なごやっくす(X@goshuin_dash)です。
飛騨総社(ひだそうしゃ・岐阜県高山市)で御朱印を頂きました。
JR高山駅から徒歩15分。飛騨国内の延喜式内社8社と、六国史所載10社の計18社を祀る飛騨国の総社で、岐阜県特有の社格・金幣社の一つでもあるようです。
(六国史:日本書紀・続日本紀・日本後紀・続日本後紀・日本文徳天皇実録・日本三代実録)
神社のお祭り(例大祭)で奉納される親子獅子舞は、高山市の無形民俗文化財に指定されているんですよ。このページには…
- 飛騨総社の御朱印
- 御朱印の頂き方(場所や時間など)
- アクセス・駐車場情報
などの情報をまとめておきますね。まずは、飛騨総社で授かった御朱印から紹介します。
桜山八幡宮に続いての御朱印拝受です。この日はJR高山駅を起点に、飛騨高山で御朱印巡りを楽しみました!
目次(もくじ)
飛騨総社の御朱印
飛騨総社で頂いた御朱印です。
墨書きは「奉拝・飛騨総社・参拝日」の3要素。印影は「菊紋(八弁菊花)・飛騨総社之印」の2要素でよろしいかと。
力強い筆の運びが感じられ、見ていて元気をもらえる御朱印です。また、印影の菊紋(神紋/社紋)からは、歴史の重みが窺えます。好きだ…!
飛騨総社の由緒は?
総社(そうしゃ/そうじゃ)とは、いくつかの神社の祭神を1か所にまとめて祀った神社のこと。
平安時代に、参拝や祭祀の便宜のために、国司が国内の諸神を国府の近くに勧請・合祀したのが起源です。
飛騨総社も、平安時代の承平元年(931年・朱雀天皇の御代)に創祀され、国司自ら奉仕したという言い伝えがあるんだとか。
その昔、飛騨の国府は飛騨総社から北へ1kmほどの場所(現在の桐生・本母・冬頭あたり)に存在したとされています。
時代の変遷とともに幾度かの盛衰を見た飛騨総社は、江戸時代に高山城主・金森重頼による再興が計られますが、その後また衰退。
これを嘆いた国学者・田中大秀(本居宣長の門弟)によって、また再興が計られ、文政3年(1820年)ごろに今日の祭神列座のもとが作られました。
明治13年(1880年)には、飛騨で最初の県社に。明治20年(1887年)からの大造営では、南向きだった社殿を現在の東向きにするとともに、七日町筋から社頭までの参道が整備され今に至るということです。
飛騨総社での御朱印の頂き方
御朱印の受付場所はどこ?
飛騨総社の御朱印は、社務所併設の授与所で頂きました。初穂料(御朱印代)は500円を納めたと記憶しています。
授与所には、お守りなどの授与品も見やすく掲示されていましたよ。七五三や厄払いといった各種祈祷の予約なども、社務所で受付してもらえそうです。
御朱印の受付時間は?
僕が飛騨総社の御朱印を頂いたのは、平日の午後1時過ぎでした(ゴールデンウィーク期間中)。
御朱印の受付時間は明記されていませんが、飛騨総社の公式SNS(インスタグラム)に「お問い合わせ 朝8時~夕方5時まで」とあります。
御朱印を受けたい場合も、この時間をめやすにお参りされると良いかもしれません。
引き続き、飛騨総社の親子獅子舞(市指定無形民俗文化財)について簡単に紹介したあと、アクセス・駐車場情報に移ります!
飛騨総社の親子獅子舞とは?
▲例大祭での親子獅子舞 奉納の様子 via YouTube 飛騨総社 親子獅子舞
獅子舞は、飛騨地方で祭礼の芸能として欠かせない存在。その中でも飛騨総社の親子獅子舞(おやこししまい)は、ほかでは見られない曲芸的な舞が見どころです。
神社の例祭日(5月4日・5日)には、本隊・分隊に分かれて氏子の各町内を練り歩き、5日の夕方になると境内に約20頭の獅子が勢ぞろいして、9曲の舞を奉納します。
獅子舞の由来についても、由緒の章で登場した国学者・田中大秀が関係しており、寛政9年(1797年 ※文政元年とも)に、飛騨一宮水無神社の神輿を招いて「降雨祈願(雨乞い)」を行った際に奉納されたのが、起源と言われているんだとか。
親子獅子舞の名前が示すとおり、獅子には親獅子と子獅子があり、子獅子は小学校3年生くらいから舞うんだそうですよ。応援したくなりますね!
僕がお参りしたのは、例大祭の2日前にあたる5月2日。境内にはお祭りの準備で、上の車が並んでいました。黒の車体と、どこか黄金色にも見える注連縄&純白の紙垂の対比が美しかった…!
飛騨総社のアクセス・駐車場
▲飛騨総社アクセスマップ via GoogleMap
JR高山駅から飛騨総社へは、東口から北東へ徒歩15分です。
駐車場は、参道脇(二の鳥居と三の鳥居のあいだ)にありますよ。
飛騨総社(ひだそうしゃ) | |
---|---|
住所 | 岐阜県高山市神田町2-114 |
電話 | 0577-32-0687 |
アクセス | JR高山駅東口から徒歩15分 |
駐車場 | 無料(参道南) |
公式ブログ | 総社だより |
まとめ
ここまでご覧いただきありがとうございます。
このページの要点をまとめました。
- 飛騨総社では、力強い運筆の御朱印を頂いた
- 御朱印の受付時間は明記されていないが、神社の問い合わせ時間は「朝8時~夕方5時」
- 参道脇に、参拝者用の無料駐車場あり
おまけ! ページ内に載せきれなかった、境内風景の写真たちです。お参りの際はかわいいハートの飛び石を、ぜひ探してみてくださいね。
場所のヒントは、写真の奥に写っている赤い鳥居…!?
さて、飛騨総社にお参りしたあとは、南へ歩いて10分弱の場所にある飛騨国分寺(ひだこくぶんじ)へ。
飛騨国分寺では、お寺のシンボルである大銀杏や三重塔がデザインされた御朱印帳を授かりました。以下から次のページへお進みください。
次のページはこちら【飛騨国分寺】
歴史ある飛騨国分寺(岐阜県高山市)で2種類の御朱印とオリジナル御朱印帳を頂きました。このページに、御朱印を頂いた場所・時間や、大イチョウ・三重塔・さるぼぼ堂といった境内の見どころ、さらにはアクセス・駐車場情報などをまとめておきますね。
岐阜県の御朱印一覧
岐阜県の御朱印を市町村別に紹介しています。御朱印巡りにご活用いただければ幸いです。
参考URLなど
- 飛騨総社の祭神「式内八神」「式外十神」の具体的祭神名・読み方を知りたい。 – レファレンス協同データベース
- 風土を温める シリーズ高山の文化財13 親子獅子舞 – 高山市
- そのほか、参拝時に頂いた『飛騨国総鎮座 飛騨総社概記』などをもとに作成
※ページ内で紹介している情報は変更になる場合があります。最新情報は現地などでご確認ください