なごやっくす(Twitter@goshuin_dash)です。
尾張四観音とは、尾張地方で古くから信仰を集めてきた、観音様を本尊として祀る4つのお寺のこと。
- 荒子観音(名古屋市中川区)
- 笠寺観音(名古屋市南区)
- 龍泉寺観音(名古屋市守山区)
- 甚目寺観音(あま市甚目寺)
名古屋城を中心として見たときに、その年の恵方にあるお寺は「恵方の観音様」として、節分祭が大盛況&初詣の人気スポットにもなっています。
いざお参りすると、どのお寺にも「立派な山門・本堂・二重塔(or三重塔)」があって、さすが古刹といった感じでした
この記事には、尾張四観音巡りを考えている方に向けて…
- 4つのお寺それぞれの見どころ(写真3枚ずつ)
- 1日で回る場合のタイムスケジュール例
といった情報をまとめておきます。
まずは名古屋駅から20分の場所にある、荒子観音の見どころからいきますね。
目次(もくじ)
【尾張四観音巡り】お寺の見どころ
1.荒子観音(名古屋市中川区)
尾張四観音1つ目は、荒子観音(浄海山円龍院観音寺)。
大小1250体あまりの円空仏があることで有名なお寺です。
本坊前の円空仏です(上の写真)。
ほかの円空仏は、毎月第2土曜日の午後1時から午後4時に拝観できます。
境内で目を引いたのは多宝塔(二重塔)。
国の重要文化財で、名古屋市内で最も古い木造建築物とのことです。
荒子観音では、お寺の方が笑顔で話しかけてくださり、ステキなお参りとなりました。詳しくは以下の記事をどうぞ
荒子観音(浄海山円龍院観音寺・名古屋市中川区)で御朱印を頂いたので、頂き方(場所等)や境内の様子と共に記事にまとめました。尾張四観音の1つです。
2つ目の笠寺観音へは、車で約30分、電車だと約50分での到着です。
2.笠寺観音(名古屋市南区)
尾張四観音2つ目は、笠寺観音(天林山笠覆寺)。
玉照姫と藤原兼平が結ばれたエピソードから、縁結びのご利益で有名なお寺です。
上のお堂に玉照姫と藤原兼平が祀られています。
お堂前には「結びの柱」も(写真左下)。
穴の中で大切な人同士で手をつなぐとイイんだとか。
僕は一人でお参りしたので、穴の中で自分の手と手をつなぎました。切ない
上は「人質交換之地石碑」。
徳川家康と織田信広(織田信長の異母兄)との人質交換が、笠寺観音で行なわれたんです。
お寺についてさらに詳しくは以下の記事をどうぞ。
笠寺観音(天林山笠覆寺)で御朱印を頂いたので、もらい方(場所や時間など)や境内の様子とともに記事にまとめました。縁結びのご利益で有名です。
宿泊施設の広告を挟んで、龍泉寺観音(守山区)の紹介に移ります。
広告は、僕が名古屋観光する立場なら、ココに泊まるかなぁという「ベッセルホテルカンパーナ名古屋」。
立地・料金・口コミ評価のバランスが決め手ですね。
3.龍泉寺観音(名古屋市守山区)
尾張四観音3つ目は、龍泉寺観音(松洞山大行院龍泉寺)。
笠寺観音から車で約30分、公共交通機関だと約70分での到着です。
上の写真は本堂。明治39年に放火で焼失するも、焼跡から慶長小判100枚が掘り出されたため、ソレを基金として再建したそう。ドラマチック!
鐘楼堂に「心をこめて 一打拾円」とあったので、鐘を撞かせてもらいました。
間近で鐘の音を聴くと、邪念が一気に吹き飛びますね。
最近だと、比叡山延暦寺(滋賀県大津市)でも「開運の鐘」を撞いたなぁ。ブラタモリでタモリさんも撞いていた鐘です
守山区唯一のお城・龍泉寺城も見学しましたよ。
日曜&祝祭日のみの開館です。参拝したときの様子は以下の記事をどうぞ。
龍泉寺(名古屋市守山区)で御朱印を授かったので、もらい方(時間など)や境内の見どころとともに記事にまとめました。尾張四観音の一つでもあります。
最後の甚目寺観音へは、車で約30分、公共交通機関だと約60分での到着です。
4.甚目寺観音(あま市甚目寺)
尾張四観音4つ目は、甚目寺観音(鳳凰山甚目寺)。
山号がかっこいい。平等院鳳凰堂(京都府宇治市)を思い出すなぁ。
上の写真は三重塔です。
国の重要文化財に指定されており、三重塔としては日本国内で有数の高さを誇ります(28m)。
境内12か所を回ると記念品がもらえる「甚目寺観音諸堂巡拝(スタンプラリー)」にも挑戦しましたよ。楽しかった!
12か所の写真など、お参りしたときの様子は以下の記事にまとめました。合わせてご覧ください
甚目寺観音(愛知県あま市)で御朱印を授かったので、頂き方(時間など)や境内の様子とともに記事にまとめました。御朱印帳の取り扱いもありましたよ。
旅行関連の広告を再度挟んだのち、尾張四観音のおすすめの回り方(タイムスケジュール例)をのせて記事を締めますね。
広告はバスツアーでお馴染みのクラブツーリズム。
「お寺」で検索したところ、117件のツアーが該当しました(記事執筆時点)。充実してるなぁ。
尾張四観音の回り方【タイムスケジュール】
到着時刻 | 概要 | 出発時刻 |
---|---|---|
– | 名古屋駅 | 08:30 |
名古屋駅→高畑駅 (地下鉄東山線) | ||
08:50 | 荒子観音 | 09:40 |
高畑駅→名古屋駅→本笠寺駅 (地下鉄東山線・名鉄名古屋本線) | ||
10:30 | 笠寺観音 | 11:20 |
徒歩(すぐ近く) | ||
11:25 | うなぎ鳥辰でランチ | 12:25 |
本笠寺駅→金山駅→大曽根駅→竜泉寺口 (名鉄・JR中央本線・ゆとりーとライン) | ||
13:30 | 龍泉寺観音 | 14:20 |
竜泉寺口→大曽根駅→金山駅→甚目寺駅 (ゆとりーとライン・JR・名鉄) | ||
15:40 | 甚目寺観音 | 16:30 |
甚目寺駅→名古屋駅 (名鉄津島線) | ||
17:00 | 名古屋駅 | – |
上が尾張四観音を公共交通機関で巡る場合のタイムスケジュール例です。
名古屋観光に来る友達に、尾張四観音を案内するとしたら、どんなプランがイイかな…
と思案しながら作りました。
なお、車ならグッと移動時間を短縮できますので、場合によってはレンタカー利用もご検討いただければと。
- 名古屋駅から荒子観音:15分
- 荒子観音から笠寺観音:30分
- 笠寺観音から龍泉寺観音:30分
- 龍泉寺観音から甚目寺観音:30分
- 甚目寺観音から名古屋駅:20分
参考までに、以下は楽天レンタカーへのリンクです。
価格を一括比較できるのが便利。先日、熊本観光した際にも利用しました。
さいごに
最後までお読みいただきありがとうございます。
この記事が、尾張四観音巡りの一助になれば幸いです。
僕も記事を書いていたら、また尾張四観音にお参りしたくなりました。折をみて参拝するぞ!
名古屋市の御朱印一覧
名古屋市の御朱印をエリア別に紹介しています。御朱印巡りにご活用いただければ幸いです。