来像(岐阜大仏)の建立を発願
- 寛政6年(1794年):頭部が完成
- 文化7年(1810年):大仏殿上棟式修行
- 文化12年(1815年):惟中和尚が遷化
→第12代肯宗和尚が志を引き継ぐ - 文政12年(1829年):大釈迦如来像完成
- 天保3年(1832年):開眼供養。尾張尾州侯の使者を賜る
→織田信長居城以来の盛儀と伝わる
※参拝の栞をもとに作成
頭部創造から実に38年の歳月を費やした大事業。お姿を拝めることに感謝です
岐阜大仏(正法寺)での御朱印の頂き方
- 受付場所:拝観受付(大仏殿入口)
- 御朱印代(価格):300円
- 開館時間:午前9時から午後5時
受付場所:拝観受付(大仏殿入口)
拝観受付にはお守りの取り扱いもありました
岐阜大仏の御朱印は、拝観受付(大仏殿入口)で書いていただきました。上の写真左下の小屋が拝観受付です。
拝観受付に「御朱印帳を先にお預けください」との掲示がありましたよ。
とはいえ、僕が掲示に気づいたのは拝観後。それでもお寺の方が快く記帳してくださいました。ありがたい
御朱印料(金額):300円
御朱印のお代(値段)は300円を納めました。
お参り前に小銭を作りたい(お札を崩したい)場合、お寺の南に自動販売機が並んでいるのを見かけましたし…
コメダ珈琲店 岐阜公園店
駐車場の向かいには、ご覧のコメダ珈琲店もあるので、先にお茶orランチしちゃうのもアリですね。
大仏殿の拝観料は、大人200円(小人100円)です
開館時間:午前9時から午後5時
岐阜観光コンベンション協会のサイトに、開館時間に関する以下の記載があります。
岐阜大仏(正法寺)
開館時間 9:00~17:00
ということで、御朱印を受けたい場合もこの時間を目安にお参りされるのがよろしいかと。
境内の庭園。趣があります
お寺に着いたのは平日の昼12時前。バスツアーの方たちが大仏殿にいらっしゃったので、先に他のお堂にお参りしました。
その後、大仏殿をじっくり見て回り、受付で御朱印をお願いした次第です。
香芳苑。普茶料理(中国風の精進料理)が頂けるようです
御朱印をお願いしてから手元に受け取るまでの待ち時間は5分程度。参拝所要時間は合計で約30分といったところですね。ご参考までに。
お昼時にもかかわらず、丁寧にご対応いただきました。この場を借りて再度お礼申し上げます
旅行関連の広告を挟んで、ココまでに載せきれなかった正法寺の境内風景(フォトギャラリー)をお届けします。
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岐阜大仏(正法寺)の境内風景
- 大仏殿内(写真5枚)
- その他のお堂など(写真4枚)
この2部作で参ります。まずは大仏殿内からどうぞ。
1.大仏殿内(木造阿弥陀如来坐像など)【5枚】
大仏様の御姿をもう一度。耳たぶが大きい。奈良や鎌倉の大仏とはまた違った、優しい表情が印象的でした。
乾漆仏としては日本一の大きさ(像高13.63m)。体内には藤原時代の作と推定される木造薬師如来坐像(秘仏・岐阜県重要文化財)が安置されているとのことです
続いて木造阿弥陀如来坐像。大仏前にいらっしゃいます。平安時代後期の制作と言われており、こちらも岐阜県重要文化財です。
3枚目。大仏の正面には椅子が置かれているんです。大仏様が少しうつむいているので、ココに座るとまるで対面でお話しているよう。
何か”人生のテーマ”を決めて座ったら、大仏様から直々にアドバイスが頂けそう。そんな感覚に包まれました
大仏のまわりを取り囲む五百羅漢像(江戸中期)に…
大仏殿内ラストは賓頭盧尊者。自分の悪いところ(患部)を撫でたあと、同じ場所を撫でると病気が除かれるとされています。ありがたくナデナデしましたよ。
引き続き、その他のお堂などの紹介に移ります。
2.その他の境内風景(運授殿など)【4枚】
1枚目は地蔵菩薩(地蔵堂)。戦国時代の作品と伝わり、正法寺内最古の仏様だそうです。
続いて運授殿。幸”運”を”授”かれそうな縁起の良い名前ですね。鳥居をくぐってお堂に進むと…
扁額とともに美しい天井画がありました。虎がカッコイイ…。
最後は多宝塔(徳川中期)。伊奈波神社境内に奉安されていたモノを、明治10年の神仏混淆禁止令にあたり正法寺に移したそうです。
旅行関連の広告を再度挟んだのち、正法寺の基本情報(アクセス・駐車場など)を載せて記事を締めますね。
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岐阜大仏(正法寺)のアクセス・駐車場など
・住所:岐阜県岐阜市大仏町8
・電話:058-264-2760
・拝観料:大人200円、小人100円
・公式サイト:岐阜 正法寺大仏殿
・アクセス:岐阜公園歴史博物館前バス停(岐阜バス)から徒歩3分
岐阜駅(JR/名鉄)からおよそ5分間隔でバスが出ています。所要時間は約15分、運賃は220円です
・駐車場:あり(無料)
境内南に駐車場がありました。駐車場前の道は北から南への一方通行です。
住職さんでしょうか、御朱印を書いていただいた方の、威風堂々たるお姿も印象に残っています(かつ優しいオーラも纏われていました)。またお参りしよう。
岐阜城の通常御朱印(左)と毎週最終金曜日プレミアムフライデー限定”金の御朱印”(右)
岐阜大仏の近くで御朱印(御城印)を頂けたのは、金華山山頂の岐阜城。織田信長が天下統一の本拠地としたお城です。
御城印の販売場所・ロープウェイ売店まで歩いて6分で着きますよ。詳しくは以下の記事で。
岐阜城(岐阜市金華山)で御朱印(御城印)を頂いたので、もらい方(時間・値段・場所)やアクセス・駐車場情報などともに記事にまとめました。
岐阜護國神社(岐阜市鏡岩)で頂いた御朱印
- 伊奈波神社(徒歩10分・三体の御朱印を拝受。大鳥居横には岐阜善光寺も)
- 岐阜護國神社(徒歩11分・足乳根宮&河童大明神の御朱印も頂きました)
- 橿森神社(車で7分・岐阜三社参りの1つ。岐阜信長神社の御朱印も受けられます)
- 長良天神神社(車で9分・パステルカラーのかわいい御朱印帳も授かりました)
岐阜駅周辺の御朱印スポットをまとめた特集記事もご用意しています。以下からどうぞ!
岐阜駅(JR・名鉄)周辺で御朱印を頂ける神社やお寺を一覧にしてまとめました。地図も載せていますので、御朱印巡りの際にご活用いただければと。
岐阜県の御朱印一覧
岐阜県の御朱印を市町村別に紹介しています。御朱印巡りにご活用いただければ幸いです。